Day 2
★こちらの文章は、ソースであるFacebookへの投稿文を一部改編してあるものを掲載しております。
「5Days Art Challenge」なる企画へお誘い頂きまして、何となくお知り合いの作家の皆様の投稿で目にはしておりましたが、一体なあに?という感じでしたのでちょろっと調べてみたところ、かつてmixiなどで流行った「バトン」企画のようなもので、そのバトンを受け取った作家様は「自分の作品を5日間、一日(一度に)3作品紹介+お一人にそのバトンを渡す」なるものらしいのです。
「Art」って付いているから、作家様中心のやつかな、という独自の判断で、なのでお仲間に入れて頂けて光栄でございます。
主にFacebookにて流れている企画なのでしょうか。
ということで、2日目、もとい二投稿目です。
一投目から大分時間が掛かってしまいましたが、構わずいきます。
まずは自分の「作品3つ」でございますが、今回はイラストレーターと名乗ってすぐ~初の受賞期から紹介させて頂きます。
1.「ときはなて!」
この頃の絵は自分で「ロマンティック馬鹿期」と命名していますが、初めて真剣にお付き合いさせて頂いた彼女と別れたり、会社を辞めてイラストレーターとして動き出したりと心境的にも変化が起こって、妙にパステルな色合いを好んだり、細かい描写を正義と思って多様していました時期です。
絵柄は一見安定していますが、一種類しか描き方を知らないだけだったりもします。
そして何より恋愛モチーフの絵が多く、今見返すと画力以前に大変恥ずかしいのですが、その中にあって、この一枚は自分の絵に対する気持ちだけを表せた貴重なものです。
鳥かごのモチーフで一枚描いてみたかったのですが構図が全く作れず、3DCGのソフトを用いて下絵を取った最初の絵でもあります。
今でも色合いは気に入っています。
思い切れていていいなぁ…。
2.「虹色眼鏡」
後に初のイラスト集のタイトルにもなった一枚です。
まだ「ロマンティック馬鹿期」の一枚ですので、色合いも淡いですね。
眼鏡、僕は大学4年生の卒業制作用作品の制作中に視力が落ちて眼鏡デビューしまして、就職し、その印刷会社を辞めた時から「ここからはもう引きこもるだけだし、いらないな」と外してしまった経歴なのですが、元々視力は良く縁が薄かっただけに憧れはあって、「虹色眼鏡」という単語自体はさらに昔から生み出してwebサイトの名前なんかとして使用していました。
元々そうして温めていた世界観を、アイディアに行き詰まった時に「奥の手だ!」と引っ張り出してきて描いた記憶があります。
結果的には上手いこといって良かったです。
現実の女の子のモチーフではなく、その時の自分を女性化してみたようなイメージで、いわゆる架空の「二次元の女の子キャラ」を描いてみたような絵です。
そういう絵はこの頃は特に少ないです。
女の子が上手に描けなかったので。
もっと言うと、女の子と動物は描かず嫌いでした。
「描けないもの全部描いたれ」という絵でもあります。
3.「こえ」
初の受賞作でございます。
受賞歴、そんなにないのですが、だからこそ嬉しかった記憶があります。
「CREATORS BANK」というSNSの「CREATORS BANK in DesignFesta2008」というコンペで優秀賞を頂きまして、その年のデザインフェスタというイベントの会場内で絵を掲載頂いた他、副賞でペンタブを頂戴しました。
このペンタブ、実はまだ現役で仕事用ツールとして使用しています。
嬉しかったのを思い出します。
絵の内容的にはとてもダークですが、その時一番言いたかったことを表現してみました。多くは語りませんが、体験談が確実に元になっています。
「ロマンティック馬鹿期」もそろそろ終盤かな、という絵です。
確か貝殻、そしてケンタウロスを描きたくて制作を始めた絵で、ラフはボールペンの一発描きで、そのラフ画は一枚しか存在しない、という、考察の多い僕にとって奇跡的な出来あがり方をした絵です。
本来、絵はそうやって描くものなのかもしれません。
当時の溢れて余るようなそれが今欲しいものです、ホントに!
…いかがでしたでしょうか。
次回もお楽しみに。
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続いては、バトンの送り先、もとい他者作家様紹介のコーナーです。
お二人目はこの方を紹介させて頂きたいと思います。
●やじるし 様
イラスト投稿系SNS「pixiv」で作品・お名前を見かける方も少なくないのではないでしょうか。
90°でも180°でもない、でもどこか癖になる視点から概念の芯を捉えたそんな氏の絵は「pixiv」でも長く大人気で、僕も古くから一ファンである作家様です。
そんな一方的なファン熱にかまけて僕のwebサイトの対談企画「コラムオシャベリー」へ招待の依頼を出したことがきっかけとなり、知り合い、お話までさせて頂いたことを懐かしく思います。
当時から定期的に発表され続ける作品群と、閲覧されるファンとの間柄からはまるでロックミュージシャンとファンのそれのように熱く、誠意に満ちたものを感じていて、それは性格のねじまがった僕にはまね出来ない理想のアート活動の一つであり、憧れの大きい作家様のお一人です。
とにかく!百聞は一見にしかず、という世界観をお持ちの作家様ですのでこれ以上の説明は控えますが、少し穿ったものの見方や、尖った考え方が好きな方は一見しておくと幸せになれるかもしれない、そんな概念を、意味ありげな女性を中心に描かれる作家様なのです。
彼のwebで、pixivで、または商業的な媒体で彼のベクトルを感じてみてはいかがでしょうか。
それではおおしまやすゆきの「5day Art challenge」、次回もお楽しみに!
長文、失礼致しました。
1st Dayはこちら
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