野外稽古のメリット・デメリット
メリット
1、地の利を活かした闘いが可能
2、実戦に則した稽古が出来る
3、部屋の中では扱い難いような武器等の練習が行える
4、練習場所を押さえる必要がないので、気軽に始められる
5、環境の良い所で稽古出来れば、リフレッシュ出来る
1、地の利を活かした闘いが可能
地の利とは何か、、太陽や電灯の光、風向き、地形(地面の具合)、空間(壁や木、障害物等)などを活用した戦術が可能となります!
常に環境の整った道場やスタジオで稽古をしていると、場を稽古をしやすくする為に人側に合わせて作られており、それが当たり前だと思ってしまう。
すると、外で稽古をした時に太陽の眩しさに視覚を奪われたり、強風で砂が目に入り立ち往生してしまったり、ぬかるんだ地面に足を掬われてしまったり、石や障害物に引っ掛かりつまずいたりする、、。
それも全て体験すれば、直ぐに改善する事が出来ます!!
太陽を背に風上に立ち、地面の状態・障害物を把握し、逃げ道、武器になるモノはないか等、瞬時に状況判断をし、戦略を練るのです。
ですので、一概に野外と言っても色々な時間帯、場所で練習をする事が必要です。
そして、ストックされた経験を元に室内に戻った時にも野外を想定して稽古する事が出来ます!
2、実戦に則した稽古が出来る
これは、どう言うことか、、例えば室内で有れば、テイクダウンしてもマットが、身を守ってくれる。
しかし、野外ではテイクダウンが大きなダメージとなる為、如何にテイクダウンされないが大事なテクニックとなる。
また身に付けている服装や持ち物よる動き難さやアイテムの活用法等を実際に検証する事も可能です!
3、部屋の中では扱い難いような武器等の練習が行える
これは、特殊な話だが、槍等の長モノ、分銅鎖などの紐状の武器や鞭等、手裏剣や弓等の飛び道具は、中々室内では練習出来ない、、野外でも実は中々難しいですが、、。
場所によっては、練習出来ると言う事でσ^_^;
4、練習場所を押さえる必要がないので、気軽に始められる
これは、少数での練習をしている団体や個人の場合、条件の合った室内のスペースを借りるのは、コストも手間も掛かります。
その点、庭や公園では、思い立った時に稽古が出来ます。住んでいる場所にも寄りますが、、。
5、環境の良い所で稽古出来れば、リフレッシュ出来る
自然の多い場所であれば、マイナスイオンを浴びながら、美味しい空気を吸いながら稽古が出来ます!
養生と鍛錬は、表裏一体です。
いずれ身体は衰えます、、コレをメンテナンスしながら何時如何なる時も動ける様にチューニングして行くのも稽古の大事要素となります!
デメリット
1、天気に左右されてしまう
2、周りの目が気になる
3、武器術等の練習が公園で出来ない問題
4、時期による困難(暑さ、寒さ、虫等)
5、寝技や投技の練習が難しい
1、天気に左右されてしまう
これは、どうしようもない事なのですが、雨や雪、嵐では、稽古に支障を来たしてしまいます。
そういった状況下で何が出来るのかを模索する事は必要かもしれないけどが、使用頻度から考えると、通常の稽古を行った方が良いかと思います
2、周りの目が気になる
練習場所が自宅から近いと、知り合いに偶然遭遇すると言うケースが考えられます。
プライベートを知られたくないと言う方は、遠方まで行かれる事をオススメします!
3、武器術等の練習が公園で出来ない問題
最近、物騒な事件が続き、公園によっては木刀で素振りも出来ないようです。
上手く共存して行ける事を願うばかりです。
4、時期による困難(暑さ、寒さ、虫等)
気温や虫等に負けずに稽古するのも精神修行と言えばそうなのだが、、。
密度の濃い練習をしている時ほど、集中力が必要になるのは確かです。
練習内容を調整して、季節に合わせた稽古をするのも良いかもしれないですね〜
5、寝技や投技の練習が難しい
練習する内容にも寄りますが、やはりグラップリング系の練習は難しさをますかと思います。
しかし、路上で使える技と使えない技を明確に分類分けしておく事は必要かと思います。
其れは、使える使えないだけでは無く、人道的に使って良い、使ってはいけないもです。
※ これらを踏まえ、室内稽古に加え野外稽古を行う事で、武術的な側面を室内稽古に盛り込む事が出来ます。
当会でも定期的に野外稽古を行っておりますので、是非ご参加下さい^ ^!