生きるとか死ぬとか父親とか〜第4話〜(#88)
時代とか 東京とか 面影とか
両親の「思い出の場所」、銀座を巡る旅。
特に今回は「東京」という土地柄が大きく影響している。
東京はお店の入れ替わりも激しく、他の土地と比べても両親が行きつけだったお店が残っていることの方が可能性は低いだろう。
東京ほど諸行無常を感じる街はないのではないか。
感想。
ここからはドラマを見て思ったこと。
ふと、
「自分の両親の思い出の場所はどこだろう?」
と思い返した。
聞いた記憶は全く無い。
「思い出の場所」
「思い出の店」
…何も知らない。
自分の記憶に残っている家族で通っていたお店も、家の近くのラーメン屋くらい。
街が変化していく
自分の立場や年齢も変化していく
「もしあのとき○○していたら」
の選択肢を考えて、違う選択をしていたら今とどう違う人生になっていただろう。
そんなことを振り返ると、今と違う人生を歩んでいた可能性はいくらでもある。
このドラマは
「父親とともに生きている今」
を現在進行系で描いているが、それと同時に、
「自分自身の人生の振り返り」
もしているように感じる。
「父親の歴史」を振り返ることは、「自分自身の歴史」も同時に振り返らざるをえない。
このドラマをジェーン・スーさんのラジオや書籍の延長として観ていたけども、改めてドラマとして観るとまた違った受け取り方をしている自分がいる。
毎回楽しみで仕方ない。
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