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【考察】『深夜の不気味な留守番電話 - Strange Messages』【フェイクドキュメンタリー「Q」】
はじめに
皆さん、こんにちは。
推理と考察に取り憑かれた怪異こと、葉月めまいです。
本稿では『フェイクドキュメンタリー「Q」』のYouTube動画、
『深夜の不気味な留守番電話 -Strange Messages』を考察していきます。
ネタバレを含みますので、視聴後に読んで頂けると幸いです。
↓元動画 ホラーなので苦手な方は注意。
謎
では、ここからネタバレ有りで考察していきます。
たった6分の内に、これでもかと謎が詰め込まれていましたが……。
正直、葉月は音声自体の解読にあまり関心がありません。
「こう言っているように聴こえる」と、仮説を立てることはできますが、
検証する手段がなく、空耳の可能性が否定できないからです。
そのため、基本的に「音声の内容自体は大して重要ではない」と仮定して、考察を進めていきます。
葉月が気になるのは、以下の3点です。
①留守番電話を掛けてきたのは何者か?
②留守番電話を掛けてきた目的は何なのか?
③最後の留守番電話は、なぜ持ち主の声に酷似しているのか?
仮説①
留守番電話の内容を、動画内で明言されているものに限って並べると、
「騒音?」→「音楽?」→「6451」→「解読不能な男の声」→
「私と……が……あったでしょ」→「ちょっとお話がしたい」になります。
これ、「6451」を除外すると、まるで「言語を習得していっている」かのように感じられます。
無秩序な音が文脈を持った音楽になり、イントネーションのおかしい男性の声になり、意味を成している女性の声になり、最後に明瞭な言葉になる、という順序です。
矛盾
まあ、もちろんこの解釈だと「6451」が矛盾を生んでしまいます。この時点で言語を喋っているわけですから。
ですが、この「6451」は無機質な声で、しかもこれだけ何度も繰り返されているため、「何かの機械で再生されている音声なのではないか?」と解釈することもできると思います。
この音声だけが特異であることに変わりはないので、少々苦しいとは思いますが……。
仮説②
よって、「留守番電話を掛けてきたのは何者か?」に対する、
葉月の解釈は「周囲の音から言語を習得していく怪異」となります。
人間の言語習得に、口から音楽を発するような過程はないと思いますので。
これを踏まえて、「最後の留守番電話は、なぜ持ち主の声に酷似しているのか?」という疑問を検討していきましょう。
人間の声が30年に渡って、まったく変化しないとは思えません。
「留守番電話は未来から掛かってきていた」と仮定しても、釈然としません。
そのようなSF要素は他に見当たらないので、袋小路になってしまいます。
しかし、「周囲の音から言語を習得する怪異」であれば、どうでしょう?
「習得したときの声」のままである方が、むしろ自然ではないでしょうか。
結論
以上により、
「最後の留守番電話は、なぜ持ち主の声に酷似しているのか?」に対する、
葉月の解釈は「持ち主は30年前の時点で、怪異に成り変わられたから」となります。
つまり、怪異は「電話を通じて、持ち主の声を聴くことで言語を完全に習得した」と考えられるので、
「留守番電話を掛けてきた目的は何なのか?」に対する解釈は、
「返事を聴いて、人間の言語を習得するため」となります。
補遺
さて、葉月の解釈だと「怪異はなぜわざわざ録音テープを送ってきたのか?」という新たな疑問が生まれてしまいますが、ぶっちゃけ分かりません。
そこはまあ「完全に人間に成り代わったことで記憶までコピーして、自分が怪異だったことを忘れている」とかなんとか、そんなんじゃないでしょうか(投げやり)。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。