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先人から学び,気付くクリエイティブの質の変化

こんにちは.Keeth こと桑原です.

twitter で繋がっている知人のこちらのツイート

をきっかけに,「イモリ」と「ヤモリ」のどちらが爬虫類 or 両生類なのか?を調べたところ,以下のような分かりやすい覚え方があることを知った.

イモリ(井守):井戸を守る → 水辺にいるので両生類
ヤモリ(家守):家守 → 陸上にいるので爬虫類

そもそも名前を見れば分かるようになっていると…先人の知恵・工夫には毎度脱帽します.


物事の単純化や明快にすることに関しては,現代とは違い情報やモノが満たされていなかった時代に生きた先人の方々には敵わないなと感じる反面,しっかり見習っていきたいところですね.先人に学ぶとはまさにこの事.


ここで一つ気付いたことがある.それがタイトルにもあるように「クリエイティブの質の変化」だ.昔と今で大きく違うこととして,インターネットの誕生・普及と,科学を始めとした様々な技術の進歩による,情報とモノの量が圧倒的に増えたことが挙げられる.それにより,クリエイティブがどう変化したのかと言うと,

昔:0 → 1.無いなら創ってしまおう
今:今あるものを加工したり組み合わせたら,何が生まれるか

もっと平たく言うと,現代のクリエイティブは創り出すのではなく,今あるものをどう使うのか,すなわち 要素の掛け算 が重要.もちろん現代でも「0 → 1」のクリエイティブは存在し得るし,それがないと技術革新と言えるほどの変化は起こりにくいのではないかなと.
※どちらの方が優れているか,の意図はない.


厳密には,本来の意味での 0 → 1 の創造はほぼほぼありえないと私も思っており,この事に関してはかのアップル元CEOのスティーブ・ジョブズ氏も似たようなことを言及していたので,お言葉を引用する.

Creativity is just connecting things.
They were able to connect experiences they’ve had and synthesize new things.

曰く,創造性とは物事をつなげること,今までの経験を結合して新しいものを生み出すと.また,「アイデアの作り方」という書籍を執筆されたジェームズ・ウェブ・ヤング氏もこのように語られていました.

アイデアとは既存の要素の組み合わせ以外の何ものでもないということである.

このように,無から何かを生み出すことは現実的ではなく,本当に無から何かを生み出すとすると,それは人知を超えた何かではないかと思う次第(ビッグバンとか).


芸術・ロゴ・電化製品・車…etc 様々なモノが多種多様に生み出されたことにより,今新しく作ろうとしても既存のモノと被ってしまい,少し変化をつけた程度では,いわゆるパクリと言われてしまいかねない時代になりました.したがって,モノにもよるが,どのように差別化を図るかが最大の課題かなと思う今日このごろ.

ではでは(=゚ω゚)ノ

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IT 業界(特にweb業界)のとある企業で働いていることもあるので, 仕事関連のマガジンも投稿する予定です. エンジニア的視点よりも,メンバーを束ねるリーダーポジション視点での投稿になります. 割とリアルな話を書きたいと思っていますので, ご興味あれば.

Keeth Kuwahara が日々の業務・生活の中で, twitter でも facebook でもつぶやかない思っていること, 感じて…

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