本当にあった怖い大事件
暑くなってきたので怪談話でも見たい…と思った。そこのあなた。
「本当にあった怖い」なんて文言見たら期待しちゃいますよね!得体のしれない影,聞こえるはずのない声,ホラー好きの皆さんはこんなの聴いたら歓喜するでしょう。
でもごめんなさい。その手の話じゃないんです。
ただ得体のしれない影や声よりはとてもとても怖い話です。
その日わが身に起きたこと
7:55
いつものように朝寝坊寸前の時間におき,時間に追われながら玄関を開けました。玄関の外にはいつもと変わらない景色。決して異空間が広がっていたわけではありません。
ただなんだか聞こえないはずの音が聞こえました。ぶいーん,ぶいーんというプロペラのような音が。
そして音のする方を見上げるとなんと…
いるではありませんか,得体のしれない金具のようなものが。
怖くなって,一目散に職場へ急ぎました。
13:30
そのまま職場へ行き,特に何かにとりつかれることもなく昼休憩。
アパートの大家さんに電話をしました。家の前に得体のしれないものがあると。大家さんは調べておくと一言。
大家さんの頼もしい一言を聞き,すぐに電話を切ったのでした。
20:00
仕事もひと段落付き,スマホを見ると大家さんからメッセージが届いていました。来ていたメッセージを拝見するとそこには…
補足
とまあ茶番は終わりです。
さっさと種明かししましょう。この得体のしれないもの,勘のいい方はわかったでしょうがハチの巣でした。
朝玄関を出た後ぶいんと音がしたので見上げるとそこには茶色いハチの巣のようなものが…とはいえ蜂のように見える虫が一匹飛んで行っただけなので真偽はわかりません。
しかし筆者,大昔に蜂に刺されたことがあります。2回目は大変です。怖くて一目散に逃げました。
このままだと安心して家に帰れません。そこで筆者は大家さんに相談することにしました。駆除するにしても大家さんに一報入れる必要ありましたからね。
すると大家さん,すぐ調べてくれることに。
そして仕事終了後に来たメッセージから,朝見たものの正体はやはりハチの巣。駆除も完了し,その日家に帰ると得体のしれないものは跡形もなく消えていました。
文章で印象は変えらてしまう
蓋を開けてみると「ハチの巣を見つけて処分を頼んだ。」という内容でした。いかにも怪談話のように聞こえたのは,おそらく書き手自身がとても怖かったことも関係あるでしょう。(前述の通り昔1度刺されているので)
ただ怪談話独特の表現や事象の表現の仕方でただのなんともない話が怪談話っぽく聞こえるのです…表現って奥が深い。
世の中お化けや妖怪,心霊現象より怖いものはいくらでもあります。だからと言ってホラー苦手な人に,なんでもない話をホラーテイストで伝えるのは心臓に悪いからやめましょうね☆
以上,See May Jackの怖い話でした。