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シティS1、1-5惨敗!

最後も最後ですが、シティリーグに出てきました。

しかしながら戦績は1-5と、前年のS3の1-4に続き
非常に苦しい結果に終わってしまいました。

盛者必衰、今回のデッキは前年の物のリメイクでした。


▷リスト

選んだのは【ミライドンex】、前年のS2でも使いました。

ベースはいわゆる大空洞型です

あの時は最終4位にまで押し上げてくれたデッキでしたが
今回は打って変わって厳しい戦いを強いられる側になり、
ある意味ミライドンらしい負け方をしていました。

当時のコンセプトは今回も残されており、
現在個人的には「ロジカル」と呼称している操作ギミック、
「レホール」、そして新規の「推理セット」が特徴です。

暗号マニアに負けてばかりはいられない!
期待の新星、グッズなのが偉い!

当時のレポートでは、使った試合は勝ったと言ったほど
活躍してくれた「レホール」によるトップ操作を介して、
擬似的なサーチ「エレキジェネレーター」のブレ解消
デッキ圧縮トラッシュ肥やしナンジャモケアと、
ケースに応じて臨機応変なプレイを取っていきます。

今回もその点はある程度機能してくれたのですが……。

▷対戦の振り返り

今回は特に語れる内容が少ないのですが、
ひとまず各マッチングについての簡易表です。

ロスバレ×先(投了)
ライコポン○後(種切れ)
ライコポン×後2-6
パオジアン×先3-6
リザ×先5-6
ロスバレ×先(投了)

唯一勝った所も後1種切れのため厳しい1日でした。

ロスバレ戦
先2の打点はライコウスタート。
ジェネレーター2枚サイド落ちの上1ヒットで打ち止め。
完全に育成が止まったのを確認して投了へ。

ライコポン戦
相手はケガワ単騎にポケストップ外しで終了。
ここでポケストップとレホールによる友情コンボが起こり
しっかり打点が届いてゲームセット。
せめて他のポケモン単騎ならまだ耐えられていた試合。

ライコポン戦
ここで実験的に後攻を自ら選択する賭けに。(普通は先攻)
綺麗に裏目になったので良い子は真似をしないように。

ただ、ここでは育成先がライコウかミライドンかの択で、
裏呼びが最悪の裏目になるものの、ミライドンなら
もう少しチャンスが残っていたかもしれない1戦でした。
運だけではなかったと言うべき反省試合です。

パオジアン戦
対戦後に軽く話しましたが、前年からの再戦でした。
相性的には十分なマッチングでしたが、この試合も
ジェネレーターの出力が足りない状態が最後まで響き
最後にごっつぁんプリファイ3枚取りも叶わず惜敗。

リザードン戦
サイド数から見ての通り、最終ターンまで接戦でしたが、
先殴りを許した展開ペースの悪さがそのまま効きました。
初動が逆なら勝敗もそのまま変わった可能性が高いです。
もちろんジェネレーターの出力はここでも奮わず。

ロスバレ戦
事故という意味なら今日一クラスでした。
ピカ×2、カイナ1の初手から展開が一切出来ず
泣きのジェネレーターもごっつぁんには届かず、
誰も殴れない所まで叩かれたので投了へ。

所々記載の通り、ジェネレーターの機嫌がすこぶる悪く、
操作込みで2ヒットが1回あった以外は1と0で半々程
おかげでほとんどライコウしか殴れないゲームばかりで
実にミライドンらしいな、と諦めがつく内容でした。

ついでに大空洞もほとんどの試合で引けておらず
シンプルに盤面が窮屈な場面もいくつかありました。
広がればその分圧縮や、ドローも進められた所があり
その点も回しきれなかった要因になりました。

