徳島県 美波町の海の魅力を徹底解説
はじめに
私たちグループ3の共通テーマは「海」である。
美波町プロジェクトを進めていく中で、現地の方々の海への愛や、美波町の海の魅力を知った。また、美波町は漁業が栄えてきた漁師町であることを学び、美波町を語る上で「海」は欠かせない存在であると考え、グループテーマに至った。
本記事では、「美波町の海」の観光面から見た魅力を深堀り、そこから新しいコンテンツの提案を行う。
美波町の基本情報
まず初めに、美波町の基本情報をおさらいしていきたい。
美波町は、平成18年3月31日、日和佐町と由岐町が合併し、誕生した町である。徳島県の南東部に位置し、総面積は140.74平方キロメートル、人口は6,602人(令和2年2月末現在、住民基本台帳調査値)だ。千羽海崖やアカウミガメの産卵地である大浜海岸を有し、室戸阿南海岸国定公園の中心に位置している。
また、産業は古くから漁業が中心であり、漁具・漁法が発達し、延縄や定置網、和船の建造などが工夫されてきた。
3つの視点から見る美波町海ガイド
このように、美波町は海と共に栄えてきた町であり、美波町の良さをアピールするには、美波町の海の魅力を伝えていくのが効果的だと思った。
そこで、美波町の海の魅力を景色・アクティビティ・祭りという、観光面の3つの視点から紹介し、そこから考えられる問題点を探り、提案を行おうと思う。
美波町の海~絶景編~
美波町の海を語る上で、やはり欠かせないのは大浜海岸だ。
https://www.town.minami.lg.jp/foreign_country/jp/sightseeing.html
大浜海岸は、「大浜海岸のウミガメおよび産卵地」として、日本で初めて国の天然記念物に指定されており、毎年5月中旬~8月中旬にかけて産卵のためにアカウミガメが訪れる。
また、大浜海岸の白砂の海岸は南国詩情あふれる景勝地としても有名で、日本の渚100選や、四国のみずべ八十八カ所に選ばれている。
ゆっくりと海を眺めながら美しい自然を満喫することができる美波町おすすめの絶景スポットである。
次に紹介するのは、だるま朝日だ。
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だるま朝日とは、日の出の際、光の屈折で太陽が二つ続けて昇ってくるように見える現象だ。海面からだるまが顔を出したように見えることから、この名が付いた。寒く空気の澄んだ朝、大気と海面の温度差が大きくなると見ることができる。美波町日和佐浦の大浜海岸では、晩秋から冬にかけて、だるま朝日が見られ、毎年多くのカメラマンが訪れる。また、その神々しい姿は、早朝の散歩で訪れる住民をも楽しませているという。
美波町を訪れる際は、是非一度見ておきたい絶景の一つだ。
美波町の海~アクティビティ編~
美波町の海の魅力をアクティビティの視点から紹介する。
まず紹介するのは、うみがめマリンクルーズだ。
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うみがめマリンクルーズは、地元の漁師が操る漁船に乗り、室戸阿南海岸国定公園の海崖美が堪能できるクルーズだ。
日和佐港を出発し、通り岩や室戸阿南海岸国定公園の名勝である千羽海崖、高さ30メートルに及ぶ巨大な洞穴・恵比須洞を巡る。中でも、このうみがめマリンクルーズでは、通り岩を漁船で潜るというスリリングな体験ができる。通り岩には出口部分にも岩があるため、通り抜けが出来るのは地元の漁師さんわずか数名だそうだ。
古くから漁師町として栄えてきた美波町だからこそ出来るアクティビティであり、この地域の海を知り尽くし、船の操縦にも長けたベテラン漁師さんと一緒に巡るクルーズは、観光用ボートでは味わえない貴重な体験ができる、美波町の必見ポイントだ。
https://www.outdoor-sports.info/pg-coasteering
また、美波町の海では、美しい自然を活かしたスキューバダイビングやシーカヤックなどのマリンスポーツも楽しむことができる。
中でも、Coasteering/コーステアリングという、岩場の続く険しい海岸線を歩き、登り、飛び込み、泳ぎながら進んでいくニューアドベンチャースポーツは、美波町ならではの風光明媚なリアス式海岸を味わえるアクティビティである。美しい海で貴重な思い出が作れること間違いなしだ。
美波町の海~祭り編~
最後に、美波町の海の魅力を祭りの視点から見ていく。
ここでは、徳島県内最大級の秋まつり、日和佐八幡神社秋まつりを紹介する。
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日和佐八幡神社秋まつりは、一年の豊漁豊作を祝う氏子の祭りとして、二百年以上続いてきた伝統ある秋まつりだ。
本祭りとなる日曜日にはちょうさと呼ばれる、8台の太鼓屋台が大浜海岸へ次々と繰り出す。徳島県では珍しい太鼓屋台8台が、大浜海岸を駆け回わり、海へ飛び込む姿は圧巻であり、毎年多くの観衆を楽しませている。
続いて、日和佐うみがめまつりを紹介する。
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日和佐うみがめまつりとは、大浜海岸で、アカウミガメの上陸・産卵を祈願し、アカウミガメの放流を行う祭りである。美波町の海へと帰っていくウミガメの姿を見ようと多くの人が集まる人気イベントだ。フィナーレには、約500発の打上花火と、県内最大級を誇るナイアガラ花火が美波町の夜空を飾る。
提案
ここまで、美波町の海を景色・アクティビティ・祭りの3つの視点から見てきた。美波町は、日本の数々の地方に存在する「海」という観光資源を上手く活用し、他の地域と差別化できているように私は感じた。アカウミガメの産卵地である大浜海岸や、地元の漁師さんと共に周ることができるクルーズなど、美波町でしか楽しめない様々な観光要素に溢れている町である。
しかし、地方をアピールする上では欠かせないご当地フードが美波町にはないように感じた。美波町が番茶の産地であること、また、ウミガメの産卵地として知られていることを活かした、美波町のご当地フードを提案する。
・「番茶カメラテ」
美波町産の番茶を用いたラテ。カメのシルエットが描かれたラテアートでインスタ映えを狙う。
・「アカウミガメカマボコ」
美波町のお土産としてアカウミガメ型のカマボコを商品化する。家に帰っても美波町の気分を味わえること間違いなし。
<参考文献>
・ https://www.town.minami.lg.jp/docs/179.html
・ https://www.town.minami.lg.jp/foreign_country/jp/sightseeing.html
・ https://plaza.rakuten.co.jp/proselogue/diary/200611080003/
・ https://www.outdoor-sports.info/
・ https://hiwasahachiman.com/akimatsuri
・ https://fledge.jp/article/cyphertec-1