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YouTube番組「WinWinWiiin(ウィンウィンウィーン)」を観て思ったこと(#48)
YouTubeの番組を観て思ったこと。
なんか時代が一気に変わった感覚を味わった気がしました。
もしお暇なら読んでいただければ幸いです。
※芸人さんやテレビ業界の方々、YouTubeに出てる方々へのリスペクトはもちろんありますが、記事内ではすべて敬称略で書かせて頂いてます。ご了承ください。
けいちょんチャンネルが面白い
最近、極楽とんぼの山本圭壱がやっている
「極楽とんぼ山本圭壱 けいちょんチャンネル」
が好きで欠かさず観ている。
昔からお笑い番組が好きでめちゃイケにどっぷりハマってた世代なので、YouTubeで山さんが観れるのはとても嬉しい。
特にマッコイ斎藤が出てる回はハズレがなく、繰り返し観た回もあるほど。
山さんは10年間の謹慎があったからなのか、なんだか昔のバラエティを観てるようなワクワク感があって、とても楽しい。
好きな山さんがゲストで出たから観てみた
その山さんがゲストということで、YouTube番組「WinWinWiiin(ウィンウィンウィーン)」を観てみた。
番組では山さんの謹慎期間についての話であったり、宮迫の今の現状の話など、楽しく観れた。
(ネタバレしたくないので、観たい人は観てください。)
YouTube番組「WinWinWiiin(ウィンウィンウィーン)」は今回初めて観た。
今回が番組として3回目らしい。
この番組は、
オリラジあっちゃんの得意なプレゼン力
+
宮迫のアメトーークで培ったトーク力
があってできていると思う。
山さんがゲストだから観たものの、観終わった後で、なんかわからんけどYouTubeの存在意義を考えてしまった。
確かに内容はテレビでは扱いにくい内容だろうなとも思ったし、楽しく観れた。
YouTube番組「WinWinWiiin(ウィンウィンウィーン)」を観て思ったこと
でも。
でもなんだよ。
結局のところテレビのフォーマットに則った、今までのトーク番組なんだよ。
MCが二人いて、ゲストを招いてトークする。
オリラジあっちゃんがメインMCで、宮迫はフォローというか全体的なバランサーのような役割。
今までオリラジあっちゃんは、テレビではこういうメインでのトーク番組を持ってなかった気がする。
宮迫も未だアメトーークに戻れてないけど、この番組ではアメトーークの立ち位置に結構似てる。
二人のやりたいことがうまく重なったから実現したと思うんだけど、これがYouTubeでやりたかったことなのかな?
結局、テレビではスポンサーやいろんなしがらみがあってできないことをYouTubeでやるというのが、YouTubeの使い方・立ち位置なのか?
自分がテレビを使ってやりたいことをテレビではできないから、テレビのフォーマットに則ってYouTubeでやることがYouTubeの使い方なのか?
セットもテレビと見劣りしなかったし、ちゃんとお金も掛けてるんだろうと思う。
でも、このようなトーク番組をYouTubeでやるんだったら、テレビとYouTubeの違いって何?と思っちゃう。
テレビ番組の焼き回し感が半端ない。
メリットとしては、番組の編集権限をテレビ局に渡すんじゃなくて自分たちで持てること?
テレビ番組での編集であれば自分の思った通りにならないけど、自分達で編集できれば伝えたいように伝えられる。
自分で編集しなくても、気心の知れたフリーのディレクターであればその人と相談しながら伝えたいように編集できる。
自分はテレビ業界の人間でもないけど、なんだかとても考え込んでしまった。
別にこの番組を貶してる訳でもなく、楽しいから、観たいゲストの時は観ると思う。
素晴らしい番組だと思うし、オリラジあっちゃんも宮迫もそれぞれの立場で自分の考えをもって進んでいるので素直に素晴らしいと思う。
でも、もし今後、これが芸能人のYouTubeの使い方のスタンダードになるなら、もうバラエティ番組におけるテレビの役割はほんとになくなるんじゃない?
これがYouTubeでできるなら、もうテレビいらないじゃん。
やっぱりテレビ業界の人が関わってるYouTubeチャンネルはとても観やすいし、素人YouTuberとの編集の差は歴然としてる。
今回の「WinWinWiiin(ウィンウィンウィーン)」を観て、改めてテレビとYouTubeの差別化・棲み分けってどうなるんだ?って思ってしまった。
YouTubeでもバラエティ番組が増える?
テレビで活躍している芸能人がYouTubeをやる場合は、プライベートの公開や番組の裏話、ゲーム配信、芸人さんであればネタ配信やドッキリ企画など、「芸能人主体」で考えたであろう企画をやっていることが多かった。
対して、ちょっと前にとんねるずの石橋が始めた「貴ちゃんねるず」。
「貴ちゃんねるず」も面白いしときたま観てるんだけど、これもテレビでやっててもおかしくないようなクオリティと内容。
「貴ちゃんねるず」はとんねるずの石橋貴明がやってる番組ではあるけど、演出にマッコイ斎藤が関わってるからほぼもうテレビ番組。
マッコイ斎藤はテレビ局員ではなく、いわゆるフリーのディレクター。
「とんねるずのみなさんのおかげでした」とか石橋貴明と長年の間タッグを組んで有名番組を手掛けた人なわけだから、つまらない番組の訳がない。
冒頭に挙げた「極楽とんぼ山本圭壱 けいちょんチャンネル」もめちゃイケを作っていた、フリーディレクターの松本ディレクターが演出している。
(けいちょんチャンネル内ではマッコイ斎藤に「チャバネ松本」とかあだ名を付けられてたけど…)
今後、テレビ業界にさらにお金がなくなったら、今まではテレビ業界にいたフリーのディレクターがYouTubeに移行して「テレビ的なフォーマットに則ったYouTubeのバラエティ番組」が増えてくのかな?
今まではフリーのディレクターに頼りながら続けていたテレビ番組が、フリーのディレクターが自分のやりたいことをYouTubeでやり始めて収益化出来るようになったら、テレビの仕事を受けること減ってくるだろうな。
業界のことなんにも知らないけど、もし今までテレビ業界でバラエティ番組を作っていたディレクターなどがYouTubeに移行したら、「芸能人とディレクターと構成作家」がセットでYouTubeに移行してYouTubeで番組を作るなんて普通になるんだろうな。
今度は「YouTubeのテレビ化」が始まっていくんだろうか。
異彩を放つYouTubeチャンネル
好きなYouTubeとして1つ挙げておきたいものがある。
これもフリーのディレクターがやってるYouTube番組なんだけど、わたしが観てる中では異彩を放ってる。
この番組は有名無名問わず、一人ひとりの人生をインタビューする番組。
東野幸治が出ている回もあれば、全く知らない素人の方が出ている回もある。
たまたま東野幸治が出てる回を見てこの番組を知ったような記憶だけど、観てたら楽しくて他の回も気になって、気付いたらいろんな回を観てしまった。
自分の人生しか生きられないから、人の人生ってなんか気になるもんね。
とても面白い番組なので、もし興味を持ったら観てみてほしい。
以上、終わり。