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メタバースで新しい音楽体験の可能性を追求したい。プランナーの田中さんにインタビュー。

今回は、プランナーの田中さんにお話を伺いました。田中さんはラジオ局に約10年勤めた後、クラスターにディレクターとして入社。2024年1月にプランナー(営業職)にジョブチェンジをしています。このインタビューでは全くの未経験職種でのチャレンジややりがい、またラジオ局からクラスターに入社を決めた理由について語っていただきました。

【こちらの記事ではこのようなことを話しています!】

• 田中さんは約10年ラジオ業界に携わったのち、新しい音楽体験や価値を提供できるメタバースに魅力を感じクラスターに入社。

• 基本的にプランナーとしての仕事は「メタバースとは」を知ってもらうところからスタートし、代理店やクライアントとやり取りをしながら、課題をヒアリングして課題解決に向けたメタバースの利用方法を提案する。

・時には出張に出て現地の企業様と直接お話ししメタバースについて知ってもらうこともある

• 「club_pluster」というSlackチャンネルを立ち上げ、社員同士でアイデアをブレストしあうなど、可能性を広めるための試みに挑戦している

プロフィール
田中 慧(タナカ ケイ)

 
クラスター株式会社 プランナー
神奈川県出身。大学卒業後、愛知、大阪のFMラジオ局にて番組・イベントのプロデューサーとして従事後、2023年7月クラスター株式会社に入社。その経験を活かし、ディレクターを担当。現在はディレクション経験をベースにクライアント様向けプランニング業務を担当。




大好きな音楽で新しい体験を生み出したい

ー田中さんは約10年ラジオ業界にいらっしゃったんですよね。このタイミングで、なぜクラスターに入社を決めたのでしょうか?

田中:昔から音楽が大好きで、元々はずっとラジオ業界にいようと思っていました。ただ、より大好きな音楽に対して新しい価値や今までにない体験を提供できるコンテンツを作れないかと考え始めたんです。そこからメタバースに着目するようになりました。

もう一つ、今後の日本を考えた時、海外にマーケットを広げていく必要があると思っていて。日本にいながら海外に発信できるチャンネルやコンテンツを提供できる場所はどこかを考えた時にメタバースだなと思いました。
コロナ禍において、Fortniteが非常に進んだエンターテインメントを提供していることに刺激を受けたのもあります。そういった新しい価値や体験を日本でも作っていきたいという思いがあり、クラスターに入社を決めました。

ー音楽が転職の軸になっているんですね!

田中:そうですね、本当に音楽が好きなんです!何か新しい価値という点で言うと、メタバースはライブと相性が良いんじゃないかと思っています。日本の音楽好きな人ってカラオケには行くけど、ライブにはあまり行かない印象なんですよね。なぜかを考えた時にライブ映像を見ても、その空間を臨場感を持って体験できないから、ライブの魅力が伝わりきっていないんじゃないかなと思っています。

それを例えばメタバースでライブを再現すれば、アーティストのファン同士が集まって共感が生まれたり、みんなで盛り上がる感覚を提供できます。それを通じてリアルのライブにも足を運んでもらえるきっかけになればとも考えていますね!

ーすごく想いを持って入社されたのが伝わってきます!田中さんは今までの経験を活かしてディレクターとして入社されていますが、その後職種が変わり戸惑ったりしませんでしたか?

田中:今年の1月にプランナーとして力を貸してほしいと打診いただいた時は、「営業に向いているよ!」と周りの人が言ってくれていたのもあり、謎の自信を持って入ったのを覚えています(笑)

ただ、ずっとディレクターやプロデューサーの仕事をしていたので、営業においてクライアントさんの事業体を理解して提案するといった部分は、まだまだハードルを感じることが多く、勉強中です。一方で、メタバースの空間制作における難しいポイントや肝となるポイントは理解できているので、提案時の質問対応や企画内容を考えることには今までの経験が活きていると感じます。

メタバースの会社であえてオフラインの商談をする

ー現在はプランナーとしてどのような仕事を行っていますか。

田中:プランナーの業務は、担当する代理店さんとのやり取りと、直接のクライアントさんとのやり取りがあります。代理店さんとは定例mtgを組んで、クライアントさんへの提案の仕方について作戦を練ったり、実際にご発注いただいた案件の施策について話し合ったりしています。

直接のクライアントさんは、展示会やモーニングピッチなどで名刺交換をした企業様が多いです。まずはメタバースについてご紹介をして、興味を持っていただいた方にはクライアントさんの事業体に合う個別の提案をしています。実際、業務の8割は提案に費やしている感覚があります。

クライアントさんの業界に関してはメーカー、ディベロッパー、インフラ、商業施設など本当に多岐にわたります。プランナーごとに特定のジャンルに特化しているわけではありませんが、それぞれの得意分野が自然と集まってくる傾向はありますね。

会社のフェーズとしても、新規のクライアントさんを探して増やしていくのが、プランナーの役割です。自分が動いた分だけリードが増えるし、その中で自分が好きなジャンルや、やってみたい企画も、ロジック次第で担当・実行できるのがプランナーの仕事の面白さです!

