巡る運命の中で
何度も何度もつまづいて、なかなか思うように進まなかった姿や話を見たり聞いたりしてきた。それはもう巡り合わせの為す業で、誰がわるいとか、もちろんあなたが悪いとかそういうものではもう無いような気がしていた。
どうしてこんなにも上手くいかないのだろうと、思い悩んだその毎日のことを僕は直接知らないし、存在すらも本当は不確かなんだろうけども、それでもどこか気にかかっていた。
そして長い月日が流れて、いま君は幸せを手にしたようで、巡る運命の中で、ついにやってきたこの瞬間を、どうしてだか僕までもが愛おしく思っている。それほど近しい関係でもないだろうけど、でもとってもとってもおめでとう。