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【CM-Day Guide06】こんな時代だからこそ自分で見聞きし、考え続ける。UUUM株式会社 市川義典氏

こんばんは!運営の池口です!今日はUUUM株式会社の市川さんについて、魅力を余すことなく紹介します!

常に視聴者の視点を考え続ける「コンテンツ魂」

市川さんは映像音響会社やメディアプラン設計に携わったのち、UUUM株式会社に参画。現在は常務執行役員・クリエイターマネジメントユニットに所属しています。

役員という立場でありながら、元々は制作会社に勤めていたということもあり、コンテンツの企画・制作に関するこだわりは非常に高いものを感じました。今回のセッションのテーマである「コンテクスト・ドリブン・マーケティング」も非常に企画者側としての矜持を感じました。

UUUMさんが若年層向けのコンテンツを展開しているのは言わずもがなですが、市川さんはご自身でも、学生向けの講義やワークショップを実施しているそうです。戦略ノウハウを数多く持つ市川さんですが、20代の人が何を感じ、気づいているか。ワークショップを実施するたびに、今でも非常に考えさせられることが多いのだと言います。

市川さんと収録前後にお話ししたなかで、印象的なことばがありました。

「物事を考えなくなったら、マーケターとして終わりだよね」

この時代だからこそ、人が何を感じているのか。自分の目と耳で見たり、聞いたりすることが非常に重要だと話されていました。執行役員という立場であっても、肩書に甘えず常に視聴者の視点を考え続ける。本当に素晴らしい方だと感動しました。

UUUMが推進するコンテクスト・ドリブン・マーケティング

単なる企業と有名人のタイアップではなく、動画にストーリーを乗せてヒトやモノを突き動かすことが「コンテクスト・ドリブン・マーケティング」

今やYouTube上に動画が溢れかえる時代。コロナを経験した後の新しい時代のコンテンツでは、ストーリーに載せて態度変容を促すマーケティング戦略がますます重要になっていくだろう、と語ります。さらに、実際の事例を紹介しながら、コンテンツが持つストーリー性についていくつか紹介されています。

例えばHIKAKINさんの、オハヨー乳業さんとのタイアップ事例。HIKAKINさんがまだ無名の配信者だったころ、動画にてオハヨー乳業さんのプリンを絶賛し「プリン500個くらい食べたい!」と紹介していました。

そこで8年後のオハヨー乳業さんとのタイアップでは「8年の時を経て、超巨大プリン520個分を作ってみよう!」というストーリーで動画を企画・制作。視聴者の『夢が叶ってよかった』という関係性を重視したコンテンツとして紹介されています。ちなみに、この動画は243万回再生を突破しています。

最近は企業タイアップ動画もYouTubeで増えてきていますが、たまに無理くり商品特徴を語らせているんじゃ…といった動画も散見されますよね。

一方でこの動画は「まだ無名の頃に発言した夢が、8年の時を経て叶う」というもの。嘘偽りのない、HIKAKINさんにしか語れないストーリーである点が、視聴者の心を掴むのだと思いました。

また、HIKAKINさん以外にも、様々な切り口でストーリーを組み立てるプロセスを、事例を交えていくつか紹介いただいています。配信者側が持つストーリーやファンとの関係性を重視し、動画コンテンツの構成として組み込んでいくことの重要性が、本セッションでは語られています。

動画の企画・構成部分にフォーカスを当てて解説いただいているため、企業チャンネルを運営している方におススメです。そしてYoutuberとタイアップして企業活動に生かしたい方は必見!動画コンテンツの本丸、UUUMさんが語るコンテンツの本質は現場に生かせること間違いなしです!

予告動画


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