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心凍らせて

日頃包み隠さずオネエ言葉でしゃべってるとこあって。

一人称は「あたし」だし、
「やだー」とか「わかるー」とかの類いなら1日に1回は必ず言ってる。

そんなんだから、共同経営してるお店の接客とかでも
「この中なら誰がイケる?」とか質問されることあって。

イケるもイケねーもないっていうか、
イケたところでどこにもイケねーっていうか、
あたかも私に選択権があるようなシチュエーションだけど
ことここにおいては一択しかないわけで。

「ユウタ(仮名)かー!ユウタのことイケるんだってーw」って笑われて、
「なんだよー、オレだめかーw」って笑われて、
なんならちょっと自分も笑って。

心、凍る。

アハハーってカラッカラに笑いながら厨房に戻る、その一択。

だからね、
一回くらいはこう、この状況に一石投じたいっていうか、
一泡吹かせたいみたいなとこあってね。

あるとき、言ってみたんです。

「えー、ごめんなさい、どっちもちょっとー」って。

えっと、空気が凍ってた。

必ずどこか凍るシステムみたいです。