マガジンのカバー画像

エッセイ

25
日々思ったことなど
運営しているクリエイター

#アメリカ

日米ゴミ分別事情と、新しく買ったタンブラー

 ゴミを出さない生活をしたい。初めてそう思ったのは日本で一人暮らしを始めた時だった。日本ではゴミの分別がとても細かく決められていて、参ったな、やってられないや、と思ったのだった。  アメリカでルームシェアをしていた時は——まあ州にもよるのかもしれないけれど、少なくとも2011年くらいまでのカリフォルニアとイリノイの両州においては——ゴミの分別という概念すら存在しなかった。だいたいどこの通りにもゴミのコンテナがあって、一応リサイクル用のものもあったりするけれど、基本的にはどん

あなたがたは見分けがつかないから

英語に "You fit the description" という表現がある。日本語にすると「あなたがそのように見えたから」。スラング等の意味を少し面白おかしく解説する投稿型辞書サイト Urban Dictionary によると、"[p]hrase that police use to justify arresting any African American in any situation" つまり「状況にかかわらずアフリカ系アメリカ人(黒人アメリカ人)を逮捕することを

ノーモア

「誠意がある」「敬意がある」ということの大切さについて最近はよく考えていて、というのもどうにもどうやら日本には、自分が持ってないマイノリティ属性を持ってる相手を前に物怖じしてしまうというか、「まちがったことを言ってはいけない」「傷つけてはいけない」という強い自己強迫に陥る人というのがたくさんいるらしいということを、まがりなりにも差別問題について講演なんかをやっていると痛感させられているからなんだけれど、いや、もちろんほかの国にもそういう人はいるに決まっていて、アメリカでも一定