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Animatorなど一部の Unity コンポーネントのメソッドがスクリプトから実行できるように、カメラの姿勢を直接指定できるように【Cluster Creator Kit v2.24.0.1 リリースノート】
こんにちは、プロダクトマネージャーの Smith です。
メタバースプラットフォーム cluster では、クリエイターのみなさんの創造力をより加速できるように制作環境の改善や新機能の追加を行っています。
この記事では 9/30 の Cluster Creator Kit v2.24.0.1 で新たに提供される機能の仕様を紹介します。
Creator Kit 2.24.0.1 の利用方法
今回のリリースに含まれる機能を利用するためには cluster アプリのアップデートが必要です。
Cluster Creator Kit のアップデートの必要はありません。
Creator Kit 2.24.0.1 のリリース内容
機能追加
Unity Component Method Wrapper[ベータ・CCK]
カメラ姿勢直接指定API[ベータ・CCK]
機能追加
Unity Component Method Wrapper[ベータ・CCK]
スクリプトから一部の Unity コンポーネントのメソッドを実行できるようになりました。
Unity Component Bindings リリース時に取得できるようになった UnityComponent インスタンスから実行可能です。
const node = $.subNode("AudioNode");
const audioSource = node.getUnityComponent("AudioSource");
audioSource.play();
今回のリリースでスクリプトから利用できるようになった Unity コンポーネントのメソッドは下記の通りです。
Animator.setBool
Animator.setFloat
Animator.setInteger
Animator.setTrigger
PlayableDirector.play
PlayableDirector.stop
AudioSource.play
AudioSource.stop
ParticleSystem.play
ParticleSystem.stop
VideoPlayer.play
VideoPlayer.stop
対応しているメソッドはドキュメントにも記載しています、ご参照ください。
カメラ姿勢直接指定API[ベータ・CCK]
非VR 環境にて、従来のカメラワークの制限に囚われずに自由にカメラの位置と回転を設定できるようになりました。
この機能により、今までできなかった表現ができるようになります。
以下はプレイヤーの位置に応じてカメラが移動するスクロール表現の例です。
こちらはワールド入室時にカットイン演出を行うサンプルです。
カメラの制御は PlayerScript で提供されている CameraHandle から行うことができます。
下記は、カメラの向きを固定しつつプレイヤーに追従するようなスクリプトの例です。
_.onFrame(dt => {
const pos = _.getPosition().add(new Vector3(0, 1.5, -5));
const rot = new Quaternion().setFromEulerAngles(new Vector3(0, 0, 0));
_.cameraHandle.setPosition(pos);
_.cameraHandle.setRotation(rot);
});
VR でのカメラ視点のあり方については現在検討中です。
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