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【着物の伊達締の話】To be(lt), or not to be(lt), それが問題だ。

いや、ハムレットのように「生か死か」と悩んでいるわけではないのですが。
着物を着るとき、伊達締(=belt)をするかしないか問題です。

着物って、苦しいですよね。正直に言うと。
いや、絶えられないほど苦しいわけではないですが、色々巻いているのですから、圧迫感はあります。
①襦袢を着て②紐締めて、③伊達締して、④着物を着て紐締めて、⑤伊達締して、⑥帯板して、⑦帯巻いて、⑧帯締めして、⑨帯枕のガーゼ紐もあり、⑩帯揚げも胸元にしますしね。
たくさん!

これをどうにかしたい。正月に連日着物を着た際に、なんだか肌がかゆくなってきたし。

とうことで、⑤着物の上に締める伊達締をやめてみました!

結果はどうかというと、、、どうだろう。
どっちにしろ、着て時間が経つと、脇がもたもたしてくるような。⑤をしていてもしていなくても。
特に身幅が大きい中古着物を着る場合。(・・・じゃあ伊達締めじゃなくて身幅の問題ですよね。)

しかし伊達締をやめたら、圧迫感はかなり軽減されました。帯枕のガーゼ紐を入れたり、帯揚げの端を入れたりするのに邪魔するものがなくてやりやすいですし。

とうことで、着姿の結果大して変わらず(きれいになったわけではない笑)、身体は楽になるので、ここのところ、⑤の伊達締はやめています。

ちなみに、②や④の紐は、私はコーリンベルトを使っています。
つまり、着物を着たら、コーリンベルトで衿をとめて、それでおしまい。後は帯板と帯に進んでしまっています。

皆さんはどうされているのかなぁ。きっと人それぞれですよね。人様の着姿も気になるが、その中がどうなっているのかも興味津々です。


トップ画像の全体像です。NDLイメージバンクからお借りしました
このお姉さんはこの後どうやって着物を着るのでしょうか?!

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