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【車両紹介】 オハネフ24-500(北斗星B寝台 / JR北海道)

JR北海道が所有する車両で、501と502の2両がしかありませんでした。
当時、道内の急行「まりも」に連結されていた寝台車を座席指定車「ドリームカー」に置き換えたことで余剰になったオハネ14-500を種車としており、JRマークがあるのが501、JRマークが無いのが502となっていました。

B寝台車・JR北海道車(500番台)

外観の特徴

外観的には、なんといっても車掌室側の妻面が特徴でした。
切妻といってもオハネフ25-200のように少し傾斜がついているものですらなく、本当に中間車と全く同じようなただの平面になっていて、編成の中に入ってしまうとパット見では中間車と見分けがつかない形状をしていました。
オハネフにもかかわらずデッキ自体が車両端に残ったまま改造され、車掌室は寝台と更衣室をつぶす形で配置されました。また、妻面の窓も貫通扉の左右にあるのではなく左側(4位側)にのみ設置されていました。

JRマークがついているのが501、ついていないのが502

車内の特徴

内装的には、JR北海道の開放B寝台らしくモケット色はオレンジ色でしたが、他の開放B寝台とは違い、窓のカーテンがロールカーテンではなく普通のカーテンになっているなど、少し他とは違う仕様になっていました。

寝台側はロールカーテンではなく普通のカーテンになっていた

また、車端部の通路配置も独特でした。
デッキ側妻面から入るとすぐデッキがあるのですが、中央にまたトビラがあります。トビラを抜けると正面に車掌室のドアがあり、右側が車掌室で中央から左側は通路になっています。その奥にまた扉があってその先が寝台となっています。
このような感じで、増設した乗務員室を避けるように通路が曲がっている形になっていました。

乗務員室が車端部に無いので不思議な通路になっている

乗務員室へ改造するために寝台を潰してしまったので、一番デッキ側の寝台は片側(上下2段)だけになっており、不思議なレイアウトになっていました。

1区画上下2段の4つのベットがあるのが普通だが、端だけ上下2段で2つのベッドしかなかった。反対側は寝台を潰して乗務員室が作られた

模型化の状況

珍車ではありますが、TOMIXとマイクロエースから模型化されています。

TOMIXでは混成編成増結Bセットに1両だけ含まれる希少車だったこともあり、市場に出てきてもなかなかの価格になっていましたが、北海道3・4号のセットで無事に最新仕様でしかも2両入りでリニューアルされました。ただ、再版されたとはいえ北斗星3・4号のセット自体がプレミア化してしまった関係で、結局タマ数は多くはなく今もなお高めの値札が付いているようです。

コアな方は、テールライトを装備して車両端の1号車で活躍させたりもしているようです。なお、北海道3・4号のセットに入っている方は、床下にテールライトのオン・オフスイッチがついているため、うちも1両は最後尾を担えるようにテールライト用の別売り基盤を取り付けてますが、通常は夢空間編成の方に組み込んでいるので特に出番がありません。

オハネフ24-501

オハネフ25-501の全景

98656 JR 24系25形特急寝台客車(北斗星3・4号・JR北海道仕様)基本セット
98657 JR 24系25形特急寝台客車(北斗星3・4号・JR北海道仕様)増結セット
92563 JR 24系25形特急寝台客車(北斗星・混成編成)増結セットB
特徴的なオハネフ24-500の車端部を的確に再現。北斗星3・4号のセットはB寝台は梯子パーツ付き、混成編成増結Bセットは梯子パーツなし

オハネフ24-502

オハネフ24-502の全景

98656 JR 24系25形特急寝台客車(北斗星3・4号・JR北海道仕様)基本セット
98657 JR 24系25形特急寝台客車(北斗星3・4号・JR北海道仕様)増結セット
92563 JR 24系25形特急寝台客車(北斗星・混成編成)増結セットB
特徴的なオハネフ24-500の車端部を的確に再現。北斗星3・4号のセットはB寝台は梯子パーツ付き、混成編成増結Bセットは梯子パーツなし

JRマークがついているのが501、JRマークが付いていないのが502となっていますが、どの製品でもJRマークはインレタに収録されており、ユーザー自身で貼り付けるようになっています。なお、北斗星3・4号の増結セットにはインレタが入っていないので注意が必要です。基本セットの方にインレタが入っていて、JRマークは6つ収録されています。

実車の状況

運用としては、3往復時代の北斗星3・4号で主に活躍していましたが、寝台数の違いから北斗星1・2号の運用に入ることはありませんでした。
1999年3月に北斗星が2往復化されると定期運用から外れ、夢空間編成や臨時列車などによく使われていました。臨時列車の方では、ごくごく稀に北斗星の編成端を飾ることもあったようです。
そして2008年3月に北斗星が1往復になってからさらに3年後の2011年5月改正時には、オールデュエット車のオハネ25-560に余剰車を作るため、2号車をデュエットから解放B寝台に変更した際に運用復帰を果たし、混成編成の2号車によく連結されていたようです。この2号車にはオハネフ25-216が入ることもあったようです。
そのまま定期運用が終わる2015年3月まで活躍し、廃車となりました。

▼実車データ
オハネフ24-501:1989.6.27改造、2015.4.5廃車。種車はオハネ14-508。
オハネフ24-502:1989.6.27改造、2015.4.5廃車。種車はオハネ14-507。

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整備記録

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