SUMMER SONIC OSAKA(サマソニ大阪)2024 感想とセトリ
前置き
大学受験中だった2015年、どうしても都合がつかなかった2018年、コロナで大阪に行くのを控えた2022年以外は毎年参加しているサマソニ大阪。
盆明けの恒例行事として、今年も行ってきた。
毎年サマソニには洋楽フリークの母と参加していたが、今回は初めて一人で参加した。
入場まで
2025年の方の万博の関係で舞洲が使えなくなったため、今年から会場が万博記念公園へと変更。
今回出入り口が1カ所に集約されたので、入場までに1時間かかったのはつらかった……。
tonun
tonunは『Friday Night』がラジオ各局でヘビロテされていることをきっかけに、気になる存在に。
入場に想定以上の時間がかかったこともあり、ステージに近付く頃に1曲目の『Friday Night』のイントロが聞こえて、まあ焦る焦る。
しかしなんとか全曲楽しむことができた。
特に3曲目の『Sweet My Lady』が好みで、今でもヘビロテしている。
広島出身の同郷ミュージシャンなので、これからも応援していきたい。
LAUREN SPENCER SMITH
リハから離婚伝説を見る選択肢もあったが、そうするとフェス前半日本人アクトしか見ないタイムテーブルが形成されてしまう。
「せっかく洋楽フェスに来たのにもったいない」と思い、10分強ライブを鑑賞。
ライブを見られた時間が短過ぎて、あまり印象が残っていないのが本当に申し訳ない……。
離婚伝説
こちらもラジオのヘビロテきっかけで気になっていたユニット。
ノーMCで、短い持ち時間ながら8曲ぶっ込んだライブを見せてくれて、めちゃくちゃしびれた。
特に、「愛が一層メロウ」を会場一体でシンガロングしたのが楽しかった。
ボーカルの松田さんは、最後の曲のボーカルパートが終わると一足お先にステージを後にしていて、椎名林檎が思い出された。
ハンブレッダーズ
離婚伝説を最後まで見て移動したので、ライブを見られたのは『DANCING IN THE ROOM』から。
ハンブレのライブを見たのは実に4年ぶり。
ここ数年は全然曲を聴いていなかったので、「曲がなんも分からん……」と、浦島太郎状態だった。
そんな中でもステージを縦横無尽に動き回るでらしさんと、ムツムロさんの書く歌詞の良さは相変わらずで、なんだかじんと来てしまった。
音楽の趣味がシティポップ寄りになってきて、最近はどストレート邦ロックを聴く機会がどんどん減ってきているけれども、「銀杏BOYZ直系影響下の青春ロックを聴くのも悪くないな」と、久々に感じさせれたライブだった。
ano
あのちゃんももちろん見たかったが、正直言うと一番のお目当てはバンマスのTAKU INOUEさんのギタープレイを見ること。よっ、ホテル王!!(古い)
しかもイノタクさんは、ライブ当日誕生日!
おめでたい日に当人を拝むことができて、何よりうれしかった。
あのちゃんソロと言えば、代表曲は『ちゅ、多様性。』になるのだろうが、私がダントツで一番好きな楽曲は、クリープハイプの尾崎世界観さんが提供した『普変』。
ライブの演出として、MVの映像を再編集したものが後ろのスクリーンに映し出されており、『普変』の演奏中にもMVに出てくる「嫌い」「キモい」といったあのちゃんを悪く言うポストがたくさん流れてきた。
「嫌い」「キモい」といった言葉は、誹謗中傷として法的に対処することは難しいのかもしれないけれども、少なくとも私自身は特定個人に対してそんな言葉をネットの海に投稿したくないな、と改めて思った。
ONEREPUBLIC
かなり押して始まった影響か、東京と比較すると曲数が減っていた模様。
Maroon5が好きなので、ライアンの弾き語りで『Maps』が聴けてうれしかった。
『Halo』を弾き語りで歌う際に、ライアンが「ビヨンセみたいにうまく歌えないけど……」というMCをしていたが、いや普通にうまいんだよな。
『Apologize』を聴けたあたりで、フェニックスのことを考え途中離脱しようかと思ったが、ラストに『I Lived』と『Counting Stars』の連続パンチを食らって、帰るに帰れなくなった。
ワンリパは『Native』世代なのよ。
PHOENIX
今年のサマソニ、個人的ベストアクトはフェニックスだった。
結局最後までワンリパを見たため、マウンテンステージの入り口付近でリストマニアのイントロが聞こえてきて、「うわあああああ」と絶叫しながらステージまで走る。
なんとか1曲目からライブを見ることができた。
全曲良かったが、冒頭のリストマニアからのエンターテイメントでめちゃくちゃぶち上がって、最高を更新した。
前述のワンリパもそうだが、私が一番熱心に洋楽を聴いていたのは2013年頃なので、私の中でのフェニックスは『Bankrupt!』なのである。
エンターテインメントのコーラスで飛び跳ねるのはめちゃくちゃ楽しいぞ!
