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田舎の働き者

若い若いといわれます。
いや、自慢でも何でもありません。

田舎の年齢層がおかしいだけです。


田舎に引っ込んだ際、
周りからの声は比較的、友好的なものが多かったです。

狭いコミュニティである田舎は、
お客さんと身内に優しい世界です。

身内に入るまでが少しばかり時間のかかるコミュニティではありますが、
入ってしまえば暖かいのが田舎です。

身内伝いに人間関係を構築できた筆者は恵まれていたのでしょう。

そんなこんなで、入ったコミュニティは凄まじいものでした。
平均年齢60を超える状況で、
8割が現役で働いてます。

シルバーセンターの中では、
70を超えたお爺ちゃんたちが声を掛け合って仕事の説明を受けています。

「縁側でお茶を飲みながら」みたいな光景ではなく、
農協の帽子を被ったお爺さんたちが作業着を着て、
チラシの裏紙に参加者を書きながらラジオを聞いて時間を潰しています。

なんというか、
田舎のご老人たちは元気です。

彼らの中では、
60で定年を迎えた方々は若手、
40、50は子供世代、
20,30は孫世代。

いや、まぁ、年齢だけ見ればそりゃそうなんでしょうけど。

今でこそ慣れて何も感じませんが、
田舎に戻った直後、80超えた方々が雑草駆除やら、
道路工事やらに向かっていく姿は何とも言えない違和感がありました。

周りからすれば、
「いいからそろそろ家でゆっくりしててくれ」
と言いたいところなのですが、
どうにも働くことが生き甲斐な方も多いようで、
いっても聞いてはくれません。

実際、ご老人たちの働きがないと、
田舎の生活基盤が保てない部分があるのも確かです。

道路のインフラ維持にも多大な貢献をいただいています。

ただまぁ、なんというか、

良くも悪くも、
都市部と田舎の人口格差がこんな歪な状況を生み出しているんでしょうね。

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