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実録!着物で4時間過ごしてみた結果は?「後ろ姿美人か?!」という難題に突き当たる

母の付下げ、若い頃に幾度か着付けてもらったものです。柄や八掛の色など、今の私には総合的に派手かなぁと思っていたのですが、実家で見たら着たくなって持ち帰った話をしました(こちら)。

海外の方がいらっしゃる場にお呼ばれしたので、ま~少し派手でも、というか少し派手ぐらいの「いかにも着物っぽい」感じでもいいかなと思って、着てみました!その付下げに袖を通したのは十数年ぶりです。

それで4時間過ごしてみた結果、、、70点!

着崩れは全くなかったです。
しかし、帰ってきて子どもに後ろ姿の写真を撮って貰ったら、①背中心が合ってなかった、②二重太鼓のたれが左右長さが違った。
えーーー!(笑)

後ろ姿手強いですね。

①背中心のずれ
背中心は、上の方(衿側)が微妙に左にずれてしまっていていました。下の方(帯の真上)は中心で合っていたので、衿合わせのときにひっぱりましたかねぇ。
Youtubeなどで「背中心 ずれる」で色々動画を見てみたところ、衿の引っ張りすぎが原因のようです。
それで、色々な解決策も皆さま提示して下さっていたのですが、私は、次回、衿のところでクリップで留めるのを試してみようかなと思いました。背中心を合わせた後、衿合わせをする前に、クリップで留めておけば、仮に衿を引っ張りすぎてもずれないはずですよね。

②二重太鼓のたれの長さが左右違う
これは何ででしょう?著しくというわけではなかったですが、揃っているとは言い難かった。
帯に帯枕をセットしてから背中にしょう方法で帯を締めています。左右対称にセットしたはずなので、長さが変わったと言うことは、しょってから締め終わるまでに何かあったと言うことですよねぇ。。何があったか不明(笑)。なんでだろう~~
ま、しょうときから傾いたりしないように注意するとともに、たれの長さに差が出ていたら、お太鼓の形を決めるときに微調整したいと思います。

皆さま着物姿には喜んで下さいましたので(と思っています)、総合的には良かったです。
せっかく遠方からお越し下さったので、少しでも歓迎の気持ちを表現したいと思った着たので(という建前の上での自己大満足したので)、良かったです。
しかも、ハイパー時間がない中諦めずに20分で着て出て行ったので、自分、よく頑張ったと思います(自分に甘い)。

後ろ姿美人の着姿になりたいです~~~

トップの画像の全体像です。
菱川師宣、17C「見返り美人」。
東京国立博物館研究情報アーカイブスよりお借りしました。



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