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無意識のうちに、小学生の頃から沖井礼二さんのことが好きだったと判明した話

私が沖井礼二さんのことを認知したのは、大学3年生の冬・2018年初頭のことだった。
まあ割と結構最近の出来事である。

大学時代の友人AちゃんがSNSでお薦めしていた「à la mode」のMVに一発ノックアウトされた私は、TWEEDEESやCymbalsの旧譜はもちろん、さくら学院バトン部 Twinklestars、竹達彩奈さん、花澤香菜さんに提供した楽曲なども聴き漁った。

だから沖井さんとの出会いは割と結構最近で、リアルタイムというよりは後追いでどんどん好きになっていったミュージシャンという認識でいた。
しかし……


気まぐれロマンティック ベース:沖井礼二事件

私が小学生の頃、我が家はCSの有料チャンネルを契約していた。
確かいろんなチャンネルが見放題のプランを契約していたのだが、個人的によく見ていたのが、音楽系のチャンネルで放送されている最近のMVをランキング形式で紹介する番組だった。
その手のランキング番組をわざわざ録画して、狂ったように繰り返し見返していたMVがあった。
そのMVが、いきものがかりの「気まぐれロマンティック」である。

大学生になったあたりで、この曲の編曲が江口亮さんだったことを知り、「School Food Punishmentもla la larksも大好きだもんな~。そういうことだったのか~」と、当時「気まぐれロマンティック」にドハマりしていた理由を完全に突き止めたつもりになっていた。
(実際「ブルーバード」を始め、江口さんプロデュース時代のいきものがかりの楽曲は特に好きなものが多いので、その分析はあながち間違ってはいない。)

「気まぐれロマンティック」の編曲者を知って満足していた私が、やっと楽器演奏陣に目を向けたのは、リリースから15年経った2023年のことであった。

なんと!この楽曲のリズム隊は、ベース:沖井礼二さん、ドラム:小松シゲル(NONA REEVES)さんだったのである。
沖井さんはもちろん、ノーナも大学時代別の友人に薦められて、大ファンになっていた。
この衝撃の事実を遅ればせながら知った私は、しばらくの間感嘆していた。

COSMIC LOVEの元ネタがHighway Star, Speed Starだった事件

「水樹奈々で一番好きな楽曲はなんですか?」と聞かれたら、私は2023年現在も「COSMIC LOVEです」と答えている
今でも折に触れてよく聴くし、なんなら先月大学の後輩と行ったカラオケでもこの曲を熱唱した。

この楽曲もリリースは2008年で、私は当時小学生だった。
前述のCSチャンネルでこれでもかというほどアニメを見まくっていた私は、当時キッズステーションでリピート放送していた「ロザリオとバンパイア」というアニメに出会う。

正直女子小学生とお色気パンチラアニメの相性はさして良くなく、申し訳ないことにアニメ本編にハマりはしなかった。
しかし一度聴いたOP楽曲が頭から離れず、サビでホールケーキがぐるぐる回るロザバン1期のOP映像を、これまた狂ったように何度も見ていた

「COSMIC LOVE」が大好きだった理由については、なんとなく「まあ渋谷系テイストだもんなー」としか思っていなかった。
しかし先日、2年前に明かされた衝撃の事実に遅ればせながら気付いたのである。

なんとこの楽曲は、ロザバン原作者の紗池先生(当時は別名義で描いていらっしゃったが)が、Cymbalsの名曲「Highway Star, Speed Star」のような雰囲気の楽曲を作ってほしいとリクエストして生まれた楽曲というではないか!
がっつりフレーズを引用しているわけではないので、今まで全く気付かなったが、確かにこの2曲の雰囲気はそれとなく似たものを感じる。

この2件の衝撃をきっかけに、「もしや私、小学生の頃から深層心理で沖井礼二さんのことを求めていたのではないか……」と思い始めたのである。

沖井礼二さんの中高大の生活範囲が一緒事件

※ここのパートは9割冗談です。

実は私と沖井さんは同郷である。
広島県民は総じて広島のことが大好きなので(主語がデカいのは認めるが、これは事実なのである)、沖井さんのSNSでもよく広島の話題が出てくる。

(このnoteを書いている直近の広島関連投稿はこちら。)

沖井さんのSNSを拝見していると、学生時代の自分と生活範囲がかなり近しい印象を受ける。

別に私と沖井さんは、同じ学校に進学していたというわけではない。
しかし、沖井さんが通っていた某中高一貫男子校と私が通っていた某中高一貫女子校は最寄り駅が一緒で、沖井さんがインカレで所属していた(当時はこんな表現を使っていなかったと思うが)サークルがある大学に私は進学した。

念のためここでは具体的な学校名は出さないが、ちょっと調べれば沖井さんの学歴も私の学歴もすぐに分かってしまうだろう。
ちなみに私は、映画監督の西川美和さんと中高大同じ学校に通った。
先月「すばらしき世界」がアマプラで見放題になったので、ぜひ見てほしい。

閑話休題。
沖井さんが学生時代の思い出話をSNSで投稿するたびに、私はその情景を人よりちょっぴりリアルに想像することができて、少しうれしくなる
無意識のうちに沖井さんのことを好きになっていた小学生の私は、沖井さんのことを追って、中学受験をしたのかもしれない。
高校生の当時は存在も知らなかったCymbalsに出会うために、私はCymbalsが生まれた大学に進学したのかもしれない。
ジョークだよという前提はありつつも、私はそう思わずにはいられない。


そんなことを考えながら、私はきょうも七つの川の街で、沖井さんが作った楽曲を聴き続けるのである。


追伸:ほんのつい最近、ソロ名義のインストEPが出たので、皆さん聴いてつかあさい。


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