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【PicoN!】クリエイティブな感性を育み・応援する創造の居場所

「コンテンツマーケティング・グランプリ2023」
【優秀賞】
PicoN!/学校法人呉学園 専門学校日本デザイナー学院、日本写真芸術専門学校

「こんなクリエイティブな感性に触れる機会に恵まれた学生さんたちは幸せだなぁ〜!うらやましい」

そう思わせてくれるコンテンツに出会えました。

優秀賞受賞 おめでとうございます!

https://picon.fun/


コンテンツマーケティング・グランプリとは?


日本国内のチャレンジングな企業・団体のオウンドメディアを、広く伝え、称えることが目的である「コンテンツマーケティング・グランプリ」。


この日本で唯一の、コンテンツマーケティング専門のグランプリは、2021年度から始まり、今回が3回目となります。記事サイトに限らず、動画・音声・紙メディアなども含めた、自社媒体・自社オリジナルコンテンツでの取組全般が対象です。


そして今回、2024年3月29日に、2023年度の受賞作品が発表となりました!


この記事では、受賞作品を企画・運営されている企業のご担当者にお伺いした話を元に、受賞作品の見どころ、特長をご紹介いたします。


クリエイティブはひとの心を豊かにするもの


「PicoN!」を開くと、大きく分けて「デザイン記事」「イラスト記事」「マンガ記事」「写真記事」「アート記事」とカテゴライズされており、それぞれクリエイティブな視点から構成的されたカルチャー情報記事が並んでいます。

https://picon.fun/category/design/
https://picon.fun/category/illustration/
https://picon.fun/category/comic/

言われなければ、専門学校がつくっているサイトだなんて誰も思いません。それほど、ときめかせてくれるコンテンツばかりなのです。


私が気に入った記事をざっと並べてみると、

アプリのアイコン100種集めてみた

オマージュ?パクリ?Webサイトの表現から「模倣」について考えてみた!

【PicoN!発】「#私を発掘してください」プロジェクト

きりん幼稚園壁画リニューアルを追う!

デザインの力でよみがえらせた、新しい銭湯のかたち

などなど。


特に気に入ったのは『写真学生が追う「ゴジラの上陸ルート」』。

2016年に公開された「シン・ゴジラ」にハマり、劇場で12回観て(「ゴジラ-1.0」は10回鑑賞)、聖地巡礼をしたかった私は「アークのブログ」というオウンドメディアで(社員をモデルにして)蒲田周辺を撮影取材したのです(大田区広報課に許可取り済み)。


それほど「PicoN!」の企画には親近感が持てます。
「PicoN!」を全記事見てほしいくらい好きです!


そんな、ついついエキサイトさせてくれるクリエイティブ情報サイト「PicoN!」は2021年11月にスタートしました。


学校内からコンテンツ事業チーム、マーケティングチーム、教務に携わるところからそれぞれメンバーが集まり、編集部が構成されています。現在のところ10名ほどです。

編集会議は定期的に開催していて、毎回1人10案ほど企画・ネタを出し合います。

毎回、真剣勝負でネタとネタをぶつけ合っていますね。

ただネタを集めればいいというわけではなく、目的や目指すものを明確にする必要があります。

デザインやクリエイティブ系分野の学校であるからには、運営側もしっかり業界のことを把握し、流行に敏感でありたい」という意識を大切にしています。

(PicoN!編集部・三浦さん)

https://picon.fun/design/20240220/
https://picon.fun/comic/20221018/


編集部のみなさんそれぞれが興味のあるネタを自ら探し、持ち寄り、それを記事化していく。

それは運営サイドの学びにも繋がっており、学校の良さも再確認したりと、インナー・ブランディング的な効用もあるのではないかと思います。


例えば、マンガや写真、イラスト、ゲーム…など、広くクリエイティブというものは、人々の生活、人生、その1日を、そしてひとの心を豊かにしてくれるものだと思います。

この分野を専門的に学んでもらう学校なので、世の中の皆さんに対して「クリエイティブってこんなにおもしろいんだ!」「こんな力・効果を持っているんだ!」ということを知ってもらいたいんです。

世の中には、クリエイティブに興味関心はあるけれど、今はその仕事をしていないとか、いまは別の分野でがんばっているという方もいらっしゃると思います。学生や入学を検討されている以外の、そうした方々にも広く「勇気を与える」ことができれば嬉しいです。

「PicoN!」というメディアには「もっとクリエイティブを楽しむ人を増やしたい」「クリエイティブを通じてもっとワクワクを広げたい」という想いが込められています。

(PicoN!編集部・三浦さん)

そのアツい想いは伝わり、繋がっています!


