沖縄おばぁ
偶然、宿で出会ったおばぁに黒糖をもらう。
おばぁの話は上質でなめらかな旋律のうたのようだ。「〜さぁ〜」とか「〜やさ」とか、うちなー語がなんだか心地いい。あいづちなど打たなくてもよどみなく話が続く。子供の話、ダンナの話、地元の話、介護の話、昔の仕事、子育て、、、etc。よくよく聞いてみると同じ話のループだったりするのだけれど(笑)ちゃんとオチがあって、どんな話題もうれしそうに話す、彼女たちの可愛らしさにきゅんときてしまう。
どうも話を聞けばそのおばぁ3人の子供を育て上げ、今では那覇に食事の勉強会やらペンクラブに行ったり、「いのちの電話」を受ける仕事をしたこともあるんだとか。沖縄の人はやさしいからファン?になって沖縄の番号にかけてくる人もいるらしい。ちょっとわかるかも。
そして、おばぁのかばんは四次元ポケットになっているんじゃないかと思う。もれなく黒糖が出てくる率が高い。なぜ偶然会ったのに持っているんだろうか(笑)
おばぁの友達がつくったというサーターアンダギーを食べた。甘さがちょうどよくて、しつこくなくて、ピーナッツの刻んだのが入っていて、今まででいちばん美味しかった。
黒糖入りは揚げるのが難しいんだって。
おばぁのふるさとの久米島、いつか行きたいな。