
舞台『ロッキー・ホラー・ショー』広島公演初日感想
ロッキー・ホラー・ショーの広島公演初日を観てきました。
今作品については、元となった映画を含め完全なる初見。
ストーリーなどもあえて頭に入れていない状態で、観劇しました。
以下、感想を書いていきたいと思います。
※作中に出てきたメタ発言の内容など、細かなセリフについて言及している部分はありますが、ストーリーや演出の根幹に触れるようなネタバレはしていないと思います。
※文中の役者さんは敬称略です。
感染対策に余念がないぞセブンによる前説
舞台が始まる前には、ロッキーホラーショー非公認新アイドル「感染対策に余念がないぞセブン」による前説がありました。
(コロナの濃厚接触者が出てしまった関係で、残念ながら広島公演は6人となってしまいましたが…。)
前説の時間は、写真撮影が可能でした。

生演奏しか勝たん
今回特に印象的だったのが、バンドによる生演奏!
何を隠そう私生演奏厨でして笑。
テレビの歌番組を見る際は、バンドが生演奏か当て振りかチェックしないと気が済まない性分で、アイドルのライブですらオケだとテンションが下がってしまいます。
最近はコロナ禍でバンドのライブに行く機会が減少していたということもあり、生バンドならではの音圧やグルーヴ感にとっってもテンションが上がりました。
特に「Time Warp」は、やはり出色!!
観客も立ち上がって演者と一緒に踊るあの多幸感は、他の舞台ではまず味わえないものだと思います。
また最後に披露された、各バンドメンバーによるソロ回しも最高でした。
そして当たり前のことではありますが、ROLLYはギターがうまいし、武田真治はサックスがうまい!2人ともかっけえ!!
ちなみにRHSは全然関係ありませんが、武田真治がサックスを吹いている曲だと、ORESAMAの「cute cute」がおすすめです。
メタ発言が多い
観劇していて感じたのは、役者さんに関するメタ発言が結構多いなということでした。
印象に残った発言を挙げると、
高齢者が多いので、コロナ禍が明けるまでツアーを待っていられなかった
峯岸みなみの坊主ネタ
コロナにり患後、中1日でインフルにかかったという武田真治の自虐(おそらく今回一番ウケていた)
ソロナンバー歌唱後、拍手をもらいにいった小池徹平に対し、古田新太が「腐れミュージカルばっかり出ているから、そういうことするようになるんだよ。芳雄も育三郎も、最近だと浦井も」(セリフはニュアンス)と、出演者でない俳優まで巻き込んでイジる
などなど、枚挙にいとまがありません。
ご当地ネタもいくつか
広島公演ならではのご当地ネタもありました。
「チチヤスのヨーグルト」というワードが出てきたり、バレンタインが近いということもあり、峯岸みなみがPerfumeの「チョコレイト・ディスコ」を踊ったり…。
古田新太が以前別の舞台の公演で広島を訪れた際、池田成志が打ち上げで2000円しか払わず、古田新太が残りを支払ったというエピソードも披露されました笑。
コロナが明けたらまた観たい
今回はコロナ禍ということもあって発声は禁止されており、盛り上がりたい場合はグッズのボイスストラップを使用するというかたちが取られていました。
もちろん声を出せなくても十分に楽しめましたが、やはり舞台の性質上、歓声を上げられたらより楽しかっただろうなあとも思いました。
フランク古田ーのRHSは今回で見納めとなってしまいますが、別キャストで再演された際には、また観に行きたいなと強く感じました。
その頃にはコロナ禍が収束しており、制約なく思い思いに舞台が楽しめる環境になっていることを願います。
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