【インターンシップ新企画告知!】初対面の相手とのコミュニケーションを活発にするチャットアプリを体験できます!
この度、当社では「Azure OpenAI Service」を使い、インターンシップ用に「初対面の相手とのコミュニケーションを活発にする生成AIチャットアプリ」を開発しました!11月からの当社インターンシップに登場予定です。
内向的で人付き合いが苦手な人でも、AIが相手の年齢や趣味などに合わせて自動で会話文を作ってくれるので、初対面の人とでも気兼ねなくコミュニケーションが取れる、何とも夢のようなツールとなっています!
今回は、そんな「初対面の相手とのコミュニケーションを活発にするチャットアプリ」を実際に体験できる機会があったので、使ってみた感想などをお伝えできればと思います!
開発に至った経緯
開発者によると、チャットアプリ開発のきっかけは、「ChatGPTをはじめとする生成AIには、文章作成、長文要約、多言語翻訳、アイデア創出、データ分析、プログラミングなど、できることがたくさんあるけど、では逆に『できないこと』って何だろう?」と考えたのが始まりとのことでした。
生成AIは、ある1人の人間の良き相談相手にはなるけど、人と人との間に入って両者の関係を取り持つような、いわゆる「仲介役」となる事例はあまり見られない。
そんな生成AIの "穴" をカバーしつつ、学生向けインターンシップの題材になりそうな良いネタはないか、と探っていたところ、「初対面の相手とのコミュニケーションを活発にするチャットアプリ」というアイデアに行き着いたそうです。
会話のイメージ
「初対面の相手とのコミュニケーションを活発にするチャットアプリ」と一言で言っても、何だかよく分からないと思うので、具体的なイメージが湧きやすいよう、チャットの様子を図で表現してみました。
図の内容をザクっと整理してみます。
インターンシップの参加者は、名前・年齢・趣味・アルバイトなどの情報を事前にAIに登録します。この時点で、自分の登録した情報が他の参加者に開示されることはありません。
Aさんは映画鑑賞が趣味の大学生(22歳)で、Bさんは法律の勉強をしている大学生(25歳)です。AさんとBさんはお互い初対面です。
Aさんは、初対面のBさんに対して、大学でどんな勉強をしているのか知りたいと思い、言葉遣いに気を付けてその旨を尋ねる文面の作成をAIにお願いしました。
BさんはAさんよりも年上だったため、AIはAさんの意図を汲んで年上向けの丁寧な質問文を作ってくれました。
Aさんは、AIが返してくれた回答を参考に、Bさんへチャットを送ります。
初対面のAさんから、大学でどんな勉強をしているのか聞かれたBさんは、Aさんの趣味をたとえに挙げながら分かりやすく説明したいと思い、AIに文面の作成をお願いしました。
AIは、Bさんの意図を汲んで、映画鑑賞という趣味を持つAさん向けに嚙み砕いた説明を考えてくれました。
Bさんは、AIが返してくれた回答を参考に、Aさんへチャットを送ります。
・・・以後、AIの力を借りながらお互いに会話を続ける
リアルでいきなり初対面の相手と会話するとなると、こちらは相手のことを何も知らないので、「何を話せばいいのか分からない・・・」という状態に陥りがちです。
しかし、このチャットアプリを使えば、AIが相手の特性を考慮して話すべき内容を自動で考えてくれるので、「話題が無い・・・」「会話が続かない・・・」と悩む必要はもうありません。
私たちは、AIが考えてくれた文面をそのまま(あるいは少し修正して)チャットで送れば、相手との会話を難なく続けることができます。
逆に言えば、初対面の相手でも話が盛り上がるよう、「AIにどうサポートをお願いすればよいか」が、このチャットアプリを使いこなすにあたって鍵になってくるでしょう。
質問の仕方により、AIから返ってくる回答の「質」は大きく変わります。
ChatGPTと同じように、精度の高い回答を上手く引き出せるかどうかは、私たちユーザーの腕にかかっているというわけですね。
実際に試してみた!
チャットアプリを使った会話イメージが明確になってきたところで、実際の利用シーンをお見せしていきたいと思います!
