チームの成熟を感じた試合(#89)
ちょっと遅くなったけど先週末の試合の振り返り。
明治安田生命J1リーグ 第13節
横浜F・マリノスvsヴィッセル神戸
2-0 勝利
開始フォーメーション
これが現時点のレギュラーと言っていいのだろう。
個人的には、小池龍太と岩田智輝がサブなのが残念。
この2人がサブに控えてると考えるだけで層の厚さは誇れる。
前半の感想
@20分
マルコスジュニオールの負傷から天野純投入。
OUT:マルコスジュニオール IN:天野純
この日のアマジュンは抜群。
嫌なとこに顔出ししてチームに必要なタスクをこなしつつ、個としての能力もきちんと示すことができる日になった。
@41分
天野純が中盤底でボールを受けると逆サイドの裏へロングフィード。
ティーラトンが追いつきダイレクトで折り返しオウンゴールを誘った。
天野純、素晴らしいよ、ホントに。
後半の感想
神戸はイニエスタや郷家などを投入し、攻撃に力を入れ始める。
イニエスタのスルーパスは絶品。
生で観たかった…
@73分
マリノスも勝ち切るために攻撃陣をリフレッシュ。
OUT:オナイウ阿道 IN:レオセアラ
OUT:前田大然 IN:水沼宏太
@80分
相手GKのミスフィードを中盤で奪いカウンター。
エウベルがシュートを打つも弾かれるが、天野純が冷静にコースに押し込みダメ押しゴール。
アマジュン、この日のヒーローです。
@90分
試合をキレイに締めるためにクローザーの選手を投入。
OUT:天野純 IN:渡辺皓太
OUT:エウベル IN:小池龍太
全体の感想
DAZNで観戦していたが解説の方がマリノスが攻めあぐねていると言っていた。
しかしこの試合においては「遅攻」をバリエーションの1つとして用意してるだけと感じた。
シーズン序盤は攻めあぐねて点を取り切れない試合もあったが、今はちゃんと意図して遅攻を選択している様子がある。
それを可能にしているのが、おそらくエウベルの存在。
エウベルは良くも悪くも「これといった特徴のない選手」と思っていた。
しかしこの見方は間違っていた。
昨年までは前線でゲームを作り出すのはマルコスジュニオールの役割だったが、エウベルも同様にゲームクリエイトができる選手であることがわかってきた。
当たり負けして前線でボールを取られることもなく、足も前田大然や仲川輝人がいるため速く感じないが、見てる限りではおそらく速い方。
またボールロストも少ない。
前線の選手の「被ファウル数」を見ると、
マルコスジュニオール:6
https://www.jleague.jp/sp/player/1624318/#discipline
エウベル:17
https://www.jleague.jp/sp/player/1632263/#discipline
前田大然:6
https://www.jleague.jp/sp/player/1600186/#discipline
オナイウ阿道:9
https://www.jleague.jp/sp/player/1400082/#discipline
となっており、エウベルは簡単にボールを失わない選手であり、奪われそうな時はファウルを受けマイボールにできていることがデータからもわかる。
また1試合平均の「チャンスクリエイト」数はリーグ5位。
https://www.jleague.jp/sp/player/1632263/#attack
今やチームに欠かせない存在となっている。
今週末のアウェイ鹿島戦。
今シーズンの優勝争いに残るためには絶対に負けられない戦い。
勝手なイメージだが、過去の鹿島戦は天野純のフリーキックが虹をかけてくれる期待を持てる。
今から楽しみだ。