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2022.07.08 「物との対話のワークインプログレス」 第1回目
初めに
「物との対話のワークインプログレス」 を始めるにあたって以下記事に書きましたので宜しければご覧下さい。
第1回という事で、色々な道具を持ってきて取り敢えず物を触った回でした。
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始めたばかりなので、まだ道具を扱った動きにあまり意味が生まれていない状態です。
今後徐々に動きに意味が生まれていく事になると思いますが、やっている側としてはとても楽しく時間があっという間に過ぎていきました。
◆
ここからは動きながら書いたノートになります。
このノートは現地でも見る事ができますので、もし現地に来られる際は是非ご覧下さい。
なお、当日書きながら気付いたのですが、作品製作しながらノートを書くのがとても難しかったです…。
普段であれば考える時間があるのですが、パフォーマンスしながらだと考える時間中は何も動いていないので、できるだけ時間を取らないようにしてしまいました。
お陰で言葉を全く書かずにイラストのみ描いているような状態です…。
こちらも今後の課題として改善出来ればなと思っています。
ノート1枚目
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サンダルと皿:
最初サンダルを履いていたのですが、靴に履き替えた時に皿も持っていたので取り敢えず地面に1列に並べて、しゃがみながらサンダルと皿を眺めていました。
眺めていると、意外と周りのお客様が私とサンダルと皿に視線を向けてくれていました。
ボトルとカップとボールとスポンジボール:
あーでもないこーでもないと考えていたところ、ボトルとカップの高低差が面白いなと思い、持ってきていたボールとスポンジボールを追加して1列に並べてみました。
この並びは結構綺麗な感じだったので、並べ方もただ並べるのではなく工夫できればいいなと思っています。
ボトルにカップを被せてみたり、カップの中にボールを入れてみたり…。
くわえる:
何となくカップの中にボールを入れてボールを咥える事が出来ないかなーと思ってやってみたら、思いの外出来た感じでした。
これができたとなると、カップの中に飲み物が入っているていでボールを咥えるという動きができます。
なので、カップの中の飲み物を飲むバリエーションを増やす為に色々動いてみました。
ノート2枚目
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並べる、積む、のせる、落とす:
上記のくわえるからボールに焦点を当てる事にし、色々動いてみました。
ボール1つでも面白いのですが、3つの方がいいかなと思いボールを増やしています。
まずは机の上に並べ、横が出来るのなら縦だろうという事で積むことにしました。
そこから机の上に積むことが出来るのなら頭の上にものせる事ができるだろうと、頭の上へ…。
頭の上に乗せたので調子に乗ってそのまま動いていたのですが、案の定ボールは地面に落ちていきました。
そこから「落ちると落とすの違いは何だろう?」という思考になったので、机の上から地面へボールを落としたりしていました。
電話をかける、受話器を取る:
ボールがこれ以上広がらなかったので、電話を取り出し取り敢えずジェブリッシュでひたすら話しながら動いてみる事に。
電話をかけたり受話器を取ったり、電話の向こう側の人とケンカしたり。
電話のような道具は、ボールと違い道具の主だった行為が決まっているので動きやすかったりします。
また他の道具と併せても意外と動きやすいです。
今回は電話で話しながら机に乗って端から端に移動したり、椅子に座ったりしていました。
悩む、思いつく:
上記の電話をかける、受話器を取るから動作が大きくなってきたので、今度は道具自体に着目するのではなく自身の内面の動きに着目して動作を作る事にしました。
何か創作するという行為が内面の動きを表現するのにやりやすかったのでペンとカップを使って色々動きました。
時には電話が鳴って受話器を取ると締切の催促の電話で焦ってみたり、電話がなり続けるのでイライラして受話器を一旦上げてまた下ろすといった行為をしてみたり。
やはり、内面の動きが活発になると動き自体も彩りが出てきます。
◆
終わりに
というわけで、「物との対話のワークインプログレス」 第1回目は以上になります。
次回もまた色々な道具を試しながら動きのピースを探っていく感じになるかと思います。
それではまた!!