生きるとか死ぬとか父親とか〜第9話〜(#100)
第9話 過去とか 娘とか 真実とか 〜あらすじ〜
編集者から父親との話ではなく、母親の話を書いてみては?と提案される蒲原トキコ。
一度は断るが、父親と母親について思い出話をしている最中に、母親についてちゃんと向き合えていないことに気付く。
そして、「母親の話」を書くことに決めた。
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蒲原トキコの若い頃亡くなった母親の回想シーン。
父親が肝炎で入院している時、毎日、母親は看病に行っていた。
しかし同時期、母親の癌が見つかる。
そして母親も入院することに。
母親の癌を知り、父親の精神状態はボロボロに。
母親の癌摘出手術は成功し、報告しに父のお見舞いに行く蒲原トキコ。
だが病室に母親の嫌いな花が飾られていることに気付き、父親の背後にある女性の存在を再確認する。
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感想
今回は「親孝行」について考えさせられた。
わたしの両親はまだ大病せず健在だ。
だがあと10数年、やもすれば数年以内になにか起きてもおかしくない年齢である。
ドラマを通じてわたし自身も母親のことをまったく知らないことに気付かされた。
いや、母親に限らず、父親も同じだ。
好きな食べ物や、好きな色すらはっきりとわかっていない。
正直、母の日や父の日も最近はおざなりだ。
20代の頃は色々と意識していたが、30代となってからは自身の体調も崩しがちでおざなりになってしまっている。
もっと両親のことについて知らないといけないなぁと思うと同時に、
後悔のない親孝行はなんだろう?
とも考えた。
いずれ人は亡くなる。
わたしも、わたしの両親も例外ではない。
当然の事実だ。
なにをすることが親孝行になるのだろう。
物や旅行をプレゼントすること
一緒に旅行に行くこと
実家で一緒の時間を多く過ごすこと
(結婚すらしていないが)孫の顔を見せること
なにがいいのだろうか?
答えなんてないだろうが定期的に考えておきたいな、と思う。
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