ふみふみ
梅雨らしい梅雨、なんていうのがどういうものかは知りませんがとりあえずそれなりの雨にも降られた日本列島。
雨の関係の被害に遭われてしまわれた方々にはお悔やみを。
ただもう「雨が多いし、今年は冷夏なんでしょ?」などと言うわけにいかないのは2000年代から分かりきっていること。
もうあの「爽やかな夏」の情景は我々の心の中だけに残る幻になってしまっているのだと思います。
暑いですね、今年も。
もうどこにいても暑く、北海道が37℃だろうが長野が38℃だろうが都心が40℃だろうが、体感なんてほぼ変わる訳なく「熱い」ですから。
逃げ場なんて本当に無く、危険な季節というカウントになってしまっていますね。
朝晩は多少コンクリートジャングルよりも地方の風通しの良い場所の方に分があるかなという認識ですが、まあ長野も暑いは暑いですよ、ということを感じて2023年も7月が終わりました。
web記事なので面白ネタなのかなとも感じましたが、「地球規模でも12万年ぶりの熱さ」というパワーワードを目にしました。
人類が存在していたかも曖昧な12万年前から数式で推測しても一番熱いのであれば正に未曾有の事態なのではないか、とも思いますが一応空調の効いた日差しを避けられる場所にいれば生きていられるのは幸福なことです。
もうそれでも長い間日本でも「今年の夏は一番熱い」を繰り返して来て何年にもなるでしょうから感覚は麻痺しているでしょうし、このまま夏が長く大きくなって行ってしまうのは怖いですね。
それこそ絵なんてどうでも良くなって行ってしまって、やはり幸福の上に成り立つ職業は危うく脆いなと恐怖しています。
この暑さが、前々から言われているように人が積み上げてきた影のしっぺ返しだという説が本当なのだとしたら、環境問題に真摯に向き合わないといけないですね…。
恐らくもうほとんど全ての「絵描き」が電気を使ってものを生み出しているのだろうから、必要以上に電気を食っている、という自覚を少なくとも持つことも重要なのでしょうか。
「絵描き」だけでは無いにしろ、そのうち人が1日に使えるワット数を制限する政策など打ち出されてしまった日には心の安寧を保ったまま穏やかで豊かなものを表現することなんてできるだろうか、とちょっと真剣に考えてしまいました。
今っぽくないよ、なんていう発想はできるだけ避けて、芯を食う行動を心がけたいものです。
本当に必要なガジェットにしか通電させない、とかね。
そんな中、今月は1日も休むことなく(土日も)朝5時起床、7時には作業部屋へ行き自主トレというべきか、個人の制作を行い時間になったら業務を開始、終えたら(訳あって)実家へ帰宅し21時には寝る、という自称「真人間モード」での生活を行いました。
なので睡眠時間も特に書き出すことなく計算出来、なんと1日9時間ずつも取ってしまっていました。
お陰で日中のパフォーマンスはすこぶる良かったのですが、じゃあ1日9時間も寝たら毎日元気に過ごせるか、というとそんなことはなく不思議なもので週末に向かうに連れ確実に疲れは蓄積していきますし、何せいわゆる「自分の絵」が全く、とは言いませんが「本当にこれだけは描かねば」というものしか描けませんで、そこはちょっと反省です。
ただ、そんな生活でもこのブログ用の絵は描けているので、規則正しい生活になってしまうと絵なんて描けない、というのは絶対に嘘だなと改めて体感できました。
むしろその制約の中で完成までの道筋を計画し、その通りに実行できると自ずと描けた絵もクオリティ高く見えたりします。
そして、無駄に動画や映像作品をだらだら垂れ流すように横に置き、手を動かすわけでも想像を巡らせるわけでもなく、というアホみたいな無の時間が無くなっただけでも頭はスッキリしている気がします。
流石にSNSでの情報取得は今の生活上切っても切れないものがあるので、後は寝入るために、という理由で垂れ流す動画や音楽を辞めてみると、かなりQOLも上がる気がするので、訳あってこの生活をしている今が、学生時代から何となく続けてしまっていた何となくダラダラを許してしまっていた要素たちを断ち切る良い機会かなと思って、意識的に改革をしていこうと計画中です。
歳も来年には40になりますしね。
人生の後半戦にも出来るだけ高パフォーマンスでやりたいことだけは出来るよう、物理的に準備する一年にしたいんですよね。
その1歩目は成功、と言って良いのではないかなと思います。
今月もお世話になりましたご担当者様、企業様ありがとうございました。
来月も引き続きよろしくお願い申し上げます。
えっと、そして業務関係で2点ほどまじめなお話を。
①インボイス制度の報告です。
只今おおしまやすゆき(イラストレーター)名義としては、適格請求書発行事業者用ナンバーを取得中でございます。
発行までに時間を要しております、ご容赦くださいませ。
先日関係から電話連絡があり「返信用封筒を用意下さったのは良いが、切手が付いていないので専用封筒に入れての発行になります」との旨連絡がありましたが、もうそこから1ヶ月経つのではないかな…?
