
全女子の憧れブランド、『エンジェルブルー』について。
1992年生まれの女子には、当時一世を風靡したキッズブランド『エンジェルブルー』の説明は今さら不要だろうが、知らない人のために解説をしておく。
1989年9月発表。メインキャラクターは「ナカムラくん」。主に小学校高学年から中学生にかけてのプレティーンからローティーン層にあたる女子児童をターゲットとしている。2010年までは百貨店内のナルミヤ専門店で販売されており、1990年代後半から2000年代後半にかけての最盛期は「メゾ・ピアノ」と共に同社の子供服を代表する主力ブランドであった。2000年代初頭には、当時の人気アイドルグループ 「ミニモニ。」メンバーの加護亜依が好んで着用したことで親子の双方から注目され、子供服にしては高額であるにもかかわらず大人気となった。
ナルミヤ・インターナショナルにはエンジェルブルーの他にも『メゾピアノ』『デイジーラヴァーズ』『ポンポネット』『ブルークロスガールズ』などバラエティに富んだブランドがあった。
その中でもエンジェルブルーを選ぶような女子は、男女両方から支持を集める、クラスの中心的な人物が多かったように思う。
ピチレモンとのコラボユニット『ピポ☆エンジェルズ』
2003年には小学生向け雑誌『ピチレモン』とのタイアップでユニットも結成されている。その名も『ピポ☆エンジェルズ』。当時ピチレモンを読んでいた方にはわかるだろうが、ピチレモン内でも上位人気のモデルが選抜されている。
全身エンジェルブルーに身を纏ったその様は、武士の鎧さながらである。
学研のファッション雑誌「ピチレモン」とアパレルメーカーナルミヤ・インターナショナルのジュニア向けブランド「エンジェルブルー」とのローティーン層をターゲットに相乗効果を狙ったコラボレーションにより、ピチレモンでカリスマ的人気を誇る専属モデル右手愛美、原田百合果、浅田美穂、壁谷明音の4名によって2003年結成。8月に代々木第二体育館で開催された「ピチレモン夏まつり2003」において初お披露目された。
ハッピーセットのおまけにもなった
エンジェルブルーの人気はとどまるところを知らず、マクドナルドのハッピーセットのおまけにも抜擢された。
エンジェルブルーの服は高価(平均7,000円〜)であったため、一般家庭ではなかなか気軽に買ってもらえる子供服ではなかった。ナカムラくんに憧れた庶民女子はマクドナルドに走ったのである。
当時よくエンジェルブルーを着用していた加護ちゃん
2019年にはエンジェルブルーのブランド30周年を記念して復刻が発表された。当時よくTVで着用していた加護亜依へのインタビューも読んでもらうと、より支持の厚さがわかるだろう。
エンジェルブルー、今はどこで買える?
今は無きエンジェルブルー。平成レトロの流行で、ヤフオクやメルカリで高額取引されているようだ。
なんとか現行品を入手できる場所を探したところ、なんとコチラから期間限定でTシャツが購入できるようだ。(2022年4月10日まで予約受付中。受注生産/発送は5月中旬以降)
しかもTシャツにはアクセサリーにできるピックも付いているそう。これは色々と活躍しそうだ。
ご興味ある方はぜひ。