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【車両紹介】 オロネ25-550(北斗星ツインDX / JR北海道)

このオロネ25-550は、551の1両のみが存在していた形式で、JR北海道に在籍していた珍車の一つです。種車はオハネ14となります。
通常、ツインデラックスは1階建て?ですが、この車両のみ2階構造になっていて、独特の窓配置が印象深い車両です。

他と違うことであまり運用されていない…ということも無く、定員も同じということもあってか北斗星1・2号の運用にもよく入っていたようです。

ツインデラックス(車番:551)

外観の特徴

通常のツインデラックスは1階建てで8室ありますが、551は2階建てになっているので窓の並びがデュエットやソロのように上下になっているのが特徴です。
2階室の窓はソロ2枚分の窓が横並びになっていて、1階室の窓は1階に横長の窓、2階にソロ1枚分の窓があるという並びなので、かなり異質なレイアウトになっています。

オロネ25-551の外観。1階席の細長い窓と2階席の2つ並んだ窓が特徴的

車内の特徴

1階4室、2階4室の計8室というのは通常のツインデラックスと同じです。
ただ、感覚的な広さは通常のツインデラックス方が良い…という意見も見受けられました。

1階室の場合は、1階に大きな窓と2階に天窓のようなソロと同じ大きさの窓が1つあり、2階室の場合はソロと同じ大きさの窓が2つ連なったような形になっていますが、1階は2階のベッドがあるために半分は高さがふさがれていて圧迫感がありますし、2階席も満足に立てるスペースと言えば階段ぐらいしかなかったとおもうので、そう感じるのも無理はないかなと思いました。
見晴らしがいいのはいいなと思いますが、居住性とトレードオフになっている感じだったようです。

オロネ25-551の内装。1階席の洗面所を再現しつつ、2階席も限りなく再現されている。

模型化の状況

Nゲージでは珍車過ぎて模型化されておらず、腕に覚えのある方たちが改造して用意する世界になっていましたが、TOMIXの「98677 北斗星1・2号 増結セット」で念願の模型化を果たしました。

在庫が瞬間的に蒸発した3・4号セットとは違って、長めに販売されていた北斗星1・2号セットに含まれていたということもあってか、珍車の割にはオークションでもそこそこ出会うことはできますが、少し高めかなと思います。
最新仕様での模型化だからか内装もかなり凝って再現されているので、是非お手に取ってもらいたい1両になります。

オロネ25-551 ★特定車番

オロネ25-551の全景

98677 JR 24系25形特急寝台客車(北斗星1・2号)増結セット
ツインデラックスの個室が2階建てになっている姿を再現。

実車の状況

3往復時代から2往復時代まで北斗星1・2号に組み込まれていましたが、2008年の1往復化の際に運用を外れ、2008年に廃車され海外譲渡となりました。

▼実車データ
オロネ25-551:1989.6.26改造、2008.4.30廃車。種車はオハネ14-514。

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整備記録

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