田舎の就職事情
やっぱり周囲の年齢層に偏りが出やすいなぁって事です。
高齢層と低年齢層がいて、中間層がスッカスカ。
居ない訳じゃないんですけどね。
大学進学とかって話になるとここから出るわけですよ。
卒業したらそのまま都市部に就職ですし。
んで、戻ってくる頃にはそれなりの年齢層になってくる。
仕方ないんです。
大学ないですし、
仕事ないですし。
都市部に居た頃にはよく言われました。
「最悪実家帰って農家とか継げばいいでしょ?」
いや、最悪って言うなよ。
とか、苦笑いしながら思いましたけどね。
現実、「田舎=農家」って考え自体がちょっとズレてるんです。
まぁ、そういう場所もありますけどね。
道なき道を行き、
周囲に全く民家がなく、
本当に住んでいるのか分からない様な家を探しに行く。
そんな某番組に出てくるような場所でない限り、
少なくとも筆者周辺では本業農家さんって意外と少ないです。
自分周辺(親族とかご近所さんとか)分を作る人は結構いますけど、
それ一本で生計を立てるって難しいんですよ。
買取価格もそうそう上がらないし。
個人販売にも限界があるんで。
*個人での販路確保と維持ってホント難しいんです
工場とか会社とかで働いてる人の方が断然多いです。
家の周りに継いできた農地とかあるから、
下手に長く住み着いてきた家系ほど地主っぽく見られますけど。
そういったそこそこ大きな農地を持ってるお宅でも、
ほとんど兼業農家さんになってる方の方が多いです。
農地を処分することが「法律的」にも「経済的」にも難しいので、
しょうがなく抱え込んだままの方も多いです。
本業で疲れた体を誤魔化しつつ、
畑を耕し畝を作り、
雑草を引っこ抜き、
日々のちょっとした変化にホームセンターで相談するわけです。
現場(現地)を知らない政治家さん、官僚さんが
古い法律そのままに放置してるからこんなことになるんです。
若い世代はそんな状況を見てるわけですから、
私は絶対、都会に出て職に就く!
となってしまう。
魅力をアピールって言ったって、
なかなか刺さる人少ないですからねぇ。
TVに出て来る農作業なんて、
奇麗で楽しい部分だけですし。
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