高校物理 力と運動の関係
こんにちは。今回は力と運動の関係です。基本は前回の記事にあるのでそこから。
まず、2つの物体が接触しているときの運動方程式の立て方のヒントです。力のつり合いについてまず考える必要があると言いましたが、ここで「作用・反作用の法則」を考える訳です。面に対して垂直にかかる力や2つの物体が接触しているときの一方からもう一方の力についても漏れと無駄のないように描き込みましょう。
そして、ここからがポイントです。運動方程式はそれぞれの物体ごとにまとめましょう。また、決して着目すべきはその物体が「与える力」ではなくその物体が「受ける力」です。ここは分かっていると言う人はおそらく多いでしょうが、初見ではできていない人が多いので気をつけたいところです。
例えば2つの物体が縦に積み上がって下の物体を引っ張る問題。しばしば摩擦力の練習問題として出てきます。ここで、下の物体は進行方向に引っ張る力とその反対に加わる摩擦力の反作用(←ココ重要)を受けます。そのため、上の物体は進行方向に摩擦力を受けるのです。
分からなければ色々な問題を解いてみるというのが最善だと思われます。数学以上に一筋縄にはいかないので公式だけの理解ではアウトです。
次回もよろしくお願いいたします。
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