12/14になると思い出すこと
お疲れさまです。太陽神ラーです。
僕が何者か知りたい人は少し前に上がった記事にちょっとだけ書いてあります。
さて、あくまで技術ものから外れたことをやろうという僕のアドカレですが、どうしてもこの日に書きたかったことがあったので書かせてもらいました。知らない人も知ってる人もじっくり見ておいてね。
さて、これが公開されている12/14はなんの日でしょう?
別に誰かの誕生日だろうし、なんかしらの記念日ではあると思うんですが、僕にとってはこの日は「吉良邸討ち入りの日」なんです。
吉良邸?討ち入り??なにそれ???
って人がほとんどだと思います。
なんとなく知ってる人は「あー、今日なんだ」って感じだと思います。
元禄14年3月14日に起こった浅野内匠頭の刃傷事件に端を発するこのお話は、元禄15年12月14日に本所松坂町にある吉良邸への討ち入り、怨敵吉良上野介義央の首級をあげるという形で最大の山場を迎える事になります。
ここまで書けばわかると思います、そう、忠臣蔵のお話です。
忠臣蔵ってのはお話の名前になるので正確な表現ではないのですが、もうめちゃくちゃメジャーなので忠臣蔵って書いちゃいますが、僕はこのお話がとても好きです。
描かれるたびに細かく脚色される内容、でも大筋は変わらないストーリー、忠義の姿、そして最後には自戒で終わるこの物語には、現代でも通用するたくさんの要素が盛り込まれた長編作品と言えると思います。
そしてなによりすごいのが、これが史実に基づく実話である、というところが素晴らしい。
詳しく知りたい人は「仮名手本忠臣蔵」や「忠臣蔵」で調べてくれれば色々出てくるし、なんならWikipediaである程度情報が得られるので紹介しておきます。
って、あれ…なんかこの流れ、ちょいちょい見るな…。
と思った人は勘がいいかもしれない。
こういうの、最近の映画でよくありません?
古くは「クールランニング」とかもそうですが、史実に基づく実話を上手に脚本化して演目として公開する。
ハリウッドでよく使われる手法なんですよね。
それを日本ではなんと1700年代にやってたんですよ。
そう思うと日本の創作力って本当にすごいんだな、と実感します。
まぁ、そんな忠臣蔵ですが、僕がものすごく好きなのが、罪に問われて46人全員が自戒で罪を償う、というところです。
お話の作りとしては色々あるのでそうじゃないストーリーで見た人もいるかも知れませんが…
悪いことをすれば罪に問われて、誰かを殺めればそれは死を持って償う。
当たり前なんだけど、その背景には一言で語れない壮大な物語があって、でも情状酌量を受けずきちんと罪を償う。
なんかこういう潔さ、本質のブレなさみたいなのがとても大事だな、と思った次第。