【後日談②】明日、長年の自分の気持ちにケリをつけてくる
実は私は、明日、
1年以上ぶりに、元カレのガリヒサと会う。
"ガリヒサ"とは、私が去年執筆したノンフィクションエッセイ『100日以内にプロポーズする女』に登場した私の元カレで、私が今日まで人生の1/3くらいの期間を共有している相手でもある。
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その彼が今週、東京から私の街まで会いにくることになったんだよね。
これは彼からの提案で、1ヶ月ほど前から決まっていたんだけど。
ちなみに今、ガリヒサには新しい彼女がいるし、私だってもう彼との恋愛や結婚は考えていない。
あくまで友達として、旧友として、会うことになっている。
で、それだけならこれまでだって何度もあったし、プロポーズエッセイを書き終わって数ヶ月後の去年12月にもガッツリ会って遊んでいるから、別に大したことじゃないんだけど。
私は今回、彼にあることを伝えようと思ってる。
それは、私自身が1年半前、彼にプロポーズをしようとしていたこと。
この事実を彼に伝えて、私のプロポーズ計画を完全に終わらせようと思ってる。
というのも、私はここ数年、そのとき付き合っている恋人や婚約者に不満を感じる度に、「やっぱりガリヒサと結婚すべきだったのかなぁ」と考え続けてきた。
そしてそれは、プロポーズエッセイが終わってからも同様で、「やっぱりあのときプロポーズだけでもしとけば良かった」「もっと向き合って話せば良かった」と、彼の存在が何度も頭をよぎり続けている。
つまり私は、ガリヒサとは結婚できない(したくない)と頭では分かっていながら、その気持ちを完全には昇華できていなかったんだと思う。
その理由は、やっぱりあの日、彼に結婚の意思をきちんと伝えなかったから。
誤解させないように再度説明しておくと、私に彼と結婚したいという気持ちはもう無い。
だけどそれでも、かつての自分がプロポーズしようと懸命に動き、がんばってみた結果、元カノにピアスを買われるというショッキングな出来事を目の当たりにして「やっぱり違う」と判断した、この事実を伝えておきたい。
いやこれは、完全に私のエゴなんだけど。
過去の気持ちや思惑を伝えることで、自分の中でガリヒサとの将来ルートを完全終了させて、まっすぐ前に進みたいなって思ってる。
彼に知っておいて欲しい。
あとシンプルに、伝えたときの反応が見たい。
そして当時、彼がどう思っていたのかを知りたい。
そんなわけで、私は明日ガリヒサと1年ぶりに対面し、プロポーズ計画のネタばらしをしようと思います。
「当時の私はこんなことを考えていて、ガリヒサにこんなことを伝えようとしていたんだよ」って、ちゃんと言いたい。
私たちに未来はないと思うけど、もう2度と振り返らず、しっかり前に進むために、不完全燃焼になっていた部分をしっかり燃やし切っておきたい。
別に告白の返事が欲しいとか、彼の気を引きたいとかそんなことでは全くないし、今さら伝えたところでどうしたいとかも一切ないけど、なんというか、ここでガツンと区切りをつけたい。
何かある度に「やっぱりガリヒサが…」と考えてしまう自分を断ちたい。
そんな感じで、プロポーズエッセイの後日談②というか、ちょっとした続編を、今月どこかで公開予定です。
またひとりで空回りして何やってるんだよ、と思われるかもしれないけど、よかったら生温かい目で見守ってあげてください。
▼ つづき
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