とはいえ全て運だけの話で済ませる訳にもいかないので
いくつか特徴的な採用カードのチェックと併せて、
構築段階で調整出来えた部分を考えたいと思います。

▷カードピックアップと変更候補

最初に目に付いた人も多いであろうエーススペックから。

さすがにミライドンで見ることはほぼないと思います

今回は「レガシーエネルギー」を試していました。
この構成ではフルカラーであるメリットはないため、
純粋にサイド数をズラす効果が目的となります。

このリスト、もとい最近は比較的ある流れではありますが
「ペパー」などのカテゴリサーチカードが少なめです。

それどころか、当初は本当に0枚から構築していました。

その結果、各エーススペックにおいてグッズなどの点では
引けるかどうかの到達能力に差が生じないという、
それなりに珍しい現象が発生していました。

本来、「プライムキャッチャー」などがもつ共通の強みは
対応するサーチサポートがあることで好きに使いやすい
という点です。

結局、入っていても滅多に手札に来ないようなカードでは
実際の対戦で活躍することは難しくなってしまうもので、
効果の内容だけではない選考基準も存在するわけです。

その点において、一旦平等な条件から考察を始めたため、
このデッキにおけるエーススペックに求められるものは
存在を前提にするものではなく、上振れ要素でした。

もっとも、「シークレットボックス」でも良かったのでは?
などのご意見についてはごもっともです。
この点は趣味が入っていることは否定しません。

ミライドン系ではよくあるエーススペック候補です

安定感を上げる点では最上級の性能を誇っているため、
例えばここまで惨敗するリスクを減らしたかったのなら
こちらで良かったという節はあります。

一応場面想定として「リスタート」使用後の手札3枚で
これがあってもコスト不足で使用出来ない
ことなど、
落ちた理由もあるにはあるのですが込みでもですね。

同じ場面では大体「レガシーエネルギー」も同様に
使えない状態であるためです。
(リスタートで引くためにその前に手張りをしがち)

ともあれ、採用上狙いの上振れ要素としては、
exメインのデッキにおいて2-2-1で耐えるサイドルートを
拡張する
ことで、当てられるアタッカーを増やす場合や、
それを嫌って裏呼びに回れば結果アタッカーが残る事、
相手のサイドを奇数にしやすくすることで、
「カウンターキャッチャー」を有効札にする狙いなど。

いざとなれば様々な機能を果たしうるカードなのですが、
いかんせん元よりご都合的な側面の強い採用枠です。
全体的にツイてない日では中々上手く引けませんでした。

最善と言い難いのは重々承知の上のカードですが、
自分の右手の軟弱さを悔やむばかりです。
「アクロマの執念」で大空洞と併せて引けるプランまで
検討していたこともありました。

入れれば「ダブルターボエネルギー」にも触れますしね。

対応サポートが無いわけではないのです

では全く引けない運任せのカードなのかと言えば、
そこは「レホール」などを絡めた擬似的サーチで探れるので
意外と引ける計算でした、実際フリーではぼちぼち。
最悪の場合でも封印石から引けるので奥の手はあります。

さて、続いてはこのデッキがリメイクされたきっかけ、
「超電ブレイカー」新規の「推理セット」です。

コンセプト上の噛み合いはかなり強いカードです

違う点も多いですが、基本的には「レホール」と似た
山上を操作するカードとして採用しています。

このデッキが多用する「操作+ドロー」のアクションの中、
サポートではなくグッズである事で、一連の流れに
他のサポートカードが組み込める点が非常に優秀です。
「レホール+推理セット」すら度々起こります。

