【考察】『フィルムインフェルノ − Film Inferno』【フェイクドキュメンタリー「Q」】
はじめに
皆さん、こんにちは。葉月めまいです。
本稿では『フェイクドキュメンタリー「Q」』のYouTube動画、
『フィルムインフェルノ − Film Inferno』を考察していきます。
ネタバレを含みますので、視聴後に読んで頂けると幸いです。
↓元動画 ホラーなので苦手な方は注意。
謎
では、ここからネタバレ有りで考察していきます。
今回の主な疑問点は、
①あの洞窟は一体なんだったのか?
②森さんと松永さんは、なぜ洞窟へ行ったのか?
③森さんと松永さんは、洞窟で失踪した後どうなったのか?
④遺留品が山中で発見されたのはなぜか?
という4つに整理できると思います。
他にも細々とした疑問点はありますが、順を追って考えていきましょう。
矛盾
まずは、「①あの洞窟は一体なんだったのか?」について。
出口が消失したり、通ったばかりの道が塞がったりすることから、
この洞窟自体が、ある種の怪異であることは、疑いようがないと思います。
しかし、一方で洞窟内には、人為的な要素が多く存在していました。
人形、破れた紙、クラシック音楽、壁に貼られた大量の写真。
これらはいずれも極めて人間的で、怪異が用意したとは考え難いです。
仮説①
よって、「洞窟自体は怪異だが、そこに住む人々もいた」と考えられます。
警察が洞窟を発見できなかったことから、洞窟は異空間なのでしょう。
Q:5、Q:11と同じく、異空間に連れ去られたと仮説を立てられます。
↓Q:5の考察記事
↓Q:11の考察記事
また、途中で「撮ってれば大丈夫」という台詞があるので、
逆に言うと「撮影をやめてしまうと危険」な怪異であると考えられます。
終盤で森さんの様子がおかしくなったのは、
撮影をしていない状態で単独行動してしまったために、
怪異に取り込まれたのでしょう。
仮説②
続いて、「②森さんと松永さんは、なぜ洞窟へ行ったのか?」について。
道案内のカセットテープを持っていたことや、
松永さんの「時間だよ」という台詞から、
2人は誰かと約束をして洞窟を訪れたと考えられます。
また、砂浜に3人の人間が佇む映像と、
松永さんの「見られた」という台詞から、
2人を洞窟へ呼んだ人物は複数人ではないか、と思えます。
ここで少々発想を飛躍させます。
招いたのは、Q:8に登場した「白装束の人々」ではないでしょうか。
Q:2、Q:4、Q:8、Q:10の繋がりによって、
「白装束の人々」は怪異と関連を持っている可能性が非常に高いです。
↓Q:2の考察記事
↓Q:4の考察記事
↓Q:8の考察記事
↓Q:10の考察記事
また、Q:11では「異空間を利用した集団的拉致」が示唆されています。
よって、今回も「白装束の人々」が関与しているのでは、と考えられます。
仮説③
「③森さんと松永さんは、洞窟で失踪した後どうなったのか?」と、
「④遺留品が山中で発見されたのはなぜか?」について。
映像の記録が9年分残っていない以上、
松永さんも怪異に取り込まれたと考えるのが妥当です。
しかしそれならば、なぜ遺留品は9年も経ってから発見されたのでしょう?
数年越しに山中で発見される遺品……と言うと、
Q:3、Q:6を彷彿とせざるを得ません。
↓Q:3の考察記事
↓Q:6の考察記事
Q:3においても、死亡から数十年越しに遺品が発見されていました。
おそらく、Q:6の「山に住む幽霊」が遺留品を手に入れるまでに、
それだけの時間が必要だったのでしょう。
場所が山だったのは、幽霊自身が地縛霊と化しているからでしょうか。
結論
以上が葉月の解釈となります。
森さんと松永さんの精神は、既に怪異に取り込まれているでしょう。
もっとも、肉体の生死までは分かりませんが。
あの洞窟が「白装束の人々」の拠点の1つとして使用されていたのであれば、
もしかすると「白装束の人々」を構成する多くの人員が、
洞窟に操られている傀儡なのかもしれません。
もしそうであれば、このインフェルノの洞窟は、
「Q」シリーズの黒幕的な怪異かもしれませんね。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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