1周年の節目の年の瀬に更なる飛躍を感じる最高の2時間―フジコーズ1st Anniversary Live『1周年から始めましょう』参加レポ
開演前にダブルセンターを務める小杉 怜子さんと沖 玲萌さんによる観覧の際の注意事項のアナウンスがあり,オープニングVTRを挟んでオープニングへ。
オープニングは現体制のメンバーによる「ウェーイTOKYO」からスタート。
歌唱中にはオリジナルグッズのホイッスルを鳴らすタイミングがあり,ホイッスルの音が鳴り響いているのも印象的でした。
ちなみに,今回の「ウェーイTOKYO」は欠席した笠野 咲藍さんの代役を3期生の三好 菜乃さんが担当。
「ウェーイTOKYO」のパフォーマンスが終わると,オープニングトークへ。
代役を担当した三好さんは「ダンス未経験で苦手だったんですが,一生懸命練習して良いものが見せられたのではないか」と語りました。
イベント全体の進行は佐野 瑞樹アナが担当。
まず,佐野アナから「オールナイトフジコ」とフジコーズについての説明と今回のライブの説明が。フジコーズを既に知っている人も始めて知る人も楽しめるタイトル通り“1周年から始められるライブ”だと説明されました。
その後,フジコーズ16人が学生番号順に自己紹介。
これらが一通り終わると,小杉さんによるタイトルコールがあり,ライブ本編が本格的にスタート。
まずは「オールナイトフジコ」放送1年9ヶ月の総集編のVTRへ。番組の説明から番組初期と初めてのTIF,2期生の加入を経てCDデビュー・「FNS歌謡祭」までの映像が流れ,見ていてとても懐かしい気持ちになりました。
映像が終わると,鈴木 心緒さんと3期生(上西 萌々さん・多田 七帆さん・三好さん・山下 未愛さん)による「思い出泥棒」のパフォーマンスが。
パフォーマンス後には3期生が始めて歌唱した「思い出泥棒」にまつわるトークが。山下さんが「(卒業生の)和智ちゃんが歌の練習を一緒にしてくれた」と練習の舞台裏を語りました。
その後,総集編VTRの続きとして卒業生の卒業から3期生の加入,そして今年のTIFの映像が流れ終わると,2ndシングルの「キスから始めましょう」に引き続いてカップリング曲の「僕たちのforgive」がライブ初パフォーマンス。
フジコーズの2代目リーダーを務める藤本 理子さんは金髪にしてから初のイベント出演。一気にイメチェンしてカッコよくなった気がしました。
全体としてはロック調の曲に合わせた激しめでカッコいいダンスはパフォーマンス後には汗ばむほど。
その後は曲が続き,卒業生が歌唱した「渋谷センター街」も初パフォーマンス。それぞれが制服のような衣装(茶色いブレザーかセーラー服)に身を包んでの歌唱。喉の不調があった和智さんもソロパートを見事に歌い切り,会場を盛り上げました。
ダンス後の感想を聞かれた三好さんは再び「この中(今回パフォーマンスした雨宮 凜々子さんと藤本さん)で私だけダンス未経験だったんですけど,2人とかに教えてもらいながら一生懸命練習しました」と練習の様子を語りました。
続けて和智さんにコメントを振ると喉の痛みからかなかなか声が出せず。それを受けて佐野アナが「無理しなくていいですよ」と言うと和智さんが「いや,無理するんですけど」と返してコメントするやり取りはどこか面白かったです。
そのあと,卒業生の出町 杏奈さんが「地方出身者にとって(出町は青森県出身),渋谷センター街は“東京出てきたな”と思えるので思い入れのある曲」と地方出身者ならではのエピソードも語りました。
パフォーマンスが終わると,最後の総集編VTRへ。最後は今年のTIFから前々回の「大学プレゼンバトル」までの名場面がまとめられました。
総集編のVTRが終わると,卒業生も交えて総集編のVTRの感想トーク。和智さんが「私のVTR怒ってるやつがまだ使われてる」と少し不満げ。それを受けて佐野アナが「CM中もずっとそうでしたから。私が担保します」とツッコむと会場からは笑いが起こりました。
それに続いて卒業生の佐藤 佳奈子さんが「私のゴリラ(佐藤さんは番組の企画「フジコすぎて伝わらないモノマネ選手権」という企画で“時々柴田理恵さんに見えるメスゴリラ”というモノマネを披露して優勝している)のしか使われてない」という不満が。この流れで佐藤さんがそのモノマネを披露することになったのですが,メガネを忘れるアクシデント。松尾 実李果がかけていたメガネを借りて例のモノマネを生で披露しました。
