〝味〟も生き続ける
音楽ってそのバンドが解散しても
ミュージシャンが死んでも
CDは残るし、曲は生き続ける
それって〝味〟にも当てはまるんだろうなぁって話
先日、祖父が亡くなりました。
転倒して頭の打ちどころが悪くて、意思疎通ができないレベルの寝たきりに。
先は長くないとは思いつつ、思ってよりも早く旅立ってしまいショックでした。
お葬式のあいだ色々考えました。
和菓子職人だったおじいちゃん。
7年前にお店閉めちゃったけど、なんだかもう絶対におじいちゃんの和菓子食べられないんだなと思うと悲しくなった。
でもその時ふと思ったの。
私、これまでの人生でおじいちゃん以外の和菓子を食べる時、絶対におじいちゃんの味と比べてた。
そして「おじいちゃんの和菓子の方が美味しいな」って絶対に思ってた。
これはこの先、私が死ぬまでずっとそう思い続けるんだと思う。
親戚たちが懐かしそうに嬉しそうに
◯◯さんはあの饅頭が好きだったよな
△△さんはあの和菓子が好きだったよな
と話してるのを聞いて
「味も生き続ける」
のかもなぁって。
誰かの中におじいちゃんの味は生き続けている
もちろん私の中にも生き続けている
そう思うと悲しさが半減した
おじいちゃんを想うとなんだか嬉しい気持ちになった
なんかそんな感じ!
つまりそんな感じ!
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