ワンポイント英会話③
クラウンに役立つ⁉英語をRandyランディ先生に教えてもらいます。
BREAK A LEG!
発音記号:/breɪk ə lɛg/
映画「ザ・プロデューサーズ」(2006年版)でも出てきたフレーズです。
直訳すると「足を折れ!」なのですが、一体どういうこと?
解説
「Break a Leg」は、俳優/ミュージシャン/パフォーマーがステージに上がる前によく言われるフレーズ。
迷信というか…
劇場公演で縁起をかつぐために、1920年代頃のブロードウェイ辺りで言われるようになった言葉とされているよ。
パフォーマーに幸運を祈って「グッドラック」と言うと、実際にはうまくいかないことがあったりして、そう言うのを嫌うようになったんだね。
それで「Break a Leg」のように誰かに不運を願うことは逆に「幸運をもたらす」と思われるようになったんだ。
僕が知っているいくつかのサーカス迷信を挙げると、
◆舞台裏では絶対に口笛を吹かない。
(サーカスのリガー(技術者、労働者)は昔は笛で通信していた。ランダムな笛は混乱を引き起こす可能性があるから危険)
◆緑の衣装は不運。
◆他のパフォーマーの小道具には絶対に触れない。
◆常に右足でサーカスリングに入ると良い。
◆象の毛を見つけるのは幸運。 他の誰かにそれを与えることはさらに幸運をもたらす。
日本にも何かこういう迷信あるのかな?
補足:
映画「ザ・プロデューサーズ」(2006年版)でも出てきたフレーズです。
ブロードウェイでの公演初日のシーンで、
「「幸運を」は縁起が悪いからオープニングナイトには言わない」、
「コメディー・フランセーズでも「幸運を」の代わりに「クソ」と言う」、
「スカラ座では「オオカミの口へ」と励まし「クソ野郎」と罵り返す」、
などが出てきました。
ちなみに、1967年のオリジナル版、メル・ブルックス監督「ザ・プロデューサーズ」では「Break a leg」について言及はないので、確認したい場合はネイサン・レインが出ている2006年版を観てね。
ランディ・ブレイク
(Randy Brake)
米国リングリングサーカスで活躍後、TDLのダイヤモンドホースシューで長年コミカルキャラを演じ、その後USJなど様々なイベントに出演、演出も手掛ける。マジック、音楽、ジャグリングも得意なおふざけファニーガイ。
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