【日記】『ウソツキ! ゴクオーくん』を読み始めた話
きっかけは推し様による、こちらのポスト。
ということで、読み始めた。
現在、第9話まで読了済み。
あのね……、めちゃくちゃ良い。
「嘘」の持つ加害性を分かりやすい勧善懲悪の構図で示しつつ、主人公とヒロインをそれぞれ方向性の異なる「嘘つき」に設定して、「嘘は必ずしも悪ではない」と示している点が秀逸。
葉月は、安易な「嘘=悪」という風潮があまり好きではないので、「よくぞこれを小学生向け雑誌で描いてくれた!」と讃嘆の念がある。
天子ちゃんの「オモシレーウソ」が、所謂「優しい嘘」に限られていないところも好き。
あと、「嘘つきは誰か?」「どのように嘘を暴くのか?」が面白さの肝なので、ミステリの風味が感じられて嬉しい。
失言の引き出し方とか、完全に古畑任三郎の味。
まだ序盤しか読んでいないので、今後の展開が楽しみ。