ー代理店さんと直接のクライアントさんとで提案する場合の違いはありますか。

田中:前者は代理店さん側が抱えていらっしゃるクライアントさんに対しての提案になるので、今までの事例を参考に資料を作成したり、話し合いながら、最終的には代理店さんが形にして提案をします。

またこれはどちらのケースも言えるのですが、まだメタバースで何ができるのかの具体的なイメージがついていないクライアントさんの方が多いので、基本的にはまずメタバースを知っていただくところから商談がスタートします。メタバースでどんなことができて、clusterならこんなことができるということをお話しした上で、興味を持っていただいた段階で課題をヒアリングし、その課題解決に向けたメタバースの活用方法を提案します。だいたい2、3回くらい提案とフィードバックを繰り返して、最終提案をすることが多いです。

ー提案を一緒に作り上げていくスタイルなのですね!田中さんはその中でも出張に出向いて商談をしているイメージが強いのですが、メタバースの会社であえてオフラインで会う理由はどう考えていますか?

田中:まず、私が担当する代理店さんが全国に事業所があるということもあり、各地の事業所にご挨拶でまわる機会があるというのが前提にあります。そこで代理店さんからクライアントさんをご紹介いただくこともありますし、出張で出向くエリアの企業様に自ら電話などでアポを取り商談を行う場合もあります。

出張は多いときには2日で8、9社ほど訪問します。少なくても1日3、4社は訪問しますね。初めての福岡出張では意気込みすぎて、2日間で9社のアポイントを入れ、重いモニターとPCを持ちながら1時間の商談と30分の移動を繰り返した結果、翌日にぎっくり腰になった苦いエピソードもあります(笑)

それでも出張に行くのは、地方の方々はメタバースに触れる機会が少なく、実際に来てくれるなら話を聞こうと思っていただける方が多いからです。その場でモニターを使って、clusterに入るところをお見せしたり、触っていただくことで、より興味を持っていただけます!

出張の合間の一息

ーありがとうございます!田中さんが今までで印象に残っている案件についても教えてください!

田中:プランナーになってからは、イオンリテールさんの案件が印象に残っています。ユーザーさんもいつも以上に長く滞在してくださり、VTuberやお得意先とのコラボ企画でSNSも盛り上がりました。特に店舗内を買い物カートで爆走するゲームは、ユーザーさんがYouTubeに攻略動画を上げてくださるほど話題になり、より多くの人に商品PRができました。

このイオンリテールさんの案件は、広告専門の雑誌社からも事例として取り上げたいという依頼があるなど、メタバースの活用として一つの正解を示せたのではないかと感じています。

ちなみに、ディレクター時代にはG7の海外会談を担当したのですが、海外の長官をリアルの場ではなくメタバース上で会談させるというのは面白かったですね!VRゴーグルの発送から使い方マニュアルの翻訳まで、様々な課題がありましたが、とても印象に残っています。

熱量高く仕事に真摯に取り組む社員が多い

ー続いて会社全体の話も聞けたらと思います。田中さんはクラスターに対してどのような印象を持っていますか?

田中:クラスターに入社して、まずレスポンスの早さには驚きました。特にバックオフィス。メールを送ると大体5分くらいで返信が来るので、仕事の速さは本当にピカイチだと感じています。

また、アバターで会議に出席するという文化もとても良いと思います。最近は私もアバターを使って社内mtgに参加しているのですが、アバターでの話しやすさを実感しています。

全体として感じるのは、熱量高く仕事に真摯に取り組んでいる社員が多いということ!良いものを作ろうと思って発信したり、伝えてくれる社員が多いのがクラスターの特徴だと思います。

ー熱量高くという点では、田中さんも自主的に「club_pluster」のSlackチャンネルを立ち上げ、良い影響を与えていますよね!立ち上げた意図などについても教えていただけますか。

club_pluster
「できない」って言わないを合言葉にclusterにプラスするアイデアをブレストしあう社内クラブ

田中:clusterが人類の創造力を加速するプラットフォームとして存在する中で、「これやりたいんだけど、どうですか?」と相談した時に、現在の仕様だとまだまだできないこともあるんです。でも意外とCGデザイナーが個人で試していたり、「これならできそう」というアイディアを他の社員からもらえることがあります。

そこで、すぐに「できない」と言わず、みんなでポジティブに考えて解決していこうという想いで「club_pluster」のSlackチャンネルを立ち上げました。可能性をどんどん広げていきたいと思ったのが最初のきっかけです。

参加メンバーは主にCGデザイナーやディレクター、プランナー、最近ではPMの方々も加わっています。まだ雑談や知識共有が中心ですが、その積み重ねで可能性は広がっていくと信じています。個人的には出張先での訪問企業の選定についてアドバイスをもらうなどの活用もしていますね!

ー素敵な取り組みですね!最後に田中さんがチームで一緒に働きたいと思う人物像を教えてください。

田中:クラスターはまだまだ上場に向けて頑張っている最中で、苦しい状況や耐えなければいけないことも出てくると思います。そんな時でも自分が感じた可能性を信じながら、楽しんで仕事に臨める、ポジティブに前に進める人と一緒に仕事ができたら嬉しいです。

実際、自分の選択を信じて、会社に感じた可能性に懸けることができる人がクラスターに向いていると感じます。クラスターに入社する人は、ある一定は自己実現のために入ってきていると思うんです。自分でも叶えたい未来があって、その中でクラスターに可能性を感じて入社している。その自己実現をちゃんと達成できるようにするためにも、一緒にクラスターをもっと大きくしていけたらと思います!


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