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エンジニア×デザイナー|自分の強みを活かしベスト加速賞を受賞したclngnさんにインタビュー。

今回は、前回に続き「ベスト加速賞」を受賞したデザインエンジニアのclngnさんにお話を伺いました。clngnさんは2019年にクラスターに入社。社員数がまだ20名程度だった頃から、現在の250名規模へと急成長している過程を知っている方です。このインタビューではclngnさんが当時、無名のスタートアップ企業だったクラスターに入社を決めた理由や、現在の仕事内容、「ベスト加速賞」受賞についても語っていただきました。

※ベスト加速賞:クラスターのバリューである「加速」「チャレンジ」「リスペクト」の中でクラスター社全体を最も加速させた人に贈られる賞


プロフィール
clngn / ころん

クラスター株式会社 シニアデザイナー
ヤフー株式会社にてWebエンジニアとしてフロントエンド開発に従事。エンジニアとして所属しつつ、デザイナーチームを兼務、両者の橋渡しなども行う。2019年7月にクラスターにジョイン。フロントエンドエンジニアからUIデザイナーを経て、現在はデザインとエンジニアリングの領域を区別しない、デザインエンジニアとして幅広くプロダクトに携わる。 

clngnさん(撮影ワールド:green haven / CREATORS MANSHION C4-203 製作者:しまさん)



体験入社で不安が払拭された

ーまずは、これまでの経歴について教えてください!
clngn:大学卒業後にヤフーに入社し、フロントエンドエンジニアとして働いていました。そちらではフロントエンド寄りの仕事、特にJavaScriptやCSSなどを書きつつ、デザインチームも兼務するようになりました。
クラスター社も、2019年にWebフロントエンドエンジニアのポジションで入社しています。入社後、徐々にデザイン側の仕事が増えて、現在はデザインチームに所属。エンジニアチームとコミュニケーションしながら、UIデザイナーとして働いています。


ー当時はVTuber黎明期でメタバースという言葉もない頃ですよね。大手企業から無名のスタートアップ企業に転職することに不安はなかったのでしょうか?
clngn:大きい会社を長く経験していたので、次はベンチャー/スタートアップ企業で働きたいという気持ちはありました。
その中でクラスターに入社を決めたのは、当時から私はVTuberを見ていて、アバターを纏った人格がバーチャル上に存在することに興味があったのが理由の一つ。あとは、体験入社をさせてもらったときに「この会社なら合いそうかも」と思えたのも大きいです。

入社が決まってからは、急いで秋葉原にパーツを買いに行って自作PCを組み、自身のアバターを作ったことを覚えています。「入社までにアバターを用意しておかないと!」という謎の危機感があったんですよね(笑)
そのときに作ったアバターが、今も使っているものの原型になっています。


ー入社後、会社は急成長してclngnさんも様々なプロジェクトに携わってきたと思いますが、直近の仕事で印象的だったことについて教えていただけますか?
clngn:clusterのスマホ版トップのUIアップデートに携わったことです。ワールドの「おすすめ」やワールドランキングといった機能のデザインを行い、将来のフェーズを見据えて段階的にリリースを行いました。その際は、ユーザーさんが流し見でも、自然と興味のあるワールドを見つけられるようなデザインを心がけました。

デザインの言語化を強く意識

ー続いて「加速賞」受賞のお話も聞かせていただきたいです。今回の受賞は何が評価されたとご自身では思っていますか?
clngn:大きく2つあると思います。1つは「言語化」への取り組みです。デザインチームでは最近、デザインの意図や理由を言語化することがとくに重視されているんですよね。

私は元々エンジニア出身ということもあって、他のデザイナーよりもこの部分でアドバンテージがあったと思います。暗黙知になっているものや、ミーティングで話し合われた内容を、他の人が後から読んでも理解できるようにドキュメントに落とし込むのはずっと意識して行っていて、そこを評価いただけたのかなと思っています。

もう1つは、目の前の作業だけではなく、その背景にある目的や中長期的なゴールを常に考えながら仕事をしていたことです。マネージャー層が何を目指しているのかを理解し、アクションを起こして、アウトプットを出すように心がけていました。

会社から求められる「クラスターのデザイナーとしてこうあって欲しい」というところに、自分の行動がうまくマッチできたんじゃないかなと思います。


ーなるほど。ファーストキャリアのエンジニアの経験が活きているんですね、具体的にはどのような点が現在に活きていると感じますか?
clngn:エンジニアってコードを書いたときに、なぜそのコードを書いたのかをきちんと説明できないといけないというのが前提にあると思うんですよね。デザイナーも多分一緒で。とはいえデザインには感性的な部分もあるので、そういったニュアンスも含めて言語化するのは特に難しいと感じます。

そういった違いはありつつも、私の場合は、エンジニアのときに自然に行っていた言語化が、地続きとなってデザイナーになっても行えているのだと思います。

また、テキスト情報に対する拒否感が少ないのも今の仕事に活きていると感じます。どんな背景や経緯があったのか、Slackの過去ログを追いかけたり、場合によってはコードを追いかけるなどしてキャッチアップするのも苦ではありません。自分の特性に寄るところもあるのかもしれませんが、エンジニアを経験していて良かったなと思っている点です。

立場は後からついてくる


ーclngnさんは社員数がまだ20名程度の頃に入社されていますが、クラスターは今ではどんな会社になっていると思いますか?
clngn:私が入社してから規模感は本当に変わりましたよね。ただ、これはCEOの加藤さんがよく言われているのですが、まだまだ良い意味で「スタートアップ感」は残っていると感じます。

クラスターの面白いところは、さまざまなバックグラウンドを持つ人が集まっていることです。私自身はWebの会社から来たので、ゲーム業界出身のエンジニアやデザイナーと話すと、考え方やカルチャーの違いを感じます。そういった多様性が面白いなと思いますし、勉強にもなっています。

ーカルチャーという点で、クラスターではかなり強く自社のカルチャーを伝えていると思いますが、clngnさんはcluster cultureの中で特に好きなものはありますか?

Cluster Culture
クラスター社のカルチャーを言語化した11ヶ条のステートメント
詳しくはこちらをご覧ください

clngn:一番好きというよりは、自分がこうありたいという目標として「仕事で関わる人たち全員に敬意を払おう」を挙げたいと思います。
例えば、コトに向かう中で社内で意見がぶつかり合うことがあったときに、場をうまく収めてみんなの目線を揃えられる方って、この敬意を払うということがちゃんとできているなと思うんですよね。言葉の端々からもそう感じますし、対応の仕方にも相手へのリスペクトを感じます。

最近、立場が変わってシニアデザイナーとなり、チームのことをより見るようになった中で、この「リスペクト」の大切さを強く感じるようになりました。これからもっと体現していきたいcluster cultureの1つだと思っています。

ーありがとうございます。最後に今後の目標について教えてください!
clngn:評価の際などに「その立場になったからそう振る舞えるようになるのではなく、普段の行いが先にあって立場は後からついてくる」ということをよく言われます。私自身、この言葉には強く共感していて、今回の評価もこれまでの振る舞いがシニアデザイナーとして適切であると認めていただけたのだと思っています。

なので、リーダー陣とともにチームビルディングについて考えたり、これまでとは違った動きはしつつも、今までの動きの延長を意識して、リスペクトを大切に、クラスターの成長に貢献していけたらと思います!


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