ホームで快勝10戦無敗(#128)
明治安田生命J1リーグ 第18節
横浜F・マリノスvs名古屋グランパス
2-2 引き分け
開幕フォーメーション
サイドバックは松原健とティーラトン。
中盤は扇原貴宏が累積で出場停止に伴い岩田智輝。
ワントップは杉本健勇が加入後初スタメン。
交代1(59分)
OUT:エウベル
IN:水沼宏太
交代2(74分)
OUT:前田大然 IN:仲川輝人
OUT:マルコスジュニオール IN:天野純
OUT:松原健 IN:小池龍太
交代3(81分)
OUT:杉本健勇 IN:レオセアラ
全体の感想
開始から名古屋は積極的にプレスを掛けてきた。
特に右サイドの松原を狙っていたように見えた。
だがGK高丘陽平まで戻した時はプレスを止めていたため、そこからボランチなど中央に当てて打開することが出来たので、プレスをかわすことが比較的容易にできた。
早めの時間帯で杉本健勇のヘッドから先制して、前半終わりにマルコスジュニオールの追加点。
前半の時点で試合の流れは掴めたため、試合としては難しくならずに済んだ。
後半から名古屋はマテウス、相馬勇紀、シャビエルを投入してきたが、マテウスの個人技以外はそこまで脅威に感じなかった。
全体を通して、マリノスの切り替えが早く、ボール回しのテンポも早く、名古屋はとてもやりにくかったのではないかと思う。
選手別振り返り
---杉本健勇
もっと前線でプレイしてほしい気持ちはあるが、下がりながらもボールを受けた時にちゃんとキープできるし、小手先のテクニックでかわして逆サイドへ展開など出来ていた。
オナイウ阿道よりもチームとしては合うかもしれない。
エウベルからのアーリークロスを左足で合わせたシュートが決まっていれば、「点で合わせるゴール」が増えれば、もっと良くなる。
---喜田拓也
やっぱり神様に変わりなかった。
ボール回しに参加し、常に「カラダノムキ」を意識していた。
ボールを受ける前に首を振り、パスの強さとスペースを瞬時に判断してパスをトラップせずに身体の動きだけで相手をかわすことも増えてきた。
またネガトラ、ポジトラともに守備の要になれていて中央のスペースをしっかり消し、強く当たりにもいけていて完璧。
---岩田智輝
もう言わずもがな。
正直、小池龍太と岩田智輝がチームの心臓たと個人的には思う。
岩田智輝がいるかいないかでチームの質は変わる。
---天野純
途中出場でも存在感は大きい。
試合終盤のレオセアラのシュート(ランゲラックに好セーブで阻まれたが)もワンタッチで相手をかわして岩田智輝に繋いだところから。
それ以外にも以前に比べボールを奪われることは減ってきた。
好調な証だろう。
---松原健
杉本健勇が下がったスペースへ果敢に顔を出すなど縦横無尽に動き回った。
小池龍太とは違う良さがある。
チームで最もスタメンに悩むのは右サイドバックではないだろうか。
---高丘陽平
加入当初は「勝運」に恵まれなかったし、今シーズン始めはスタメンでもなかった。それでもいまは抜群の安定感。
ポジショニングもよく、前に出過ぎず、攻撃の時はちゃんと最終ラインからのパスコースを作るよう動けている。
セービングも安定している。
着々と守護神になってきた。
最後に
今シーズン負けたのは
川崎フロンターレ
鹿島アントラーズ
の2戦のみ。
ちゃんと「強い」。
ボスの築いたチームスタイルを松永暫定監督が引継ぎ、ケヴィンマスカット新監督も今のところ継続している。
チームのスタイルは一貫しているが、個性の異なる選手が活躍できている。
唯一気になるのは、オナイウ阿道移籍以降、水沼宏太がちょっと調子を落としているところ。
元セレッソで一緒にプレーした杉本健勇の加入で調子を取り戻してほしいところだ。