「リスタート」との噛み合いも「レホール」同様に高く
無条件にとりあえずで手札から消費出来つつ、
引くカードの内容を操作出来る優秀な組み合わせです。

圧縮にこそ貢献出来ませんが、不要なカードばかりの際は
山下に沈めてキープするという形も、一長一短ながら
時には強みにもなりうる点でしょう。

一方で、コンボ性に欠ける状況では無意味になりやすく、
「ミュウex」2枚体制にすることでデッキコンセプトを
より明確にして機能しやすくする工夫をしています。

来年には「ライコウV」などのスタン落ちも控えており
細かくドローを刻めるカードが減ってしまうため、
丁寧なデッキ構成をして活かしたいカードになります。

「レホール」の用途の1つに含まれる「ナンジャモ」ケアでも
グッズゆえに最後の最後で添えておく使い方がしやすく

上手く活躍の場を探していけば面白そうです。

3枚目は「カウンターキャッチャー」について。

こちらは今よく見るバージョンのイラストで

これまで、先殴りを積極的に行うこのタイプにおいては
中々採用と活用が難しかったカードだと思います。

その分「ボスの指令」の本数を多くして裏を呼ぶのが
「ミライドンex」系列ではよくある傾向でした。

しかしながら、現在は「レアコイル」の登場によって
少しばかり事情が変わってきたと考えています。

あまりたくさん入れるとそれはそれで事故の元ですが

この新たなボム系特性がデッキに投入されることで、
2-2-2で進むばかりだった相手のサイド枚数に、
1という奇数を挟み込むことが現実的になりました。

筆者はここにエーススペックまでねじ込んでいた訳ですが
一般的なリストではこちらを狙うことになるでしょう。

どうしてもジェネレーターの下ブレ等の要因で
裏のアタッカー育成まで手が回りきらずに進む展開など、
打点を用意するためにサポートを展開に使うしかない

不自由な詰め方も覚悟することがあるこのデッキ。

そこに裏呼びが出来るグッズという候補が増えることは
少なからず勝ち筋を広げてくれることでしょう。

ごく一般的な構築でもエーススペックの枠として、
「プライムキャッチャー」を選ばないことが増えた中では
より一層重要な立場を獲得しているカードになります。

まとまった採用枠を作りにくいこうしたデッキでは、
「ポケモンキャッチャー」のような数を要するものより、
1枚挿しの必殺の手として検討する余地はありそうです。

使えない時に手札で持て余すのが嫌いだと言う時は
このリストよりは「ハイパーボール」を増やすことで
余分を捨てられる構成にすれば困りにくいでしょう。

残りは入れていてもよかったと振り返るカードについて。

まずは「イキリンコex」、初手が詰まる事態を少しでも
抑えるために1枚でも入れば違ったかもしれません。
本来は入っていることが一般的なカードでもあり、
少々変な方向に思い切りが良すぎたかと反省しています。

若干切りたくないカードが多く悩んでしまいました

次にサポート枠として「ジャッジマン」など。
この構成だと相手には基本好き勝手させてしまうので、
あれば使うシーンはあったと思われます。

サポート枠として運用シーンを選ぶ「ネジキ」が変更候補。
なんならここもスタン落ちもするので丁度いいです。

序盤でナンジャモより相手を削れたりするのが強みです

他にも改めて今後構築を続けるなら上がる候補は
多々考えられますが、最も感じるのはこの辺りでした。

ちなみに、「レホール」と比べた時に完全にではないですが
ほぼ上位互換のような顔をしている性能のサポートが
「暗号マニアの解読」です。
(前回のS2使用時にはまだ登場していませんでした)

山札を全部見れます。全部

5枚しか見れないのと全部見れるのだったらそれは……、
と多数の方が感じるのはもちろんだと思います。

なのでそれでも「レホール」を選んで運用する際には
理論上仕込める枚数の差、トラッシュするメリット
主にこの2点から検討してみてください。
他には「リスタート」などのコンボ調整上、特定のカードを
あえて「3枚目以降の半端な位置」にしたい時など。

とはいえ、このコンセプトを参考にしてくださる挑戦者が
いるのであれば、「暗号マニア」の方をオススメします。
ほとんどの場合ではこちらの方が強く使えます。
(去年のベスト4の時で惹かれた方はいたのでしょうか)

山上操作は無限のコンボを秘めています、是非お試しを。

▷終わりに

累計4回目でもある新たなシリーズのシティ1回目。
今回は6-0も0-6も有り得るデッキに賭けてみましたが
後者に終わり、乗り手としても不甲斐なかったです。

余談として、この後のサブイベントも遊んでいたのですが
自身が思っていたよりちゃんとメンタルがダメでした。
プレイング面では後のイベントはまあ酷かったですね。

改めて敗戦で折れない気持ちの強さを大切にしたいです。

筆者は今結構なスケジュール状況で、今後の予定が
すぐ11月にはシティS2、更に12月には行くのであれば
権利をいただけているCL大阪という状態です。

特に次のシティが概ね今のプールのままの連戦になり、
元々他に考えていたデッキもある上に店舗も異なるので、
ひとまずリフレッシュしてそちらに臨みたいものです。

こうして成績が容易にブレるあたり真の強者には
依然程遠い所にいる
と自覚していますが、
ともあれやれるだけの事をやっていこうと思います。

勝ちにこだわり始めるとリストが面白くなくなっていく、
という節があるとも自認しておりまして、
面白くて強いデッキビルドが出来れば最上なのですが
中々困難な道のりです、やりがいは大いにありますが。

今期はまだこれから始まったばかり、
ここで同じく勝てなかったという方々も、
続きに向けて切り替えて参りましょう!

それでは、また。

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