ヘッドレスCMS 選び方:未来のweb体験を演出するのは、どのCMS?
ヘッドレスCMS 選び方について、書いていきます。先日、数人のお客さまから、ヘッドレスCMS 選び方を聞かれました。お客さまといっても、SI系の企業のPM、プロデューサークラスの方なので、ベースの知識があるので、ヘッドレスCMSとは、から話しても、聞いてくれたかんじでしたね。
ヘッドレスCMS 選び方は、何を重要ポイントとして考えるか?メリットは何なのかが、ポイントになってくると思います。そもそも、webサイトのプロジェクトで、ヘッドレスCMSが、どんな成功体験に影響するのか。ここを一緒に考えていきましょう!
ヘッドレスCMS 選び方 原則の考え
まず、そもそも論として、ヘッドレスCMSで、何をしたいかが、言語化できるかどうか?ですね。
ヘッドレスCMSする必要があるか?
なぜ、ヘッドレスCMSにしたいのか?
ヘッドレスCMSで、どんなメリットを受けたいのか?
ここら辺を言語化、文言化できることがポイントだと思っています。
上記から派生して、
誰が
どんな
といったポイントで、言語化できるといいですよね。
そこらへんが明確になってくると、ヘッドレスCMSの選択がwebサイトのリニューアル、構築のプロジェクトで、どんな役割を受け持つのかが、わかってくると思います。
ヘッドレスCMSとは
原点に返って、ヘッドレスCMSとは?どんなCMSでしょうか。ヘッドレスCMSの基本的な概念と特徴を書いていきます。
ヘッドレスCMS(Headless CMS)とは、管理画面とフロントエンドが、別々のCMSで切り離されているCMSです。その結果、コンテンツの制作・管理は、汎用的な管理画面から更新・制作ができるようになるため、コストメリットがあがる仕組みになっています。
従来のCMS(トラディショナルCMS)と異なるのは、これによって、フロントエンドを自由に構築できます。その結果、webサイトやアプリのデザインや機能をカスタマイズしやすくなり、UIUXが向上します!
またデバイスに依存しない構造で作れるので、AI系システムとも相性が良くなります。
ヘッドレスCMSとは?については、もう、「ヘッドレスCMSとは?」の記事にて、詳細は紹介済なので、以下を見てみてください。
API(Application Programming Interface)を通じて、コンテンツデータを取れるので、コンテンツデータのDB化が進みますね。
ヘッドレスCMSの重要性
ヘッドレスCMSの重要性は、個人的には、
フロントエンドのデザイン拡充
コンテンツデータのDB化
が大きいと思います。
また、表示速度の高速化もしやすくなるので、ヘッドレスCMSの導入によって、SEO対策の点でもプラスに働くと思います。
未来のwebサイトにおいては、コンテンツ、各種データのDB化は、重要な資産として、重要視されてきます。なので、未来のことを考えると、ヘッドレスCMSにしておくメリットは大きいですね。
ヘッドレスCMS 選定 着目点
ヘッドレスCMS 選定 における着目点は、大きな点で見ていくと、
webプロジェクトの目的
ヘッドレスCMSにする目的
コスト
リソース
だと思いました。
エンジニア視点で考えると、面白そう!と思う部分があっても、プロデュース観点で考えると、変わってくる部分もあります。
具体的に、ヘッドレスCMS で、何を選ぶ?どう選ぶ?の部分で会話をしましょうか。
ヘッドレスCMSの選ぶ方法として、要件をまとめていくと。
リソース
コスト
カスタマイズ性
スケーラビリティ
といった要件がメインですね。
扱える人がいなければ、当然、だめですし。
コスト要件と抵触しているかどうかもポイントですよね。
また、選んだヘッドレスCMSが、パッケージ的になっていて、カスタマイズできなかったら、今後の機能拡張のネックになります。
スケーラビリティも同じように、今後のことを考えたときには大きな要件です。負荷が高すぎたり、扱えるテンプレートや、画像、動画の数に限界があってはつらいですからね。
主要なヘッドレスCMSは?
ここでは、主要なヘッドレスCMSについて、簡単に触れていきます。
人気のあるヘッドレスCMSの例としては、
Strapi
Contentful
microCMS
Prismic
などがあります
個別に紹介していきますね。
Strapi
Strapi 公式 サイト
https://strapi.io/
Strapi は 無料のオープンソースソフト。Node.jsベースのCMSで、自分でサーバーに載せて稼働させるシステムです。
SQLiteで動かせるため、軽量型のCMSとして稼働させるには便利です。
日本語のドキュメントがないのが大変ですかね。
Contentful
Contentful 公式 サイト
https://www.contentful.com/
無料プランもあるContentful。日本でも、活用が進んでいます。
実は、友人から紹介されて、勉強しています。
Contentfulは、ドイツ発のヘッドレスCMS。「Spotfiy」「WeWork」でも、使われているんだとか。実績が高いですです!
markdown記法なので、wiki的にも使えます。
100ミリ秒未満の範囲のAPIペイロードが実現されているのもいいですね。
microCMSに比べると、日本語のドキュメントは少ないですが、コミュニティも増えてきているので、いいかんじになってきています。
コスト的にも、microCMSより、安いです!
microCMS
microCMS 公式サイト
https://microcms.io/
2019年誕生の国産ヘッドレスCMS。国産CMSで完全日本語対応で、ドキュメントもわかりやすいですし、日本語でサポートも受けられます。
microCMSについては、以下で詳しく?書いてます
Prismic
Prismic 公式 サイト
https://prismic.io/
フランスのヘッドレスCMSは、Prismic。
フレームワークを自由に使用できるPrismicは、多くのエンジニアによって、利用されています。実際に、全世界で、5,000社以上の実績です。
Googleや、NETFLIXでも利用実績があり、かつ、あの楽天でも実績があるみたいですね。さすが、フランスのCMSです。
高いレベルのSLAを展開していて、サーバのメンテナンスが不要なのもすばらしいですね。ECの場合は、Prismicいいかもですね。
人気のヘッドレスCMSの中でも、Prismicは、2013年発祥なので、歴史も古いですね。
まとめ ヘッドレスCMSの選び方
ヘッドレスCMSの選び方は、イメージできましたでしょうか?
ヘッドレスCMSの選び方は、
目的の明確化
が重要です。
ここを意識して、webプロジェクトの中身と照らし合わせてみましょう。