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職員室通信vol.3「中高生の時によく見たアレ」

こんばんは。今夜は夜のクラスがありみんなそちらに出払っています。隣ではクラスに行かなかったAさんがウクレレを弾いています。好きなバンドの歌に合わせて上手にポロンポロン。今日はこのAさんが僕のことを「山本さん」と呼んだことで始まった名前いじりのお話。

「山本さん」

先日皆でご飯を食べてお話が盛り上がっている時にふと「山本さんは〜」と呼んだことで一同大爆笑。普段下の名前で呼ぶことを推奨している僕としては少し寂しいですが笑いが取れたからまあいいかと思っていました。

しかしその日以降みんな僕の名前を呼ぶ時にクスクス笑ったり、ふざけてAさんのような呼び方をするようになりました。毎度毎度ツッコミを入れては笑いが起きるのでいいのですが、数日経つと僕も少し不安になってきていました。

あれ、、意外とやっぱり心の距離あるのかな、、、。なんだよみんな同士は呼ばれたい名前で呼び合っているのにいいな、、。また僕特有の他者との薄い壁ができているのかな、、、。

そんなことを少し感じるようになっていました。

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どっかでみた光景

今日の職員室通信を書くにあたって最近の関心ごととして上記のことを書いていました。書いたのちに思い出したのは、自分の中高生時代でした。

皆さんも下記のようなことありませんでした?

先生の癖を見つけて真似して、先生本人が気づかないうちにクラスのブームになっていたり。
先生が知らないところで変なあだ名が付いていたり。

僕はしっかり先生のモノマネをしている側でした。
あの時の心理って、僕としては「私たちのことを先生がどこまで許してくれるのかな?」という距離を、子供なりに測るものだった気がしています。
もちろん本当にネタとして扱われている場合もしばしばなので、現状がそれという可能性も大いにありますが (笑)

ちなみに今日皆からは、
どこからか以前僕が見切り発車で始めたYoutubeを見つけ、みんなでしっかり共感性羞恥を味わったことや、
僕が下着干しっぱなしのまま家開けようとしているのでみんな盛り上がったとか、そんなことを明かされました。

なんだか愛おしい

もしみんなが、「山本さん」とふざけながら呼ぶことで無意識のうちに僕との距離をちょっとずつ測っているものだとしたら、なんだかその過程がとても愛おしく思えました(笑)

僕も先生のいないところでそういう話をたくさんしてきた側なので、みんながあれをしていると思うと微笑ましい。
ああ、なんか幾つになっても基本的に変わらない構造ってあるんだなあとか思って、またここが学校であることを実感しました。

ちなみに職員室の皆さんの話も時折会話のネタになっていますよ(笑)
いつかみんなで飲み会してみたいですね。

7人の愛おしいハウスメイトたちよ、僕たちだってあなたたちのいないところであなたたちの話いっぱいしているんだよ〜(笑)

卒業したらお酒を飲みながら、あの時こんな話してさ〜なんて話せたら楽しいね。入学から1週間しか経っていないのにそんなことを考えている夜でした。

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P.S

「山本さん」という呼び方に関しては先日学長と話しましたが、年齢的なものも影響してきているのではないかと思ってもいます(泣)
年上の男子に始めから下の名前で呼び捨てはハードル高い人もいるんだろうな。まあ、皆のことがまた愛おしく思えたから理由はなんでもいいか。

*この記事は2020年10月26日に投稿されたものです。


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