読者との距離が近いメディア。目の前で読者の反応がわかる嬉しさ


一般的な企業のオウンドメディアは、はじめの1~2年は「立ち上げ期」としてとにかくコンテンツを増やし、更新を継続することに集中することが多いです。

その後、3年目に入って「継続期」になると、徐々にいろいろな課題が出てくるようになります。

ビジネスへの貢献が見えにくい、コンテンツのネタが切れてくる、コンテンツの質があがらない、編集部のメンバーが異動等で入れ替わる…など。


課題が増えてくると、制作・運営側のメンバーのモチベーションも下がり気味に。

「PicoN!」編集部はそんな行き詰まりを感じることはあるのでしょうか。


スタートしてしばらくは、とにかくたくさんコンテンツを出して見てもらうという目的で記事づくりに集中していました。

でも、やはりそれだけだと最初の勢いはなくなってしまいますね。
もっと読者により深く刺さるコンテンツや、読者層を広げていくコンテンツが必要だと感じていました。

その点について編集部で議論を重ねた結果、学生自体を編集部に巻き込むことにしたんです。

そこで生まれたのが「学生編集部」です。

学生自らコンテンツの企画制作に携わったり、学生間で宣伝してもらったり、アプリのリニューアルにアイデアを盛り込んだり。

いまは、学生のみなさんと一緒にメディア運営をしています。

(PicoN!編集部・三浦さん)

https://picon.fun/design/20240122/

なるほど。学生のみなさんも真剣ですね。

学生のみなさんならではの視点が、読者だけでなくメディア運営側にも良い影響を与えてくれそうです。


そして、オウンドメディア制作にありがちな、他の業務との兼業問題!

なかなかメディア運営に割く時間がない、他の業務とのバランスがとれない、といったお悩みはあるのでしょうか?

学校内で協力体制はあるのでしょうか?


講師の先生がたはフリーランスで活動されている方が多く、「PicoN!」を前向きにとらえてくださっています。

学校として情報を発信する重要性を理解いただいていていますし、先生がたも「発信したい!」「書きたい!」といった方が多く、とても心強いですね。

(PicoN!編集部・三浦さん)

講師の先生方は特にプロのクリエイターでもあるでしょうから心強い協力者ですね。

学生編集部に協力的な講師陣…羨ましい限りです(笑)。

https://picon.fun/illustration/20240202/
https://picon.fun/design/20240311/
https://picon.fun/art/20240515/


それでは「PicoN!」を見てくれている学生さんたちの反応はどうなのでしょう。

学校の広報活動などをしている際、入学を検討されている方に「PicoN!」を見ていただくようにしています。

その場で「PicoN!」のアプリをダウンロードしてくれる方もいらしゃいます。

「おもしろい!」「このイラストレーターさん知ってる!」など良い反応が多く、手ごたえを感じることが多いです。

そのほかにも、取引のある協力会社の方と会った際にも「PicoN!」の話題になることもあります。

結構ちゃんと読んでくださっていて「あの記事がおもしろかったです」とふいに感想をいただときなどは、とても嬉しくなりますね。

(PicoN!編集部・横山さん)

アクセス数、ページビュー数、訪問者数…いろんな数字はありますが、直接目の前でダウンロードしてくれたり、「おもしろい!」と言ってもらえることは数字に表れる以上の成果かもしれません。

そこからさらに「クリエイティブなことは楽しそう!おもしろそう!」といったコミュニケーションが生まれてくることでしょう。

また、クリエイティブな思考の環境も整います。

 

個人的なことで恐縮ですが、高校卒業後、東京デザイナー学院という専門学校に進学しました。残念ながら学んだ業界への就職はしませんでした。でも、その専門学校に進学したお陰でクリエイティブな現場とマンガ業界のすぐ近くに40年間居続けることができています。


当時、専門学校のコンテンツでこんなにもおもしろい記事があって、それを見ていたらどうなっていたのだろうと想像します。

ええ、確実にこの学校への進学を選びますね。


現時点でどのような環境にいても、興味あること・楽しいこと・おもしろいこと・それらを創りたいという気持ちはインプリンティングされ、大きくなっていきます。
 
「PicoN!」は、そんなクリエイティブな思考や環境ををはぐくんでいく情報サイトだと考えます。

ぜひともご覧ください。




「コンテンツマーケティング・グランプリ2023」公式サイト

応募はオウンドメディアの運営当事者による自薦、当事者以外の他薦のいずれでも応募可能。今回の選考対象は、2023年11月までに公開された、企業・団体・個人が運営する、「マーケティング(集客・育成・成約)」「ブランディング(広報)」「人材採用」「社内教育・社内報」などを目的とするオウンドメディア、または、SNSの企業ページ/アカウント/チャネル(応募〆切は2023年12月31日)。

今回は50件を超えるご応募がありました。皆様、ご応募ありがとうございました。その中からアンバサダーの方々による投票と、審査委員による厳正な審査を合わせて、各部門のトップ評価となったグランプリと、グランプリに次ぐ優秀賞、奨励賞を選考いたしました。

主催:
Content Marketing Academy
オウンドメディア勉強会


執筆:魚住 陽向
(うおずみ ひなた)
フリーランス/編集者、文筆家(小説家)
■出版・編集者&ライター:女性マンガ誌の編集者、「SPA!」(扶桑社)や情報誌ライター、お笑い芸人専門雑誌の編集&ライターなどを経験。企画・編集:書籍『あなたに伝えたい気持ち』(J-WAVE/光文社・知恵の森文庫)、『若手芸人パーフェクトカタログ』(廣済堂出版)■[インターネット]●「アークのブログ」(オウンドメディア)●「ARKadia」(インバウンドサイト)■[小説]●電子書籍『天然オヤジ記念物 江戸前不始末』(新潮社 第3回新潮エンターテインメント大賞 最終選考作品)
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編集・インタビュー:Content Marketing Academy 村上 健太

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