建設機械化ライブラリーの紹介 概要と課題について
◇プロジェクト概要
建設機械化ライブラリーは、建設機械に関する歴史的資料をデジタル化し、貴重な資料を破損・汚損や散逸から守り、インターネットを通じて広く活用することを目的としたプロジェクトです。
1.収集資料
収集対象となる資料は、国内外の建設機械メーカーが発行した広報資料やカタログです。これにより、建設機械の発展と進化を包括的に記録し、未来に伝えることが可能となります。
2.デジタル化の仕様
デジタル化された資料は、保存のために高解像度のTIFF形式(350dpi)でスキャンされます。これにより、将来的な再利用や印刷にも対応できる品質が確保されます。また、無料で公開するデータは低解像度のJPEG画像とし、広く一般にアクセスできるようにします。
◇資料整理
3. 資料整理の現状
デジタル化された資料は、以下の構成でツリー化して保存しています。
◯メーカ名
カタログの表4に記載されているメーカ名に基づきフォルダを作成しています。これは原本のファイリングを再現するためです。
◯分類
分類は『日本建設機械要覧』(日本建設機械施工協会 著)の内容目次に基づき、機種名フォルダを作成しています。内容目次に該当しない資料については、内容を精査の上、フォルダ名を決定しています。
◯ 機種名/カタログ表題
機種名を先頭としてフォルダを作成しています。一部、省略や末尾に注釈を加えることもあります。
◯ツリー構成
現状:メーカ → 機種 → 機種名
4. 整理方法
◯ツリー構成
日本建設機械要覧・内容目次式:機種 → メーカ → 機種名
◯時系列
・機種毎に整理する方法
コマツ 油圧ショベル
PC200シリーズ
PC200-1 → PC200-2 → PC200-3 など
・年代によって整理する方法
1990年代 油圧ショベル
コマツ (PC01~PC1600)
SCM (307~5130)
日立建機 (EX8~EX3500) など
5. メタデータ
現在、メタデータについて勉強中です。書誌に準じた形式が適当かと考えていますが、さらに良い方法があればご教示いただきたいです。
◇まとめ
建設機械化ライブラリーの活動に興味を持っていただき、誠にありがとうございます。資料の整理とメタデータの最適化に関して、皆様のご意見やアドバイスをいただけると幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。