加えて観客からの声を受けて,今井 陽菜さんが台本演技企画でツッコミとして披露した「男やないか~い!」というツッコミを生披露。会場を沸かせました。
これに続けて入山 七菜さんが「私の映像,2期生紹介時(入山さんは2期生紹介の特技披露で演技力を見せたいと「キュウリをめちゃめちゃ美味しそうに食べる」というのを披露した)の使われててもっといいのあったのに…キス王決定戦(番組の企画。2ndシングルの「キスから始めましょう」にちなみ,フジコーズがキスに絡んだ様々な企画で対決。入山さんが優勝した)のとか」と漏らす場面も。(実際に入山さんの「キス王決定戦」の映像は使われていた)
これらに続けて今までフジコーズが行った様々な対決企画の個人獲得タイトル一覧がモニターに表示されましたが,一部抜けているところがあるとメンバーから指摘が。これに佐野アナが「修正しておきます」と陳謝する一幕も。
その後,ライブで盛り上がる曲としてAKB48の「Everyday、カチューシャ」を披露。白を基調とした衣装に身を包んだメンバー達が会場をさらに盛り上げました。
2時間にわたるライブもいよいよ大詰め。最後の曲は「オールナイトフジコ」の番組テーマソング「Friday Overnight」をフル尺でパフォーマンス。番組内では1番しか歌われなかったのでフルで歌うのはなかなか珍しく,貴重だなと思いました。
「Friday Overnight」のパフォーマンスが終わると,リーダーの藤本さんからお知らせとして今回のライブの模様をFODで1月10日(金)からアーカイブ配信されること,2月16日(日)にお台場・フジテレビ本社でバレンタインの物販イベントが行われ,こちらが4年生メンバーが参加する最後の物販イベントとなることに加え,3月30日(日)に4年生メンバーの最後のイベントとなる「フジコーズ卒業式2025」が開催されることが発表されました。詳細は番組内や公式Xで随時発表されていくとの事なので続報が楽しみです。
これでライブが終わり…かと思いきや,会場からは盛大なアンコールの掛け声が。これを受けてアンコールが行われることに。
アンコールはCD発売時のメンバーによる「ウェーイTOKYO」と「思い出泥棒」。こちらは最初に披露した両曲よりも会場の盛り上がりが高まっているなという印象がありました。
両曲のパフォーマンス後には全員集合してのエンディングへ。エンディングではメンバーそれぞれが感想をコメントしていきました。
個人的には今井さんが「フジコーズ唯一の関西人としてこれからも頑張っていきます」と意気込みを語ったのと,髙村 栞里さんが妙に早口になっていたのを佐野アナにツッコまれていた場面は面白かったです。
卒業メンバーはもうすぐ卒業という話題になり,それに涙ぐむメンバーも。それをフォローするかのように佐藤さんが「フジコーズは卒業しても楽しいよ」と励ますような声をかけていたのは印象的でした。
アンコールで歌われた「思い出泥棒」についてコメントを振られた出町さんが「『思い出泥棒』は『渋谷センター街』に比べてあまり思い入れがない」と衝撃のコメントをし,佐野アナに「思い入れがないがないならお下がりください」と冷静にツッコまれていたのはとても面白かったです!
本当に最後の曲として披露されたのはフジコーズの現役メンバー全員で歌う楽曲の「We'reフジコーズ」。こちらは全体的に盛り上がる上にホイッスルを使うタイミングがある楽曲なので最後にしてほぼ最高潮に近い盛り上がりになり,その空気のまま終演となりました。
終演後は進行を務めた佐野アナにちなんで「佐野コール」が巻き起こり,それに佐野アナも「なかなか言われることがないので気持ちがいい」と上機嫌だったのも面白かったです。
全体的な個人的な感想として,ほかのイベントやライブ同様に坂本 結菜さんがほかの曲でも終始観客へ積極的に声かけをして,会場を盛り上げているのが印象的でした。
フジコーズを知ってる人でも知らない人でもみんなで盛り上がって楽しめる温かで笑いのある素敵なライブだったと思います!本格的なライブは始めてでしたが,初めてがこれでよかったなと思えるライブでもありました。
フジコーズとして1周年を機にさらに飛躍していってほしいですし,その可能性を感じさせるライブでよい年の納めになりそうです!
ライブ参加できなかった方はアーカイブ配信是非見てほしいです!