ミッドレンジ魂剥ぎの失敗と学び
はじめに
対策はかわすもの、悪戯人形です。
コンボミッドレンジが性癖で、対策の対策カードをサイドインするのが嫌いです。RIPや黒力戦対策に置物破壊を入れるのが嫌で、弾けるドレイクや実物提示教育で対策をすり抜けて勝つのが大好きです。
さて今回注目したのはこのカード、狩人の贖罪(以下:贖罪)です。
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1章で3/3トークン、2章でクリーチャーをサクってクリーチャーサーチ、3章でクリーチャー強化。これを使って魂剥ぎをサーチし、コンボを決めようというのが今回のコンセプトです。
このカードが優れている点はいくつかあり
・サーチするターンにマナを使わないので、サーチした瞬間出せる(奇襲性が高い)
・ただ強カード(シェオルとか)をサーチしても強い
・3/3トークンが強い。しかも三章で5/5トランプルになる
と、強い上にコンボでもミッドレンジでも役に立つ=コンボとミッドレンジの橋渡し役になれる性能です。
そして完成したデッキがこちらです。
デッキ紹介
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コンセプトとしては、道探しやルーターで、墓地肥やししつつ盤面に雑魚クリーチャーを用意。贖罪でサクって魂剥ぎをサーチし、そのまま召喚。次のターンには3章で強化した魂剥ぎでぶん殴ってそのまま勝利と言う感じです。
性癖部分は色に表れており、サムトの素出しが狙えるようになってます。パルヘリオンで言うところの、エシカ・スカイソブリンビートが狙える構成になっているわけです。またサイドには様々なサーチ先が用意してあり、墓地対策してくるなら魂剥ぎ以外をサーチするぜ!という感じです。
結果
5リーグ回して、3-2、1-4、2-3、3-2、2-3で、11-14の勝率44%
失敗と書きましたが、思ったより勝ててました。だけど俺のチケットは減り続けたのでまごうことなき失敗です。以下に原因をまとめます。
敗因
①マリガン率が高い
魂剥ぎはマリガン率の高いデッキです。例えばゼタルパなどの餌ばかり引いて、ルーターがないと言った即マリ手札は頻発します。サムトもプレイできるとは言っても5マナなのでキープ基準にはならない。しかも3色なので土地事故も多発……
コンボデッキは多少マリガンしようが何だろうが決まれば勝ちますが、ミッドレンジではそうもいきません。ダブマリなどしようものなら、ミッドレンジプランは捨てるしかありません。
②コンボを決めても勝てないことがある
魂剥ぎの強さは対処の困難さにあります。破壊不能・呪禁でカチカチだし、絆魂・警戒でダメージレースを許さず、飛行・トランプルでチャンプブロックを許さない。と言った感じで、決まれば勝つのが魂剥ぎです。ですが今回は枠の都合で絆魂がなく、すれ違いダメージレースで負けることが多々ありました。
③対処手段を準備されやすい
究極完全体魂剥ぎも無敵と言うわけではなく、対処する手段は複数あります。布告除去や全体追放・バウンスなどですね。ミッドレンジ剥ぎはどうしてもコンボ特化の魂剥ぎより遅くなるので、これらの対処手段を引かれる可能性が高くなります。
④メインからミッドレンジによりすぎ
これは明確に私の構築ミスです。メインから墓地対策はほとんど入ってない環境なので、メイン戦はもっとコンボに特化すべきでした。具体的には《縫い師への供給者》を入れるべきでしたね。
⑤サムトはエシカではない
パルヘリオン以外のデッキにもエシカは入りますが、魂剥ぎデッキ以外でサムトは見たことがありません。それが答えです。
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まとめ
魂剥ぎのミッドレンジ化は困難であり、僕は成し遂げることができませんでした。カジュアルに遊ぶ分にはいいですが、大会レベルに仕上げることはできなかったです。
ですが学びは多かったですし、贖罪はガチで強くて面白かったです。
次回「黒緑吸血鬼で贖罪が大活躍!」