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【メンバーインタビュー①】 ポーカー学習の機会が環境に大きく左右されている現状を変えるために - 大端俊輝

こんにちは!CLOViZ株式会社の広報担当です!

CLOViZとは一体何なのか、そしてどのようなメンバーが在籍しているのか、それを知りたいと思っている人も多いのではないでしょうか。
本noteでは、インタビュー形式でCLOViZのメンバーを紹介していきます。CLOViZの目指すビジョンやバリュー、それぞれのメンバーの役割やスキルセットについて触れながら、チーム全体が持つ力強さや個々の魅力を紹介します。

第1弾として、本記事ではポーカー学習アプリの開発面に携わっている大端さんについてご紹介していきます!



1. 東大院生が挑む:不確定情報ゲームにおける説明可能なAIの研究

ーーまずは簡単に大端さんのことを教えてください!

東京大学の情報理工学系研究科、電子情報学専攻修士1年の大端 俊輝と申します。大学では鶴岡研究室に所属していて、ゲームAIや機械学習、強化学習を扱っています。

研究のテーマは、ポーカーや麻雀のような不確定情報ゲームにおける説明可能なAIです。例えば、あるゲームの場面で複数のアクションが選択可能な時、どのアクションをするのが最も得なのかを自然言語で出力するようなものです。

大端さんにホワイトボードはかかせない

また、大学2年生の秋から4年生の秋まで、約2年間東大ポーカーサークル「Big Slick」の会長を務めていました。現在は会長職は引き継ぎましたが、まだ活動を取り仕切ることも多いです。サークルでは普段トーナメントを開いたり、勉強会を行ったりしています。
ポーカーの実績としては、30歳未満のプレイヤーが出場可能なトーナメント「学生ポーカー選手権」で優勝したことがあります。

学生ポーカー選手権 - U30イベント優勝時の大端さん

~ 大端さんの所属されている鶴岡研究室について ~

~ 学生ポーカー選手権 : U30について ~

2. コロナがきっかけで出会ったポーカーの世界

ーーなるほど、ポーカーとAIの研究を融合させているんですね!
とても興味深いです。ポーカーサークルの会長も務められていたとのことですが、大端さんのポーカーとの出会いについて教えていただけますか?

ポーカーとの出会いは、大学1年生の春でした。

もともとは運動系サークルに入りたかったのですが、コロナの影響で活動ができなくなってしまいました。そこで他の文化系サークルを探した結果、東大ポーカーサークル「Big Slick」を見つけました。

僕はもともと高校時代から麻雀をやっていたのですが、ポーカーも麻雀と似ていて面白いゲームだと感じました。ポーカーと麻雀には、共に相手の手がわからない中で、最適なアクションを考えるという共通点があります。しかし、ポーカーは麻雀以上に人読みが大切で、相手に合わせていろいろなプレイを試せる点に魅力を感じました。これがポーカーサークルに入会したきっかけです。

3. ポーカー上達への道:実践と理論の融合

ーー確かに相手に合わせていろいろなプレイを試せる点は魅力ですよね!
大端さんはポーカーをどのように勉強されてきたのでしょうか?

最初はほぼ独学でした。

今でこそGTO Wizard(ゲーム理論的に最適なプレイの情報が閲覧できるサービス)やYoutube等の有益なコンテンツが豊富ですが、僕がポーカーを覚えた2020年当時では、そういう環境がまだ整備されていませんでした。
そのため、実践でプレーをする中である程度の感覚を掴み、気になったことは身近で頼りになる先輩方に質問していました。例えば「こういうハンドはレイズしていいんだよ」とか、「こういうシチュエーションは降りてもいいんだよ」などのアドバイスを参考に、自分より上手な方との感覚のズレを認識し、調節できるよう心がけていました。

僕が大学2年生くらいの時、上述のGTO Wizardというサービスが有名になりました。それを使い始めてからは、お互いが上手なプレイヤーであるとき、どのようなプレーが利益的になるのかを勉強していました。
また、実践では、相手がその上手いプレーからどのくらいずれているのか観察することを特に意識していました。それからこの相手にはこういうプレーをするのがより得になるっぽいなとか、こんなプレイしたらダメっぽいなみたいなことを考えてアクションするようになりました。

4. 初心者におすすめのポーカー勉強法:客観的評価

ーーなるほど、実践と理論をうまく組み合わせて勉強されてきたんですね!
今からポーカーを勉強する方におすすめの勉強方法はありますか?