6月初旬に確かその書類を提出したので、全部でもうかれこれ2ヶ月になるのですが、まだナンバーは取得出来ておりません。
今回はびびって対応遅れてしまったイメージです。
共有され次第請求書等に適用して参ります。
②本年10月近辺〜2024年5月近辺の受注につきまして
この間業務受注数を絞りたく、お声がけに反応出来ない可能性がございます。
また引き続き展示会・展覧会へのお誘いもお断りさせて頂きます。
理由は本年(2023年)10月のブログにてお話出来ましたら幸いでございます。
あらかじめご理解とご容赦をお願い申し上げます。
そうしましたら、続いては今月摂取したものたちです。
大きくはこの2つかな。
『君たちは〜』は、うまいですね〜。
色んな意味で。
事前の情報公開を極力抑えるというやり方もとても面白く、昨今のSNSの力も加味すると、SNSを普段よく利用している自分でも、公開2日目にスクリーンでほぼ全部の要素と初対面で対峙することができ、とても合理的だったと思います。
こういうことをジブリがすることの意外性もあって興味をそそられましたし、内容も表現も羨ましいもので溢れていて、かつてジブリ作品、宮崎駿作品を観て憧れた何それを思い出しました。
まず以って内容はほぼほぼ「君ちはどう生きるか」(原作?タイトル借用)では全く無いし、でもポスターにはタイトルであるその文言と「アオサギ」の絵のみの掲載。
その3要素だけで僕はまずクスリとしてしまったけれど、内容も監督にしか作れないものー監督以外の人間が作っても意味を成さないものになっていたことを大きく感じました。
冒険譚になっているけれど、それは監督自身の作家としての半生を踏襲したり順を追って一緒に思い返す内容となっていたのが熱く、例えば派生のスタジオポノック作品「メアリと魔女の花」でも似たようなアプリーチでの表現があったな、と観た瞬間は感じたが、一方は宮崎監督が実際に歩んだ道を示し、一方はそのDNAを我々分家となった存在も持ち合わせています、という意思表示になっているんだなとすぐ整理もできるほど、今作は宮崎汁が濃厚だと思う。
遺作になってしまってもしょうがないが、当たり前だが次回作も観てみたい。
今作は監督の作品群の中にあっても良いアプローチだが、やっぱり「ナウシカ」や「ラピュタ」のような濃いオリジナリティにまた出会いたいという僕の期待は肩透かしを食らってしまった印象なので。
でもとにかく、僕の中にまた一つ宝物が増えた感覚には違いが無い。
時間がもしあったらもう一度映画館に観に行きたいし、販売されたら作品として購入したいです。
Mrs.GREEN APPLEは前アルバム『Attitude』をすごく聴いていたので今作もどうじゃろな、と気軽に手に取ってみたところすごく良くてしばらく聴いていました。
BUMP OF CHICKENに10〜20代(全然今もですが)を支配されていた自分にはこのハイトーンのボイスが新鮮で心地良く、メロディラインにも歌詞にもおじさんでもはっとさせられるものがありますが、何よりいき切っている世界観もとても良いなと思う。
またしばらく聴くのだと思います。
Adoさん歌唱に提供されたという「私は最強」もすごく好きです。
あ、そうだSNSもちょっとお話があって、ついに僕のスマホからも青い鳥がいなくなってしまったのですが、ジャストで代わりになるものなんて無いのは知りつつも日々あれはどうだ?これがいいかな?と今月は模索と試作をしておりました。
その中で中国で多く利用されている微博(Weibo)もアカウントを取得していたものを再利用し始めたのですが、Deepleという翻訳ツールで翻訳した僕の中国語の言い回しが面白くなってしまったらしく、(絵でないのが不本意ではありますが)ちょっとだけいわゆるバズリをして多くのユーザ様にフォローいただいております。
基本Twirtter ? X ?の代わりを探す旅の途中ですので、あくまでTwitter ? X ?でつぶやくような内容を同じく発信しているだけですが、第一印象ユーザの皆様が優しいぞ!?という感動を得まして、とても嬉しく「ウェイボーちゃん」なるファンアートを描くほどでした。
やっぱり応援や反応を頂けるに越したことはないので嬉しいですね。
リアクションを頂ける限りは続けていってみようと思います。
さて。
今月もえらい長々とすみません。
業務絡みのお知らせ②でお伝えの通り、今年の秋から少しプライベートごとが膨らむため、個人名義でのお仕事受注もコントロールしたいイメージです。
そのため月の頭には久しぶりに高速道路を運転して県外に足を運んだのですが、やっぱ外暑いわ。
たまたまその時は特に暑い日和だったらしいけれど、何年か前の都内での生活を思い出しました。
夜もエアコン必須ですもんね。
本当に、暑い場所で生活されている皆様はご注意を。
僕も水分補給を忘れがちなので、適度に摂りつつ12万年ぶりの暑さを乗り切りたいと思います。
ほんとにね、まだ7月やで?
ではまた来月。
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