人と人:平成29年の初めにあたって
今年、平成29年は日曜日始まりの一年である。それだけで何かきちんとした年にしていこうと思ってしまったのだが、そんな今年の目標は「魅力的な人になる!」ということにした。
実は、昨年末に自分自身の魅力の無さを痛感する出来事があって、その影響を大きく受けた今年の目標設定なのだが、詳しい事情は後にこれを見返した自分にその後どうかと問いかけるだけに留めておこう。
さて、「魅力的な人になる」。誰にとって?
私たちは、人と人の間に生きている人間で、魅力的に思ってほしいのはきっと他の誰かなのだろう。自分を認めてほしい、褒めてほしい、好きになってほしい。そうした思いが自分磨きに駆り立てる。世の中の半分の人はそういう風に生きていく。僕もそう。
では、もう半分は?
僕が思うに、その人たちは自分のことなど目に入っていない。悪い意味ではなく、心から好きなもの、熱中してしまうものがあって、それに向かって一直線に駆け抜けていっているのだ。そういったひたむきな、純粋な、正直な人は美しい。僕には輝いて見える。きっとそういう生き方が出来たら幸せなんだろうなと思うことも多い。
好きなことがしっかりあって、それに向かって一直線に走っていける人。僕はそういう人がとても好きだ。だから、そうした人が躓くことなく走り続けることが出来るように、辿り着いた節目節目で幸せを手に入れられるように、手助けをしていこうと思っている。
そのためにも、僕は魅力的な人になろうと思う。人に頼ってもらえるような、目的のために力を貸してくれるような、そして皆が幸せな世界を一緒に作っていけると思ってもらえるような、そんな人になろうと思う。
世の中には、人の心を摑むのがうまい人が大勢いる。こうも人の気持ちを朗らかにして気に入ってもらうのがうまいのかと思う人もいれば、不器用にでも一生懸命に生きている姿が人を惹きつけるような人もいる。うがった見方かもしれないが、その一つ一つの生き方が、その人が人生で身につけた技であり、これからを生きていく術なのだろう。そして実は、与えられるべく与えられた大いなる贈り物なのだ。
結局、人は人の中でしか生きてはいけないのだから。それは、意識している人も意識していない人も同じ。
僕も、僕なりの生き方を磨いていこうと思う。
今年一年が、みんなにとって幸せな一年になりますように。