初期画面
チャットアプリの初期画面はこのような感じになっています。
初めて利用する際は、まずアカウント登録を行います。
アカウント登録
「名前」「パスワード」「生年月日」「学部学科」「趣味」などの必要事項を入力し、下の「登録」ボタンを押すとアカウント登録が完了します。
ユーザーリスト
ログイン後のユーザーリスト画面です。ここでは「M」さんとしてログインしています。
チャットを始めたい時は、水色枠で囲まれている他ユーザーのうち、任意の名前をクリックします。今回は「Y」さんを相手に選びます。
メッセージ作成
Yさんとのチャット画面が表示されました。
「use AI」ボタンをクリックすると、画面右側にサイドバーが開きます。
サイドバーでは、AIに会話文を作らせるためのコマンドを選択できます。
上記3項目でそれぞれ好きなコマンドを選び、「文章を作成する」ボタンを押すと、選んだコマンドに合わせてAIが自動的に文章を生成してくれます。
試しに、「出身地(新潟県)」「はじめての挨拶作成」「相手に合わせた言葉遣い」を選択すると、次のようなメッセージを作ってくれました。
チャット送信
サイドバーの「送信」ボタンを押すと、AIが作ったメッセージを相手の「Y」さんへ送信できます。
通知の表示
「M」さんが「Y」さん宛てにチャットを送信すると、「Y」さんのユーザーリスト画面には通知が表示されます。
返信する
「Y」さんが「M」さんとのチャット画面を開くと、「M」さんの送ったメッセージが表示されています。
「M」さん宛てに返信するため、サイドバーでコマンド「相手の最新メッセージ」「返答文を作る」「相手に合わせた言葉遣い」を選択し、「文章を作成する」ボタンをクリックします。
AIが会話の文脈に沿って、当たり障りのない返答文を出力してくれました。
「送信」ボタンを押して、「M」さんへ質問の答えを返します。
会話を続ける
これで一通り会話が成立しました。
この調子で、柔軟にコマンドを選択しながら会話のキャッチボールを続けていきましょう。
今度は「M」さんのターンです。
コマンド「趣味(サイクリング)」「質問を作成」「相手に合わせた言葉遣い」を選択し、「文章を作成する」ボタンをクリックします。
チャット相手「Y」さんの趣味・サイクリングに関する質問文を、AIが自動で考えてくれました。
「送信」ボタンを押して、「Y」さんへ質問を投げかけます。
続いて「Y」さんのターンです。
「M」さんの質問に対する返答を行うため、コマンド「相手の最新メッセージ」「返答文を作る」「相手に合わせた言葉遣い」を選択し、「文章を作成する」ボタンをクリックします。
AIが会話の文脈に沿って、「M」さんの質問に対する回答を出力してくれました。
AIが考えてくれた文章では、サイクリングに出かけた場所が「○○」と濁されていたので、「しまなみ海道」と内容をカスタマイズしてみます。
「送信」ボタンを押して、「M」さんへ質問の答えを返します。
「M」さんのターンに戻ります。
「Y」さんからの返信メッセージに対して相槌を打つため、コマンド「相手の最新メッセージ」「相手に共感する」「相手に合わせた言葉遣い」を選択し、「文章を作成する」ボタンをクリックします。
「Y」さんの回答に共感するコメント文をAIが考えてくれました。
「送信」ボタンを押して、「Y」さんへリアクションを返します。
何ターンか試してみましたが、人間がほぼ手を加えなくても会話がきちんと成立していました。これは驚きですね!
インターンシップでは、このひな形をもとに、AIにどのような指示を出せば初対面の学生同士の会話をより一層サポートできるか、学生に企画・実装を行ってもらう想定とのことです。
まとめ
今回は、2023年11月からの学生向けインターンシップで順次使用開始予定の「初対面の相手とのコミュニケーションを活発にする生成AIチャットアプリ」についてご紹介しました。
現在、当社では生成AIを活用した「Teamsチャットボットの開発」や、「日本語での問い合わせをもとにSQL文を生成・実行し、返答内容を自動生成」する取り組みを始めています。
進展があり次第、情報を分かりやすくお伝えしていければと考えていますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします!