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結晶戦


「2」0「2」「2」年だったので、にゃんにゃんにゃん、つって。
今年は全体的にネコの年だったのかもしれません。
…ネコ要素、僕には何もありませんでしたけど、家族が愛でていたネコ動画が間接的に僕を癒してくれていたのかもしれない。
ありがとう、ネコ。
僕はあんまり好きじゃないけど…!


例年よりもやや雪の多い冬になっているかもしれません。
雪多くない地域ですが歳もまたがないうちに、2回も雪かきをしていて、もしかしたら今シーズンは稼働多くなるのかな、なんて憂鬱に考えながら2022年も12月が、そして2022年自体も終わりを迎えようとしております。

ただただ関わって下さった皆様にはお疲れ様を。
沢山ご迷惑をお掛け致しました、と言いたい2022年は、21年から地続きで漫画制作の案件を軸とし、他細かな受注を行わせて頂くお仕事体制と、そのお仕事体制で圧迫される自由な時間をついばむように接種させて頂くようなイメージで趣味の絵や活動も、20代のころより明らかにやせ細った僕の髪の毛ほどのか細さで展開させて頂きました。

その主軸となったお仕事が一旦、日の目を見たことがそんなマイライフ唯一のニュースではありましたのでそれ以上に何か言うことは無いかなという、めちゃくちゃざっくり言うとそういう一年かと思います。
一球入魂(まさに野球漫画に携わったので)、そんなものを追うシーズンがあっても良いじゃない、そういう感想です。


宣伝も解禁されておりますので、具体的に。
「トライブナイン」という発売予定のゲームの宣伝用Webtoon(縦読み漫画)が今月はじめHykecomicアプリ様で連載を開始致しました!
今いけてるでしょ、という要素をふんだんに盛り込んだ野球ものでございます。
年末年始の時間など使って、ぜひ触れてみて下さい。
そしてゲームもお楽しみに!


そういうわけで、いつもよりも端的ではありますがお仕事のお話はこの辺で。
年末ですので、今月と言わずこの一年に間口を広げさせて頂き、本年お世話になりました各位ありがとうございました。
来年も何卒よろしくお願い申し上げます。


「タイパ」とか「QOL」とかいう言葉を目にする昨今、そういうものを度外視して熱を込めてしまった2022年ですので、来年2023年は引き続き今の体制が続くことも考慮しながらではありますが、もう少しそれらも意識したいかなと考えています。

頭では何度も着手を想い浮かべている各漫画のリメイク(というか描き切ること)だったり、新しい「アートワーク」の制作だったり、やっぱりおざなりになってしまった諸々を少しでも回収できる一年に出来たらなと来年に馳せる思いは例年通りあって、まだまだ衰えている暇はなさそうです。
肉体的には30代最後の一年になるのか…。
あんまり考えないようにしておきましょう。
健康診断でも、パーフェクトではないにしても大きな問題も見つかりませんでしたし(視力だけがっつり落ちてたけど💦)。

とにかく、世界が1秒でも平和であって、自分の願望を実行できるステージが確保されますように。
自分ではコントロール出来ない大きな混乱の後のゆらぎの季節ではあると思うので、そこは願わざるを得ません。
俺の周り半径何メートルだけでいい、平和であれ!って、みんなが願うしかあるまいよ。


今月影響を受けたもの、触りにいったものたちを紹介します。

《Amazon Prime Video》
・ぼっち・ざ・ろっく!
・チェンソーマン
・呪術回線0
・ポプテピピックTVアニメーション作品第二シリーズ

《Amazon Music》
・Surges/Orangestar
・The End of Yesterday/ELLEGARDEN

…やはり腐っても師走!
接種したものも少なく。
アニメはあとNetflixに一時入会でもしてみて「ジョジョ」や「サイバーパンク」などを観させて頂きたいですし、今後漫画なども見させて頂きたいもの、仕事のために接種しておいた方が良いコンテンツもあって、どこかでまとめて時間を設けたいと思っているのですが、年末年始はアウトプットも沢山したく困ったものです。

そして比較的作業漬けだったためYouTubeもたくさん垂れ流していたと記憶しているのですが、具体的なタイトルが思い出せずで恐縮です。


そんな中「自由時間」になってふと、時間が無いと自分が手を伸ばさない色んなものに手を伸ばせるようになって、見ることが出来る色んなものを見た結果、一年も12月30日の深夜、オーラスもラスにもなって考えちゃいけないようなことを沢山考えてしまいました。
「考えちゃいけないようなこと」と考えちゃった以上、自分の「脳の正常な部分」がその考え方を「消せ」と命令しているだろうから、この考えはそのうち自分の中から消えちゃうだろうと思って、でも今月の記事として事前に書いていた文章よりは大分残しておく必要があるなと「脳の正常ではない部分」が弱くサインしたので、一度書いた文を消して書き直すことにします。

…ほら、共有する情報はより新鮮で革新を突いていた方が良い気がするので。


いや、えらく大層なものの言い方をしましたが、夜中に何となくスマホでTwitterを眺めていたら「神絵」を見つけ心がバキバキにへし折られた、と要約するとそういう文章です。

今年も沢山の「ありがとう」と「いいね」(絵上手いですね、とか凄いですとかそういう類の誉め言葉も全部含めて)を頂けて、そういう機会が「生きてきかた」上、もの凄く少ない人間ですからどんなに些細なそれらもとても嬉しく喜んでしまうのですが、当たり前だけど、世の中には僕なんかよりたくさんの「うわて」がごく自然に存在しております。
絵だけで言っても、誰がどう見たって僕より上手いという人は沢山いるし、もっと細分化や別の視点から見ても、技術力が僕なんかよりはるかに勝る人、知識に富みその共有に秀でた人、世間の渡り方に長ける人、それらを巧みに使い、上へ上へと行ける人(行けてないと自負されながらも、僕よりははるかはるか上を歩いているなと感じられる人)…-。
彼らが魅せる力は計り知れなく、絵はその人全てを投影する「結晶」としての見方をすれば、作者のそれまでの努力、苦悩、工夫、熱…色んなものを感じることが出来るし、作者をより知っていれば例えば過去作と最新作を見比べその人の像をより深く慮ることも出来る。

そして、人は少なからず自分を反映させてしまうが故にそんな大きく美しい「結晶」に反射した自分の無力さに打ちひしがれてしまう。
これも、長くその世界に身を置けば置く程、その世界や作者のことが分かっていればいる程、「結晶」の引力は強く、打ちひしいでくる力は強いのだと思う。

その作者は僕が意識した昔から上手かった(うわてだった)。
僕も進めるだけあがいてはみたが、それはその作者も同じなんだろうと思う。
差は埋まることなく、明らかに広がっている。
もう多分埋まることはないのかもしれない。

こういうことを感じる「結晶」に出会うことがどんどん増えてきている。
それはイコール、きっと当時出会った(と言っても、間柄としてはめちゃめちゃ距離はあって、こちらから一方的に知っているだけと認識している人も多いけど…)それらの作者はいかほどの努力を積み重ねてきたのだろうと。
そして包み隠さず言うと、それらに反射して見えた自分はいかにマイペースに、そしてそのマイペースにしか進めないことを汚い手(手段)でごまかしてきたのかをただただ突きつけられる生殺しのような状態がどんどん増えてきている、ということである。

「長くやっていれば」という考え方をよく見る。
マイペースな自分はとても好きな概念だったりする。
でも普通に考えてそんなわけない。
天才たちの歩く最短ルートを、マイペースな人間は歩けないだけのこと。
長くやっていれば、その事実を数多く突きつけられるだけなんだと、そういう経験を経て痛感します。

「よそはよそうちはうち」も同様の考え方で、普段僕も意識している大変暖かい発想なんだけれど、「結晶」の前ではかくも無力でしかない。


お仕事漬けでキューキューになったところからの解放感で変に頭が澄んでいるからそんなことに意識がいってしまうのでしょうか。
とにかくその「結晶」はとんでもなく凄いです。
宣伝にはしたくないので詳細は伏せますが、ぼっきりと僕のハートを折ってくれました。

…よりにもよって、歳の瀬も歳の瀬の深夜に。

今年は自分なりに収穫も経験できた嬉しい一年ではありました。
しかしふと辺りを見渡せばこのありさまです。
本当に何をどうやっても、いかんせんどうにもならないことが増えてきて爆発しそうになる。
しかも、恐らく「結晶」の作者でさえ、同じようなことを考え反芻し、血を流しながら僕よりもはるかに速いスピードと最短ルートで対峙していっていることを考えると、打つ手なし、なすすべなし。
本当に生きていて良いのだろうかという気分にさえなってしまいました。

…よりにもよって、歳の瀬も歳の瀬の深夜に!


…まあ、それでも同じ道を歩いていくという選択肢を2023年も取っていきます。
取っていくしかなくなってきている、と言う言い方も出来ますし、そうしたい意思もあります。
あわよくば、それらをより受け入れよと来年の自分に僕は言いたい。
受け入れていると思い込んだまま受けれていないから陥る思考である、と。

高い山ですね、絵の世界は本当に。
いくら登ったって、高さなんて変わりゃしないんだから、まったく。


まあ、根暗なのは今に始まったことではないので、よし通常営業だと割り切り、その絵にでもパンパンと両手を合わせながら2022年も終わりにして、2023年を始めようと思います。

本当にすごいな~神絵師は…!



改めまして、お仕事以外の趣味の絵などにも触れて下さいました皆様含めまして本年もありがとうございました!
本当に、何もかもまだまだでございます。
放っておくとすぐにしわ枯れてしまう全てに鞭打って来年も走っていこうと思いますので、目にした際はぜひとも反応をお願い致します!

えいえい。

それでは、良いお年を。

また来月。

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