PAブース前のステージ前方の後方側は、ちょうど陰になっているかつ、メンバー全員の姿もよく見え、かなり快適な環境でライブを見ることができたのも良かったなと思う。
ラストは鉄板の『1901』で締め、トマが客降りしてライブ終了。
あなたパリ五輪閉会式でも客降りしてましたもんね……笑。
BELLE & SEBASTIAN
フジロックじゃないのか!??????????
ベルセバは完全に「フジの大自然の中見るバンド」というイメージだったが、スチュアートもMCで言っていたように、日が暮れる中都会で見るのもいいのかもしれない。
後方のベンチ席で夕食を食べながら、まったりと見させてもらった。
『虎に翼』の挿入歌である『You are so amazing』を演奏した際には、NHKが提供したとらつばの映像がバックに流れていた。
スチュアートは高校卒業以来全く英語に触れていない私でもある程度聞き取れる平易な英語でしゃべってくれるので、他の外タレでは虚無の時間となるMCの時間が苦ではないのがいい。
「早く移動しないと、マネスキンが始まってしまう~」と思いつつも、「『Sleep The Clock』は聴きたいな~」と思って最後まで見たら、マネスキンで悲劇が起きた。
MANESKIN
「ヘッドライナーなんぞ10分遅れぐらいで始まるだろ~~」と余裕をぶっこいてベルセバを見ていたら、なんとまさかの巻きでライブがスタートしていた。
移動時に『DON'T WANNA SLEEP』が終わりかけているのがかすかに聞こえ、絶望。
AIRステージに入場した際には、『GOSSIP』が始まっていて更に絶望。
可能な限り前方まで進んだ時点では、3曲目の『ZITTI E BUONI』が始まっていた。
心を鬼にして、途中でベルセバを抜けるべきだった……涙。
もちろんライブは非常にかっこ良く、十分に楽しむことができた。
一方、もっと前方でメンバーの姿をしっかり肉眼でとらえながら、熱量の高いファンたちとシンガロングできたらより楽しかっただろうな、と少し後悔した。
ベルセバを諦めて、Vaundyを見るべきだったか……?
Vaundyのセトリを見たけど、ほぼ全曲分かるしな……。
なんだか愚痴ばかりになってしまったが、ライブは本当にかっこ良かったことを改めて明記しておく。
マネスキンはライブ映えする楽曲ばかりだなあと改めて実感した。
あとダミアーノのタトゥーすごいね。
フェス飯
以下、飯テロコーナー。
帰宅~最後に
入場に1時間かかったし、去年はシャトルバスが来なくて日付が変わる寸前までホテルにたどり着けなかったし、万博記念公園は出口が1カ所なので、帰宅難民にならないかめちゃくちゃ不安だった。
マネスキンがはけた瞬間に会場を後にし、花火は岐路につきながら鑑賞した結果、特に混雑に巻き込まれることなく、9時半過ぎには蛍池のホテルに到着することができた。
翌日は5時半起きで新幹線出勤だったのだが、午後11時前には就寝できたので、つらさはあまりなかった。
(去年は午前1時過ぎにしか寝られなかったので、翌日の仕事が本当にしんどかった……。)
酷暑で夏フェス参加に必要な体力のハードルが爆上がりしている状況なので、また来年も行くかどうかは正直ラインナップ次第ではある。
今年のフェニックスやマネスキンのように、来年も見たいミュージシャンが来日してくれたらうれしいなと思う。