自分より上手い人に聞くことだと思います。

例えば、ポーカーを紹介してくれた人などです。自分のプレイを見てもらい、問題点を指摘してもらうことが大切です。ポーカーのミスは自分では気づきにくいため、どうしても周りの人に見てもらう必要があると考えています。

ただ、自分より上手い人に時間を割いて貰えるか、その人が適切な説明をしてくれるのかという点が難しいところです。
ネット上でコーチングを募集している人もいますが、費用が高すぎて受けられないという声もあります。最低でも1時間5,000円以上かかることが多いですが、そんなお金を割く余裕はありませんよね。

ポーカーのルールは覚えたけれど、うまく学習を進められない人が多いのは、環境に問題があると思っています。

5. CLOViZでの役割:ポーカー学習アプリ「Poker Q'z」の開発

ーーおっしゃる通り、上手な人からアドバイスをもらうのは効果的ですが、コストや機会の面で難しいと感じています。
ところで、大端さんはCLOViZでどのような役割を担っていますか?

CLOViZの中では、ポーカー学習アプリ「Poker Q'z」の開発をしています。例えば、アプリにどんな機能が必要かを社内で話し合い、それをエンジニアの方と共有して作り上げていく役割を担っています。
また、ポーカーの問題やYouTubeといったコンテンツの作成も手伝っています。

先ほどの話に繋がりますが、僕はポーカー学習の機会が環境に大きく左右されている状態だと考えています。それを改善できるのが私たちが現在開発しているPoker Q'zだったら嬉しいなと思います。

どんなプレイヤーであっても、一人で好きなタイミングに低コストでAIからの解説を聞くことができれば、そのような格差も小さくなっていくわけですから。

ネット上にも有料コンテンツは溢れてるのですが、その人のレベルに応じた内容を選別するっていうのがものすごく難しいんですよね。
また、基本も分かっていない状態で応用の勉強ばっかりYoutubeで学ぼうとして全然身になってないプレイヤーをよく見かけます。

実際、ポテンシャルがあるのに環境に恵まれず、才能を開花出来なかった方が多くいらっしゃるはずです。

僕たちが開発を進めている「Poker Q'z」は初心者向けのプレイヤーに必要なことを筋道通りに進めていただく流れになっているので、何から手をつければいいか分からない、という方でも安心して使って仕様になっています。
時間や熱意があっても学習環境が整っていない方に、是非このアプリを使っていただきたいです。

6. Poker Q'zの魅力:客観的評価と実践的演習

ーーPoker Q'zの開発に込める思いがよく伝わってきました。
ポーカー学習の環境を改善し、誰もが平等に学べる機会を提供しようとする姿勢が素晴らしいですね。
Poker Q'zの具体的な魅力について、もう少し詳しく教えていただけますか?

自分の客観的なプレイスタイルや、ハンドの強さの基準が分かるのが魅力かなと思います。

ポーカーには理論上の正解があるのですが、自分がその正解からどのくらい離れてるかを考えるのは難しいんです。例えば「あなたはアグレッシブ過ぎます」とか「フォールドし過ぎです」など客観的に評価してくれる指標があれば自分で調整できるわけですよね。
フォールドし過ぎと言われたら、迷ったときはコールしてみるとか。アグレッシブ過ぎと言われたら、迷った時はブラフを諦めるとか。そのように調整していけば、いつかは正解のプレイに近づけると思っています。

また、ポーカーのハンドが強いか弱いか、相手がアグレッシブなのかパッシブなのかには境界があります。トッププレイヤーがそれを感じられるのは、それこそ慣れだと思います。このアプリを通して、実践に近い演習を数多く重ねることで、是非スキルアップを目指していただきたいと考えています。

ーー大端さん、本日はインタビューありがとうございました!

こちらこそありがとうございました。僕たちの取り組みに興味がある、一緒にサービス開発に携わりたいと感じていただいた方がいましたら、ぜひ下記リンクよりお問い合わせください!


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■ 会社概要
名称    : CLOViZ株式会社
所在地   : 東京都世田谷区赤堤4丁目13番7号
設立    : 2024年5月7日
代表取締役    : 真崎 颯太郎
URL    : https://cloviz.co.jp/

■ 本件に関するお問い合わせ先
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info@cloviz.co.jp

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