介錯人が首を切り落とすまでにかかる時間って、どのくらいなのでしょうか?
他にも回答がありますが、「一瞬」の出来事でした。
介錯人との事ですから、切腹時の介錯ですよね?
切腹は「神聖」なものですから、介錯人も「選ばれた人材」なんです。
決して、名誉職ではありません。
一度の太刀で一瞬に首を(皮一枚残して)落さないと、介錯人だけでなく所属する一族・上司も「不名誉」扱いされるのです。
※太平の世になると、皮一枚を残す技術が難しくなったのでギロチンの様に首を落します。
ですから、一の太刀で失敗して二の太刀・三の太刀と増えるに従って「武士としての面目まる潰れ」となり笑いもの。
当初は、介錯に失敗すると「介錯人も処刑」だったのですね。
>人参を切る用に一瞬じゃ切れないですよね?
嫌々、ニンジンを切るように一瞬です。
剣道(武術)家は、青竹に菰を巻いた「偽人間」を立てて日本刀でぶった切りをします。
芯になっている青竹を切る瞬間は、人間を切る瞬間と似ているのだそうです。^^;
質問者さまも、何かで見た事があるのでは?
余談ですが・・・。
犯罪者の死刑は、江戸時代には6種が存在しました。
「下手人」「斬首」「獄門」「磔」「火あぶり」「鋸ひき」
下手人は、(現在では容疑者の意味ですが)「首切りの後に、遺族に遺体・関係者を返還する処刑」です。
斬首は、首切り後に遺体を遺族・関係者に返還しないで「遺体を、お試し切り」などに用います。
※解体新書にも、役に立っています。
ここで、有名な介錯人「首切り山田浅右衛門(将軍家御試御用)」が明治14年まで襲名存在しました。
明治14年7月24日に、最後の首切りを行っています。
現在は、断絶しています。
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